2008年10月〜12月 パソコン自作関係の最近の情報

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12/21版 パイオニア製Blu-rayドライブ発売

パイオニア製の初の記録型Blu-rayドライブとして、既に発表されているパイオニア純正ドライブ「BDR-S03J」は、年明けの1月に発売予定となっていますが、先にバルク品の「BDR-203BK」が発売されました。

 「BDR-203BK」はSerial ATA接続のドライブで、主な書き込み速度がBD-R 8倍速、BD-R DL 8倍速、BD-RE 2倍速、BD-RE DL 2倍速、DVD±R 16倍速、DVD±R DL 8倍速と既に発売されている他社製ドライブに匹敵する高速ドライブです。

 また先月末に発売された日立LG製の「BH08NS20」と同じように一部の低倍速BDメディアへの8倍速書き込みが可能であり、純正ドライブ「BDR-S03J」の発表資料によると1層BD-R 4倍速メディアと1層BD-R 6倍速メディアに対して8倍速記録が可能、2層BD-R 4倍速メディアと2層BD-R6倍速メディアに対しても8倍速記録が可能のようです。

 もともとドライブとメディアとの相性の問題があり、すべての低倍速BDメディアに8倍速書き込みが可能ということではないのでしょうが、メディアを購入するコストを考えればメディアの倍速以上に高速で書き込めることは大きなメリットであり、日立LGやパイオニア以外のメーカーのBlu-rayドライブも含めて、どこのメーカーのどの低倍速BDメディアへの書き込みが可能かどうかの対応状況が問題でしょう。

 そのほかパイオニアならではの静音設計や防塵構造のディスクドライブメカニズム、PowerRead機能は引き継がれており、静かなことで定評のあるパイオニア製ドライブは記録型Blu-rayドライブでも人気となりそうです。

 「BDR-203BK」はバルク品でも、動画再生ソフトやライティングソフトなどバンドルソフトウェアを付属して販売されているようですが、パイオニア製ドライブの場合、これまで純正品とバルク品では、静音化機能やレーベル書き込みなどの機能面で一部仕様が異なることがあります。

 まだ英語サイトも含めてパイオニアサイトでは「BDR-203BK」の製品情報が掲載されていないようですが、Blu-rayドライブは高価なため、純正品とバルク品の価格差が大きいようであれば、書き込み速度などの基本性能面では差がないバルク品の方が買い易いでしょう。

http://pioneer.jp/press/2008/1127-1.html





12/ 7版 TDP65W版のPhenom X3 8450e発売

AMDのトリプルコアプロセッサに、TDP65Wの低消費電力版「Phenom X3 8450e(2.1GHz)」が追加されました。

 低消費電力版のプロセッサは、クアッドコアのPhenom X4では9350e(2.0GHz)、9150e(1.8GHz)、9100e(1.8GHz)が、デュアルコアのAthlon X2では5050e(2.6GHz)、4850e(2.5GHz)、4450e(2.3GHz)が発売され、むしろ低消費電力版の方が人気がありますが、トリプルコアとしては低消費電力版のプロセッサの初登場です。

 Phenom X3とPhenom X4は設計が同じであり、コア3つ動作するものを使っているということでイメージ的には良くないのですが、最上位のPhenom X3 8750でも現在13,000円程度と低価格で販売されており、デュアルコアからマルチコアへとアプリケーションの対応が進んでいく中で、実用的にはバランスが取れているのに安いことがメリットです。

 そのトリプルコアの低消費電力版8450eは、動作クロックが9350eより上回り、しかも扱い易い低消費電力版でも通常版と同価格の1万円を切った低価格で発売されており、特にコストパフォーマンスの良いCPUとして魅力的でしょう。

 一方Intelは、Core i7の発売後、「Nehalem」ファミリのメインストリーム向けのクアッドコアの「Lynnfield(開発コードネーム)」のリリースの時期が気になるところですが、Core2シリーズのエントリー向けのクアッドコアプロセッサとしてCore 2 Quad Q8300(2.5GHz)が発売されました。

 Core 2 Quad Q8300の発売当初価格は、2万円台前半の価格と、ライバルのAMDのPhenom X4の最も高価なモデルより高いので割高と感じますが、Intelとしては数ヵ月後にはパフォーマンスPC向けのCore i7の導入価格が下がると想定される中で、低消費電力版も含めてメインストリーム向けのクアッドコアのラインアップづくりは難しそうです。

