2008年7月〜9月 パソコン自作関係の最近の情報

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9/28版 WesternDigital製HDDの新ラインアップ

WesternDigital製のCaviar Greenシリーズの1TBのHDDとして、32MBキャッシュの「WD10EADS」が発売されました。

 大容量1TBのHDDは、これまでWesternDigitalの「WD10EACS(16MBキャッシュ)」がディスク回転速度を5400〜7200rpmで調整するIntelliPowerなど先進機能を備えた定番製品であるのに、パーツショップの特価販売にも使われるなど価格が安いため最も売れており、この後継モデルでキャッシュを増加させたモデルが「WD10EADS」となります。

 WesternDigitalのデスクトップPC向けのHDDは、Caviar SE16シリーズがパフォーマンスPC向け、Caviar GPシリーズが静音パソコン向けでしたが、この初夏に1プラッタ333GB、32MBキャッシュ、デュアルプロセッサの搭載により大容量1TBのHDDとしては最速の「WD1001FALS」がCaviar Blackシリーズとして発売され、その後、Caviar SE16シリーズはCaviar Blueシリーズ、Caviar GPシリーズはCaviar Greenシリーズと改められて整理されています。

 1TBのHDDは、この秋に入って、SAMSUNG製の「HD103UI」が特価で1万円を切って販売され、新しいSeagate製のST31000333ASも、この夏の発売直後から急激に値下がりして一万円を割りそうな勢いです。

 WesternDigitalのサイトでは、まだ「WD10EADS」の製品情報が載っていないのですが、このSAMSUNGとSeagateの32MBキャッシュの1TBモデルと価格的に競合するようになったため、ベストセラーモデルのWesternDigital製Caviar Greenシリーズのキャッシュを増強しないと対抗できないのでしょう。

 またCaviar Blackシリーズは、容量1TBと750GBに続いて、500GBモデルの「WD5001AALS」が発売され、ラインアップが揃ってきています。既に500GBのHDDは大容量の部類ではなく、容量750GBまでのCaviar Blueシリーズは、やや中途半端であり、今後はCaviar GreenシリーズとCaviar Blackシリーズが主力となりそうです。

 このところSSDが急速に値下がりしており、HDDは大容量でなければ必要がないような勢いで、売れ筋HDDの大容量化が一気に加速しています。

http://www.wdc.com/jp/products/index.asp?cat=3
http://www.wdc.com/jp/index.asp




9/21版 アビー製サイレント電源の新モデル発売

アビー(株)は9月18日に、AS Power Silentistシリーズの電源ユニットの新モデル「S-650EC(定格出力650W)」と「S-550EC(定格出力550W)」の2製品を発売しました。

 AS Power Silentistシリーズは、電源ユニットの内部温度が約50℃に達するとファンが回転するBFS(バックアップファンシステム)を採用しており、熱いときだけ電源ファンが回転するため静かなことが最大のメリットであり、この新モデルの電源ファンは、ブルーLED付き13.5cm静音ファンとなって静音性がさらに高まっています。

 既存のモデルのS-650EB、S-550EBとスペックを比べると、出力は550Wモデルの+12V1、+12V2のコンバイン出力が少し強化されていますが、650Wモデルは系統別出力も同じであり、ノイズレベルが550Wモデルで最大27dBAから24dBAに、650Wモデルで最大29dBAから25dBAに下がり、出力の増加にともなうノイズカーブも新モデルは80%出力までは低く抑えられており、出力レベルが20-30%でファンが回転するとしても、高出力のときに新モデルの方がより静かになっています。

 また「S-650EC」、「S-550EC」はケーブルが着脱可能なイージープラグシステムを採用しており、品質面では、日本製コンデンサの使用、電気抵抗が低く導電性に優れる金メッキコネクタの採用、日本国内向けに最適化した100Vチューニング、MTBF140,000時間と長寿命なことなど信頼性が高い電源ユニットとなっています。

 同じような低負荷時にファンを停止する電源ユニットとして、外部ヒートシンク付きのTacens製の「VALEO II 600」が発売されました。

 この「VALEO II 600」は、スペックを確認してもファンが回転を始めるときの状態やノイズレベルが不明ですが、高温のため触らないようにと注意書きがされている外部ヒートシンクを備えている静音志向の電源ユニットであり、着脱式ケーブルを採用していることも含めて、アビーのAS Power Silentistシリーズとコンセプトが似ています。

 PCケース内の換気は、電源ファンも排気ルートとなっており、特に小型PCケースでは電源ファンが頼りであり、ケース内のエアフローを考えると、リアファンによって十分な排気ができない環境では電源ファンを停止して使うことは難しいでしょう。