 つまり「Lynnfield」がメインストリーム向けとしても、Core i7 920の性能を上回るモデルが発売されないと、Core 2 Quadからの乗り換えの対象とはなり難く、逆に「Lynnfield」のパフォーマンスが良ければCore i7はかつてのPentium PROやAMDのOpteronのようなニッチな存在となりそうであり、またユーザーのTDPへの関心がさらに強まれば、売れ筋は低消費電力版へという流れになるのかもしれません。

 AMDは、2009年第1四半期に45nm製造プロセスのクアッドコア「AMD PhenomU X4」を提供する計画を明らかにしており、追い付こうと攻める方が解りやすい感じです。

http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_15331_15332,00.html
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~129165,00.html





11/30版 高耐久性5インチベイHDDラック発売

タオエンタープライズ(株)から、PCケースの5インチベイに取り付け、SATA HDD本体のみを直接抜き差しして使える同社の二代目となるハードディスク・ラック「Easy Rack EZ-RACK-02LB/LW」が発売されました。

 「EZ-RACK-02LB/LW」の特徴は、NSS(Non Scratch SATA)コネクタの採用により、着脱時の接点の摩耗を最小限に抑え、SATA-HDDの通常コネクタの5倍の5万回の着脱が可能であること、奥行きが17.5cmと短く扱いやすいこと、振動を吸収するブッシュマウント機構により、ノイズが緩和されHDDの安定動作と静音に効果があることであり、このように工夫されていることがメリットです。

 SATA HDDを直接抜き差しできる同種の製品としては、Centuryの「二代目 技あり!楽ラック(CWRS2-SW/BK/SV)」と「技あり!楽ラックJr(CERS-SW/BK/SV)」が人気モデルであり、この楽ラックJrの方がファンレス仕様であり、タオエンタープライズの「EZ-RACK-02LB/LW」のライバルでしょう。

 またインナートレイ方式タイプとしては、Owlteckのモービルラック プロ「OWL-BF90SA」シリーズと、ラトックシステムの「SA-RC1-LG/BK/WH/SV」をパーツショップでよく見かけます。

 しかし、どうせHDDをインナートレイに装着して交換するのであれば、SATA接続のHDDだけでなくIDE接続のHDDも使えるモデルとして、Owlteckではモービルラック プロ「OWL-BF90SAC」シリーズ、ラトックシステムでは「SA-RCAIDE-LG/BK」が市販されており、IDE接続のHDDが手元に余っていれば便利でしょう。

 パソコンに組み込む内臓パーツではなく、外付けのHDDケースも、Centuryの裸族のお立ち台シリーズなどHDDを直接抜き差しできるクレードルスタイルが流行していますが、外付けはHDDがむき出しでは心配でも、内臓ラックではダイレクトに抜き差しできる便利さが勝るかもしれません。

http://www.taoenter.co.jp/product/layout/hdcase.php
http://www.century.co.jp/products/pc/mobile-rack/
http://www.owltech.co.jp/products/mobile/BF90SAC/BF90SAC.html
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/sarcaide.html





11/23版 2.5型HDD用ベイ内蔵eSATAボード発売

玄人志向から2.5インチSATA接続HDD用ベイを内蔵するeSATAインターフェースボード「eSATA + 2.5SATA-PCI」が発売されました。

 デスクトップパソコン用のATXケースでは、一般的には2.5インチベイはなく、2.5インチHDDは2.5インチHDD用の変換マウンタを3.5インチベイに取り付けてHDDを装着する方法がありますが、3.5インチベイに余裕がないときは、この「eSATA+2.5SATA-PCI」ボードをPCIスロットに挿して2.5インチHDDを使うことができ、便利そうでユニークな製品です。

 またPCIブラケット上に、eSATAコネクタを装備しており、eSATA接続で外部のHDDを接続することもできます。

 HDDは長期的に値下がりし続けており、大容量HDDを購入すると既存のHDDを持て余すことがあるようになって、HDDケースが流行し種類も多くなっており、高速なeSATAインターフェースに対応しているHDDケースも増えているため、eSATAコネクタも役に立つケースがありそうです。

http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1268





11/16版 LGA1366 Core i7シリーズ発進

11月16日0時の秋葉原の深夜販売にて、インテルのLGA1366ソケット採用の新世代プロセッサとして、「Core i7」シリーズのクアッドコアプロセッサCore i7 920(2.66GHz、L3キャッシュ8MB、QPI 4.8GT/s)、940(2.93GHz、L3キャッシュ8MB、QPI 4.8GT/s)、965Extreem(3.20GHz、L3キャッシュ8MB、QPI 6.4GT/s)の3モデルが発売されました。

 ソケットLGA775版のPentium4が登場したのが2004年6月であり、4年半と随分長くLGA775の時代が続いたのですが、「Core i7」シリーズのCPUは、LGA775版のCPUと比べて一回り大きなサイズとなってピン数も多くなっており、技術的には1つのダイに4つのコアを内蔵する新設計のネイティブクアッドコアに進化し、メモリーコントローラをCPUに内臓することで性能向上を図っています。

 これまでIntel製CPUはFSB(Front Side Buss)を介してCPU・チップセット・メモリー間を接続し、このFSBを引き上げることにより高性能化を目指しており、LGA775世代のCPUではFSB800MHz〜1066MHz〜1333MHz〜1600MHzをサポートし、より高性能なCPUはより高いFSBに対応していましたが、「Core i7」シリーズは3チャネルのメモリーコントローラをCPUに内蔵することでメモリーを直結し、CPUとチップセット間はQPI(Quick Path Interconnect)インターフェイスに変更して帯域幅が倍増と強化されています。

 また「Core i7」シリーズのCPU内部のキャッシュ構造は、従来のL1+L2という2層構造から、各コア毎にL1キャッシュ32KB、L2キャッシュ256KBを持ち、共通のL3キャッシュを8MB有するという3層構造に変わっており、Pentium4で採用されていたHyper-Threadingが復活しています。

 こうしたCPUの大幅な設計変更によりパフォーマンスがどの程度向上したのかは、テストレポート情報では最下位モデルのCore i7 920でも既存のフラッグシップモデルであるCore2 Extreme QX9770 を上回る性能と良好のようですが、今回は導入コストが高いためにCore2シリーズが登場した時のように一気に置き換わるような勢いはないという状況です。

 単体のCore i7 920の発売価格は3万円台前半と新世代初物としてはむしろ安いぐらいですが、必要となるX58チップセット搭載マザーボードも3万円台〜4万円台、DDR3メモリーの3枚組みは1GB×3枚で2万円弱、2GB×3枚で3万円台半ばとTOTALで10万円コースとなります。

 2000年代前半は、初物の中位のCPUとマザーボードとメモリーを揃えると7〜8万円台のコストが掛かることが普通でしたが、最近は低価格化がトレンドであり、マザーボードとDDR3メモリーが値下がりするのをもう少し待った方が良さそうです。

 Intel X58チップセット搭載マザーボードは、ASUS、GIGABYTE、MSI、FOXCONNとIntel純正マザーボードがCPUと同時に発売されています。

 AMDが強力なライバルであった頃は、インテルが純正マザーボードを安く提供して価格水準を下げるという戦略を取ったこともありましたが、今回はハイエンド向けのチップセットであり高価なマザーボードはやむを得ないものの、AMDも年明けにはPhenomUをリリースする予定であり、インテルのメインストリーム向けの新プラットフォームの動向も含めて見極めたほうが良いでしょう。

http://www.links.co.jp/items/gigabyte-intel/gaex58ud5.html
http://www.links.co.jp/items/gigabyte-intel/gaex58extreme.html
http://www.msi-computer.co.jp/products/MB/Eclipse_SLI.html
http://www.msi-computer.co.jp/products/MB/X58_Platinum.html
http://www.asus.com/products.aspx?l1=3&l2=179
http://support.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/dx58so/index.htm





11/ 9版 TDP45W版 Athlon X2 5050e発売

AMDのTDP45Wの低消費電力版のデュアルコアプロセッサとして、最上位の動作クロック2.6GHzのAthlon X2 5050eが追加されました。

 Athlon X2 5050eのスペックは、動作クロック以外は既存の4850e(動作クロック2.5GHz)と同じであり、65nm SOI製造プロセスでSocket AM2に対応し、L1キャッシュ128KB×2、L2キャッシュ512KB×2となっています。