 しかし電源ファンもPCケース内の大きな騒音源の一つであり、静音志向であれば負荷の低いときに電源ファンを停止して無音となることは魅力であり、パーツ構成にもよりますが、エアフローがケースファンによって十分確保されている環境においては騒音レベルを下げる余地があることが大きなメリットです。

 なお、クアッドコアCPUや高発熱のビデオカードを使用してケース内温度が高い環境では、電源ファンが回転せざるを得ないでしょうから、今度のアビーの新モデルは、ファンが回転している状態でもノイズレベルを抑えたことに意味があるのでしょう。

http://www.abee.co.jp/Press/2008/918.html
http://www.abee.co.jp/Product/PSU/AS_Power_Silentist/S-650EC_S-550EC/index.html
http://www.tacens.com/valeoII600.htm




9/14版 Radeon HD4600シリーズのビデオカード発売

AMDは9月10日に、メインストリーム向けのRadeon HD4600シリーズのGPUとして「Radeon HD4670」と「Radeon HD4650」を発表しており、上位のRadeon HD4670を搭載するビデオカードはSapphire製の「HD4670 512M GDDR3」が、下位のRadeon HD4650はMSI製の「R4650-D512」が発売されました。

 Radeon HD4600シリーズの製造プロセスは55nm、共通の仕様はストリームプロセッサ320基であり、Radeon HD4670はGDDR3メモリー版とDDR3メモリ版とあり、GDDR3メモリー採用のモデルはコアクロック750MHz、メモリーデータレート2000MHzでRadeon HD4600シリーズ中で最もパフォーマンスの良いモデルとなります。

 下位のRadeon HD4650は、DDR2メモリーを採用し、コアクロック600MHz、メモリーデータレート1000MHzとなりますが、特筆すべきことは、発表資料によると消費電力が、Radeon HD4670で60W未満、HD4650で50W未満と、前世代のハイエンドRadeon HD3870と同じストリームプロセッサ数320基というハイスペックでありながらも、大幅に消費電力が抑制されていることです。

 なお消費電力は、現実のビデオカードでは少し異なるもので、MSIのサイトでRadeon HD4670で59W、HD4650で48Wと説明されている値がおそらくリファレンスモデルの消費電力でしょう。

 またメーカー推奨小売価格は、Radeon HD4670ビデオカードで79ドルから、Radeon HD4650ビデオカードで69ドルからとなっており、発売当初価格はSapphireの「HD4670 512M GDDR3」で1万2千円程度、MSIの「R4650-D512」で1万円を切っており、今後、他メーカーのモデルが揃って、さらに安く購入できるようになりそうです。

 上位のRadeon HD4670 GDDR3メモリー版のパフォーマンスは、パソコン系のサイトの速報によると、ライバルのNVIDIAのGeForce9600GTには届かないようですが、AMDの発表資料では、GeForce9500GTと比べてゲームで2倍の性能を達成したと記載されており、それは比べるまでもなくGeForce9500GTを圧倒するのはスペック的に当然でしょう。

 GeForce9600GTは、ストリームプロセッサ64基、コアクロック650MHz、メモリーデータレート1800MHz、消費電力95Wであり、GeForce9500GTはストリームプロセッサ32基、コアクロック550MHz、メモリーデータレート1600MHz(GDDR3版)、消費電力50Wというスペックです。

 ストリームプロセッサはRadeonとGeForceを直接比べることができなくても、9600GTの64基とHD4670の320基の実力は似たようなレベルであり、コアクロック、メモリーデータレートを含めてもRadeon HD4670が劣る要素はなく、9600GTのメモリーイーンターフェースが256bitとハイエンドモデル並みであることから9600GTのパフォーマンスが少し上回ると想定されます。

 しかし、Radeon HD4670はRadeon HD4800シリーズ譲りで高負荷時に強いという傾向があり、消費電力が9600GTと比べて大幅に優れており、対消費電力、対コストでパフォーマンスを見ればRadeon HD4670が極めて優れています。

 何よりミドルクラスのビデオカードとしては、小型PCケースでも使えること、電源ユニットに気を使わなくて良いこと、静音パソコン志向でも選択肢となること、つまり制約がないことが本来の姿でしょうから、消費電力59Wに抑えたRadeon HD4670は、ミドルクラスのビデオカードとして理想的でしょう。

http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~127925,00.html
http://ati.amd.com/products/radeonhd4600/index.html
http://www.sapphiretech.jp/products/hd-4600-pcie/radeon-hd-4670-512mb-gddr3-pcie.html
http://www.msi-computer.co.jp/products/VGA/R4670-2D512_D3.html
http://www.msi-computer.co.jp/products/VGA/R4650-D512.html




9/ 7版 アルミパネルのKAZE MASTER登場

サイズは9月4日に、人気ファンコントローラ「KAZE MASTER」のアルミパネル仕様のモデル「KAZE MASTER アルミ」を発表しており、同日発売されています。

 「KAZE MASTER アルミ」は、「KAZE MASTER」と同様4chファンコンの5インチベイ用と2chファンコンの3.5インチベイ用とあり、それぞれシルバーパネルとブラックパネルのモデルがあり、高視野角、ハイコントラストを誇るVFDディスプレイ採用のデザインが優れたファンコントローラです。

 デザイン的には、コントローラの各チャンネルの調整ツマミやファン回転数と温度のディスプレイ表示が異なるものの、機能的なスペックはほぼ踏襲しており、ファンへの給電停止と調整レンジが広いことがメリットです。

 ファンコントローラはPCケースの顔であるフロントに取り付けるため、デザインが気になるところであり、同じサイズが取り扱うディスプレイが美麗なモデルでも販売終了となる中で、「KAZE MASTER」はシンプルなデザインが評価され定番となってきており、アルミパネル仕様のモデルも売れそうです。

 またサイズは同日、RadeonとGeForceの両対応のヒートパイプ採用大型ビデオカードクーラー「MUSASHI」を発売しています。

 この「MUSASHI」は、ビデオカードクーラーとしては大口径の10cmファン2基を搭載していること、手動ツマミ付きVRファンの採用で任意のファンコントロールが可能なことから、ビデオカードのファンの騒音を静かにしたいユーザーの関心を集めそうです。

http://www.scythe.co.jp/accessories/km02-525.html
http://www.scythe.co.jp/accessories/km02-35.html
http://www.scythe.co.jp/cooler/musashi.html
http://www.scythe.co.jp/




8/31版 冷却重視PCケースの最近のトレンド

パーツショップのパソコン工房、TWOTOP、Faithを運営する(株)ユニットコムは8月25日に、オリジナルのミドルタワーケース「UNI-CS09A」の発売開始を発表しており、Thermaltakeは冷却性能を重視したミドルタワーケース「M5 VJ2000」シリーズを発表しています。

 いずれも躯体サイズがそれ程大きくなくて冷却性能を重視している比較的安い価格のミドルタワーケースであり、やや小ぶりのPCケースでも、クアッドコアCPUやビデオカードの発熱対策が重要となってきています。

 ユニットコムの「UNI-CS09A」は、サイズがW200mm×H430mm×D465mm、ケースファンはフロント・リアともに12cmファンを装備し、サイドパネル後方やリアパネルに通気口を設け、HDDマウンタは熱伝導率の高いアルミ製を採用したGamingシリーズのPCケースであり、発売価格が1万円以下と安いことが魅力です。

 Thermaltakeの「M5 VJ2000」は、日本向けに「M5-VJ2000BNS」と「M5-VJ2000BWS」と2種類あり、共通のスペックは、サイズがW190.0mm×H431.0mm×D488.0mm、ケースファンはフロント12cmブルーLEDファン、リア12cmファン、トップ12cmファンに加えてM/Bトレイ背面に7cm排気ファンを標準装備しています。

 「M5-VJ2000BNS」と「M5-VJ2000BWS」の違いは、、BWSの方がサイドパネルは吸気口のみで一部にアクリルパネルを採用しており、BNSの方はサイドパネルに2基の12cmまたは14cmファンが増設できます。

 フロントファンとトップファンは14cmファンに換装可能と強制吸排気に優れており、電源ユニットを後部底面に配置する構造も熱源に近い位置からケース外に熱を排出するので好ましいでしょう。

 最近は既存のPCケースでも、高発熱のハイエンドビデオカードの流行で冷却重視の通気性の良いPCケースが人気となってきており、ユニットコムの「UNI-CS09A」とThermaltakeの「M5 VJ2000」シリーズの比較対象は、AntecのHundredシリーズの「THREE HUNDRED」と「NINE HUNDRED」、CoolerMasterの「CM 690」あたりでしょう。

 ボード長が長いモンスター級のビデオカードを使用する場合は、奥行き500mm以上のゲーマー向けのPCケースが無難ですが、やや小ぶりのミドルタワーケースでも、密閉されているより開放型のエアフローに優れるPCケースがトレンドとなってきているようです。

http://www.thermaltake.co.jp/product/Chassis/midtower/m5/VJ2000bws.asp
http://www.thermaltake.co.jp/product/Chassis/midtower/m5/VJ2000bns.asp
http://www.thermaltake.co.jp/product/Chassis/midtower/m5/M5_index.asp
http://www.unitcom.co.jp/info/press/20080826.pdf
http://www.links.co.jp/items/antec-case/antec-three-hundred.html
http://www.coolermaster.co.jp/cmjproductcase/caseindex.htm