 動作クロックだけみれば、クアッドコアのフラッグシップモデルであるPhenom X4 9950 Black Editionの定格クロックと同じであり、デュアルコアでも大きなハンディとならないタスクについては十分な性能である上に、TDP45Wと消費電力が低いメリットを活かして、静音パソコン向けに使うためには適しています。

 X2 5050eの発売価格は1万円弱と買い易い価格で発売されており、コストパフォーマンスも良いので人気となることでしょう。

 一方Intelは、開発コードネーム「Nehalem」と総称されている次世代プロセッサシリーズのうち、デスクトップ向けクアッドコアの「Core i7(ブランド名で開発コードネームはBloomfield)」を2008年第4四半期に予定通り発売するようであり、秋葉原で「Core i7」シリーズのセミナーや展示デモが始まっています。

 「Core i7」シリーズは、QPI(QuickPath Interconnect)インターフェイスの採用、CPUにメモリコントローラの内蔵、DDR3メモリーのトリプリチャネルのサポート、Pentium4に実装されていたHyper-Threadingの復活(クアッドコアで8スレッド実行可能)など大きくマイクロアーキテクチャが進化したハイエンド向けのクアッドコアシリーズですが、ソケットの形状がLGA1366に変更されています。

 そのため、CPUとともに、LGA1366ソケット対応のIntel X58チップセットを搭載するマザーボードと、トリプリチャネルをサポートするDDR3メモリー(公式にはDDR3-1066)が必要であり、X58チップセットがAMDのCrossFireとNVIDIAのSLIの両方をサポートしている魅力があったとしても、全て揃えるとなるとコストが掛かりすぎて敷居が高いでしょう。

 Intelの「Nehalem」ファミリのロードマップとしては、来年メインストリーム向けにクアッドコアの「Lynnfield(開発コードネーム)」、デュアルコアの「Havendale(開発コードネーム)」が登場する予定であり、一般的なユーザーはそちらを待つということになりそうです。

http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_9485_13041,00.html





11/ 2版 GeForce9300搭載マザーボード発売

NVIDIAのIntelプラットフォーム向けのグラフィック統合型チップセットとして最新のGeForce 9シリーズは、GeForce9400と、GeForce9300が発表されていますが、うち下位モデルのGeForce9300を搭載する初のマザーボードとして、ASUSの「P5N7A-VM」が発売されました。

 GeForce9300の内臓グラフィックスは、DirectX10対応、ストリームプロセッサ数16基、コアクロック450MHz、シェーダクロック1200MHzというスペックであり、NVIDIAは競合するIntelのG45チップセットよりパフォーマンスが優れていると映像で紹介しています。

 またグラフィック関連の機能としても、物理演算処理のPhysX technology、動画再生支援機能のPureVideo HD、チップセットGPUとビデオカードで高速描画するHybrit SLIをサポートしており、さらに並列処理が得意なGPUを汎用の並列演算プロセッサとして使うCUDA technologyも利用可能となっており、GPUベンダーのチップセットとして内臓グラフィックスの機能充実とパフォーマンスがアピールポイントとなっています。

 その他のチップセットの機能としては、FSB1333 / 1066 / 800 MHzのCPUのサポート、 PCI Express 2.0のサポート、デュアルチャネルDDR-1333メモリーのサポート、RAID0, 1, 0+1, 5のサポート、Gigabit LANの装備、USBの12ポート装備と基本的には不満がないスペックでしょう。

 ASUSの「P5N7A-VM」の仕様は、現時点では安くて主流のDDR2 800/667メモリーをサポートし、5x3Gb/sSATAと、1xExternal SATAのコネクタを装備し、HDMI/DVI/DP/RGBと豊富な映像出力端子の装備していることが特徴です。

 上位のGeForce9400は、基本機能はGeForce9300と同じでコアクロックが580MHz、シェーダクロック1400MHzと少しグラフィックパフォーマンスが優れていおり、最近のNVIDIAのイベントでDFIとGIGABYTEのマザーボードが展示されていますが、発売されればGeForce9400の方が人気となりそうです。

 一方、IntelのG45チップセット搭載マザーボードも、このところ次々と新モデルが発売されており、FOXCONNの「G45M-S」、ECS「G45T-M2 (V1.0A)」に続いて、ASUSからも「P5Q-EM」が発売されました。

 Intel純正の安定感のあるG45チップセットか、NVIDIAのGeForce9300/9400チップセットかは、将来ビデオカードを増設する可能性があればG45マザーボード、内臓グラフィックスを使い続けるのであればGeForceマザーボードという感じですが、グラフィック統合型チップセット搭載マザーボードを選ぶときは、コストパフォーマンスが重視されることが多いでしょう。

 ようやくIntelのプラットフォームでもAMDのプラットフォームに匹敵するグラフィックオンボードのマザーボードが選び易くなってきていますが、価格的には、発売予定のGeForce9400マザーボードとG45マザーボードとがライバルとなり、少しでもコストを抑えるのであればGeForce9300マザーボードということになりそうです。

http://www.nvidia.com/object/product_geforce_9300_mgpu_us.html
http://www.nvidia.com/object/product_geforce_9400_mgpu_us.html
http://www.asus.com/products.aspx?l1=3&l2=11&l3=812&l4=0&model=2579&modelmenu=1
http://www.asus.co.jp/products.aspx?modelmenu=1&model=2413&l1=3&l2=11&l3=761&l4=0





10/26版 文字が光るキーボード2製品が発売

ScytheからブルーLEDとレッドLEDを採用しキートップの文字が光るキーボード「冷静と情熱のキーボード ブラック(型番:SCKB08-LED-BK)」が発売され、ロジクールからホワイトLEDを採用するイルミネート キーボード「CZ-900」が発売されました。

 「冷静と情熱のキーボード」は、W475×D195×H20mmと標準サイズのUSB接続の日本語106キーボードですが、ブルーLEDとレッドLEDをスィッチで切り替えて青または赤にキーの文字が光ること、Webブラウザの起動、メーラーの起動、Windows Media Playerの起動と操作などのショートカットキーを搭載していることが特徴です。

 イルミネート キーボード「CZ-900」は、黒色のキーに輝度が調節可能なホワイトLEDで文字が浮かび上がるため薄暗いときの視認性に特に優れ、こちらもWebブラウザの起動、メーラーの起動、Windows Media Player、電卓の起動と操作、CDイジェクト操作など豊富なファンクションキーを備えており、入力デバイスの本業メーカーとして基本機能もしっかりとした高級キーボードです。

 光るキーボードは、文字だけがLEDで浮かび上がるタイプと、文字ではなくキー全体がバックライトで光るタイプとあり、後者のタイプはCenturyの「蛍」や「北の国からの贈り物」シリーズが、かつて流行しましたが販売終了となり、現時点ではグロウアップ・ジャパンの「Stylish SMART-CAMKL」が流通しているぐらいです。

 そして最近は、文字の視認性が良い文字だけがLEDで浮かび上がるタイプの高級キーボードが種類は少ないものの発売されるようになってきており、今回の「冷静と情熱のキーボード」とイルミネート キーボード「CZ-900」の発売で、ようやく光るキーボードがカテゴリーとしてメジャーとなっていくような感じがします。

 なお、Microsoftからもゲーム向けキーボード「SideWinder X6 Keyboard」が発売されており、こちらもゲームモード時にはバックライトが点灯(一般キーは赤色)するタイプですが、一般的な文字入力を主用途として選ぶものではなくゲーマー向けの機能がカスタマイズされたキーボードです。

 販売価格は、特に「冷静と情熱のキーボード」が4000円以下とこのタイプとしては安い発売価格ですが、メジャーメーカーが文字が光るキーボードをラインアップとしてきており、今後は「冷静と情熱のキーボード」と同程度の普及価格帯の製品が増えてほしいものです。また個人的には、もう少しコンパクトなタイプの文字が光るキーボードが発売されることを期待しています。

http://www.scythe.co.jp/input-device/sckb08-bk-led.html
http://www.scythe.co.jp/
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/keyboards/keyboard/devices/4740
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/keyboards/keyboards
http://www.microsoft.com/japan/hardware/keyboard/swx6key.mspx