8/24版 オリジナルファンRadeon HD4850次々登場

Radeon HD4850搭載ビデオカードのオリジナルファン採用モデルが、盆明け後に相次いで登場しています。

 Radeon HD4850搭載ビデオカードが6月20日に発売されて、初のオリジナルファン採用モデルとして、7月下旬にSAPHIRE製のTOXIC HD4850 512MBが発売され、続いて8月上旬にASUSのEAH4850/HTDI/1Gが発売されましたが、いずれも上位モデルのRadepm HD4870搭載ビデオカードが買えそうな価格と割高でした。

 Radeon HD4850搭載ビデオカードはパフォーマンスが良いので人気があり、AMD-ATIがオリジナルファン採用モデルの発売を制限していたのではと真偽不明の情報も流れていますが、ようやくリファレンスモデルに近い価格のオリジナルファン採用モデルが次々と発売され、選びやすくなっています。

メーカー オリジナルファン・モデル名 備 考
Sapphire TOXIC HD4850 512MB OC コア 675MHz、メモリー 2120MHz
HD4850 512MB
Dual Slot Fan cooler
定格クロック
ASUS EAH4850/HTDI/1G メモリー 1GB
Power Color AX4850 512MD3-PPH OC コア 665MHz
Force3D HD4850 org512MB
(A7703 HDMI)
定格クロック
HD4850 org1GB
(A7704 HDMI)
メモリー 1GB
HIS HD4850 IceQ 4 Turbo
(H485QT512P)
OC コア 650MHz、メモリー 2000MHz
2スロット仕様・外排気
HD4850 IceQ 4
(H485QS512P)
定格クロック 2スロット仕様・外排気
GAINWARD HD4850-512-GS OC コア 700MHz、メモリー 2200MHz
2スロット仕様
HD4850-512-RF 定格クロック 2スロット仕様

Radeon HD4850の定格スペックは、ストリームプロセッサ800基、コア625MHz、メモリデータレート1986MHz(GDDR3メモリー)であり、上位のHD4870のストリームプロセッサ800基、コア750MHz、メモリデータレート3600MHz(GDDR5メモリー)と比べて、クロックが低いもののストリームプロセッサ数が同じと素質が良いGPUです。

 Radeon HD4850とHD4870を比べたときに、GDDR3とGDDR5のメモリーアクセス性能の差は大きいようですが、ストリームプロセッサ数が同じなので、大型の2スロットを占有する冷却能力の高いオリジナルファン採用モデルでは、コア・メモリーのオーバークロックによる性能アップも期待したいところです。

 オーバークロックモデルでは、Sapphireの「TOXIC HD4850 512MB」と、GAINWARDの「HD4850-512-GS」のスペックが優れていますが、オリジナルファンの性能、形状も気になるところです。

 Sapphireの「TOXIC HD4850 512MB」は定評のあるZalmanファンを採用、Power Colorの「AX4850 512MD3-PPH」は放熱冷却効果が高そうなクーラーを採用しており、普通のミドルタワーの大きさで換気が良いPCケースであれば、性能アップに加えて静かなことも期待できそうです。

 一方、HISの「H485QT512P」は、2スロット仕様でスロットから熱を外排気できるタイプであり、GAINWARDの「HD4850-512-GS」も強制排気ではないもののスロットから一部熱を逃がす仕様となっており、PCケースの大きさやケース内の換気にそれ程気を使わなくても良いというメリットがあります。

 外排気タイプは、その形状によってファンの騒音がうるさいのではと気になるところですが、HISのIceQの評判は良いようで、「HD4850-512-GS」もシロッコタイプではなく普通の形状の低速ファンなので回転音は抑えられています。

 定格クロックのモデルも、外排気タイプではHISの「H485QS512P」とGAINWARDの「HD4850-512-RF」、ケース内大型ファンではSapphireの「HD4850 512MB Dual Slot Fan cooler」とForce3Dの「HD4850 org512MB」が魅力的であり、PCケースの大きさや換気の状況によって選ぶと良いでしょう。