10/19版 Radeon HD4550ビデオカード発売

SAPPHIREからRadeon HD4550搭載のエントリークラスのビデオカード「SAPPHIRE HD 4550 512MB GDDR3 PCIE」が発売されました。

 「SAPPHIRE HD 4550 512MB GDDR3 PCIE」のスペックは、ストリームプロセッサ80基、コアクロック600MHz、メモリデータレート1800MHz、GDDR3メモリー512MBとなっており、Radeon HD4550が消費電力20WとミドルクラスのGPUと比べて半分以下と極めて低い水準に抑えられていることが大きなメリットとなります。

 AMDは、9月30日にRadeon HD4000シリーズのエントリーモデルとして上位のRadeon HD4550と下位のHD4350を発表しており、PCI Express2.0、DirectX 10.1に対応し、動画再生支援機能であるUVD 2.0など基本的には共通の最新機能を備えたHD4000シリーズのラインアップが完成しています。

 前世代のRADEON HD3000番台シリーズとHD4000番台シリーズのエントリーモデルを比べると、グラフィックス性能を大きく左右するストリームプロセッサ数が、前世代のRADEON HD3400シリーズは40基、新世代のRadeon HD4550、HD4350は80基と倍増されています。

 ミドルクラスのHD4600シリーズは、ストリームプロセッサ数320基と前世代のハイエンド並みに増強されているため、クラスを超えてパフォーマンスを比べることは無理ですが、「SAPPHIRE HD 4550 512MB GDDR3 PCIE」はGDDR3メモリーを採用し、エントリークラスとしては性能を重視しており、そこそこのパフォーマンスでしょう。

 既に下位のRadeon HD4350搭載ビデオカードは、10月上旬にMSI製の「R4350-D512H」が発売されており、ヒートシンク部分の厚みのため隣接スロットを空ける必要がありますが、ファンレス仕様でロープロファイルサイズであることがメリットであり、少し古いパソコンにそれほどコストを掛けずに増設して、WindowsVistaを使うためには適しています。

 最新の3Dゲームが主用途であれば、ミドルクラスのRadeon HD4670以上のビデオカードがお勧めですが、たまにゲームをするとしてもビデオ視聴・編集は静かなパソコンが向いており、低消費電力とローコストがエントリークラスのビデオカードの魅力でしょう。

http://www.sapphiretech.jp/products/hd-4500-pcie/sapphire-hd-4550-512mb-gddr3-pcie.html
http://ati.amd.com/products/Radeonhd4500/
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~128400,00.html
http://www.msi-computer.co.jp/products/VGA/R4350-D512H.html





10/12版 Seagate製の1.5TB容量のHDD発売

Seagateは7月に、Barracuda 7200.11シリーズにデスクトップPC向けのHDDとして最大記憶容量となる1.5TBモデルの追加を発表しており、この1.5TB容量のHDD「ST31500341AS」が国内で流通し始めました。

 「ST31500341AS」のスペックをみると、垂直磁気記録方式の採用、回転数7200RPM、キャッシュ32MB、データ転送速度が120MB/秒となっており、ニュースリリースやProductManualを確認するとディスク枚数が4枚であり、1プラッタ375GBのディスクが4枚で容量1.5TBとなっています。

 つまりデータ転送速度が高速な理由は、1プラッタ375GBとプラッタ容量が増加しているためであり、高密度化によるプラッタ容量の増加が、HDDの大容量化だけでなく、高速化や消費電力の抑制にもつながる技術革新の基盤となっています。

 これまで最大容量のHDDは割高となり発売されても高価であり、値下がりするまで待った方が良いという面がありましたが、今回の「ST31500341AS」の当初の販売価格は2万円程度と比較的買い易い価格で発売されています。

 最近は大容量HDDの実勢価格が大幅かつ急激に値下がりしており、既存の1TBのHDDと比べると「ST31500341AS」の1GB当たりの価格は少し高いものの、3ヶ月前の1TBのHDDと同程度の価格なので、最近の相場を反映して安い価格で登場ということでしょう。

 一方、日立も既に7月に、1プラッタ375GBのHDDの製品開発とその前提となる高密度記録技術の開発をプレス発表していますが、新しい実売製品では今のところ「Deskstar 7K1000.B」シリーズの小容量モデルしか流通していません。

 日立の技術では、現行量産品の約2.5倍の記憶容量が可能とのことであり、近いうちに容量1.5TBのモデルが発売されることが期待できそうです。

http://www.seagate.com/www/ja-jp/products/desktops/barracuda_hard_drives/barracuda_7200.11/
http://www.seagate.com/ww/v/index.jsp?locale=ja-JP(ST31500341AS)
http://www.seagate.com/ww/v/index.jsp?locale=ja-JP(Seagateニュースリリース)
http://www.hgst.com/portal/site/jp/(日立ニュースリリース:性能と電力効率をバランスした製品開発)
http://www.hgst.com/portal/site/jp/(日立ニュースリリース:現行量産HDDの約2.5倍の記憶容量が可能に)





10/ 4版 今秋のスリムATXケースの新モデル

(株)リンクスインターナショナルは、10月2日にスリムATXケースの新モデル「NS-600TK」と「NS-600TK-B」を10月11日に発売することを発表しています。

 この「NS-600TK」は、人気のスリムATXケース「NS300TN」の後継モデルで基本的な構造やフロントデザインは同じであり、改良された事項は、サイドパネルの通気窓を大きくしたこと、右サイドパネルに電源からの排気を強化するための80mm排出ファンを加えたことにより換気性が良くなっていることです。

 スリムATXケースの魅力は、品揃えが豊富なATXマザーボードが使用可能なことであり、筆者も今年の5月にValuewaveの「CP-502LWH」を使用し組立て、スリムATX パソコン自作で解説していますが、この「CP-502LWH」と「NS-600TK」はサイドパネルの通気窓とフロントカラーが異なるだけで他は全く同じ仕様のPCケースです。

 CP-502シリーズの製造元はCOUPDENであり、「NS-600TK」はリンクスオリジナルケースとなっていますが、OEM供給元は同じCOUPDENでしょう。

 Valuewaveからは、このCP-502シリーズの後継としてCP-503シリーズ、さらに今秋からCP-503シリーズの後継で側面パネルのファンが大型通気窓に変更されたCP-505シリーズが発売されています。

 デザイン面では、中でも「CP-503LWH」が秀麗と思いますが、CP-503シリーズ、CP-505シリーズともにトップファンの設置によりHDD用の3.5インチシャドウベイが1基のみとなっています。

 最近は大容量HDDの価格が安いし、いざとなれば5インチベイの1つをHDD用に使うこともできますが、リンクスインターナショナルの「NS-600TK」は「CP-502LWH」と同様、背面側上部に3.5インチシャドウベイが1基あって、合計2基のHDD用ベイがあることが大きな魅力です。

 今年の夏は暑くて、CP-502LWHで背面側上部の3.5インチシャドウベイに取り付けたシステムディスクが熱暴走することがあったため、フロント側の3.5インチベイに装着し直しましたが、CPUに近接する背面側上部の3.5インチベイにHDDを取り付ける場合は、そもそもCPUのTDPにもよりますが注意が必要です。

 スリムATXケースのエアフローでは、トップファンと大きな通気窓のあるCP-505シリーズと、トップファンとサイド120mmファンのあるCP-503シリーズが優れており、次いで大きな通気窓のある「NS-600TK」が、ファン4基を装着してかつて最強と言われた「CP-502LWH」より改善されています。

 いずれも左側側面パネルから吸気し、背面、トップ、右側側面パネルから排気するというエアフローとなりますが、PCケース内が高温になると排気ファンが高速回転してうるさく、スリムATXケースは幅が狭いので、側面パネルの吸気ファンはCPUファンの吸気力とダブリ、ビデオカードの冷却を考慮すれば、むしろ強制吸気するより大型通気窓の方が良いのかもしれません。

 コンパクトなPCケースでは、やはりエアフローが重要であって、CPUと高発熱のビデオカードに対応するために、スリムATXケースでもエアフローの強化がトレンドでしょう。

http://www.links.co.jp/items/links-original/ns600tk-pc.html
http://www.links.co.jp/items/ns600tk.pdf
http://www.valuewave.co.jp/
http://www.coupden.com/main_e.php





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