 高性能なビデオカードは、やはり発熱が高く、クロックを上げればさらに高熱となります。Radeon HD4850搭載ビデオカードはパフォーマンスが良いので、それで十分と考えれば、オリジナルファン採用モデルの価値は、リファレンスモデルより冷却能力を高めて、ファン騒音が抑えられていることであり、定格クロックのモデルでも良いでしょう。

http://www.sapphiretech.jp/
http://japan.hisdigital.com/html/home.php
http://www.milestone-net.co.jp/products/gainward/index.html





8/17版 Core2シリーズの新モデル追加

IntelのCore2シリーズのCPUとして、クアッドコアのCore2 Quad Q9650(動作クロック3GHz、L2キャッシュ12MB)、Q9400(2.66GHz、L2 6MB)と、デュアルコアのCore2 Duo E8600(3.33GHz、L2 6MB)、E7300(2.66GHz、L2 3MB)の4種類のモデルが追加され発売されました。

 Intelは、これらの新モデルを追加したプライスリストを8月10日に発表しており、Core2シリーズの新しい価格体系は次の表のようになっています

プロセッサ型番 出荷価格
1000個ロット単位
スペック
(動作クロック・FSB・L2キャッシュ・製造プロセス)
Core2 Quad Q9650 $530 3.00GHz、1333MHz、12MB、45nm
Core2 Quad Q9550 $316 2.83GHz、1333MHz、12MB、45nm
Core2 Quad Q9450 $316 2.66GHz、1333MHz、12MB、45nm
Core2 Quad Q9400 $266 2.66GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Quad Q9300 $266 2.50GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Quad Q6700 $266 2.66GHz、1066MHz、8MB、65nm
Core2 Quad Q6600 $193 2.40GHz、1066MHz、8MB、65nm
Core2 Duo E8600 $266 3.33GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Duo E8500 $183 3.16GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Duo E8400 $163 3.00GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Duo E8200 $163 2.66GHz、1333MHz、6MB、45nm
Core2 Duo E7300 $133 2.66GHz、1066MHz、3MB、45nm
Core2 Duo E7200 $113 2.53GHz、1066MHz、3MB、45nm

クアッドコアプロセッサでは、メインストリーム向けのCore2 Quadシリーズとしては新たに最上位モデルとなるCore2 Quad Q9650の出荷価格が530ドルとなっており、国内での当初価格は6万円台で発売されています。

 このCore2 Quad Q9650は、ハイエンド向けのExtremeシリーズのCore 2 Extreme QX9650とスペックが同じであり、QX9650が半値に近い価格に値下げされたようなものですが、Q9650の発売と同時に、これまでCore2 Quadシリーズの最上位モデルであったQ9550は、出荷価格が530ドルから316ドルへと大幅に値下げされ、すでにパーツショップでは3万円台半ばで購入できるようになっています。

 またQ9400は、Q9450のL2キャッシュが半分となる廉価モデルですが、出荷価格がQ9300と同価格の266ドルであり、クアッドコアのFSB1333MHzの最廉価モデルとしてQ9300から置き換わって、Q9400が使われていくことでしょう。

 なお、上位のQ9550が値下げされてもQ9450は出荷価格が316ドルのままでQ9550と同価格となっています。

 Q9450は生産終了という情報が流れており、出荷しないのであれば価格を変える必要がなく、またQ9450とQ9550の製造コストは変わらなくなってきているのかもしれませんが、ユーザー側から見れば、これまで最も人気が高かったQ9450を値下げして残してほしいし、その方がクアッドコアへの移行が進みそうなのに残念なことです。

 今後は、Q9650、Q9550、Q9400の3モデルが主流となりますが、クアッドコアでは性能と価格のバランスの取れた3万円台半ばのQ9550が本命となり人気を独占しそうです。

 一方デュアルコアプロセッサは、新たに最上位モデルとなるCore2 Duo E8600の出荷価格が266ドルで、国内では3万円台前半の当初価格で発売されています。

 既存のデュアルコアは先行して7月20日に価格改定されており、E8500の出荷価格が183ドル、国内での価格が2万円台前半に値下げされており、1か月前と比べて1万円程度安く、買い易くなっています。

 また、E7300は1万円台後半の価格で発売されており、動作クロック2.66GHzのCore2シリーズをコストを抑えたバリュークラスのパソコンでも使えるようになったというメリットがあります。

 新しいフラッグシップモデルのE8600の価格では、クアッドコアCPUも選べるため迷うところでしょうが、売れ筋モデルはE8400からE8500に移行していくことでしょう。

http://processorfinder.intel.com/List.aspx?ProcFam=2774
http://processorfinder.intel.com/List.aspx?ParentRadio=All





8/10版 インテル純正G45マザーボード発売

インテル4シリーズのグラフィック統合型のG45チップセットを搭載するインテル純正MicroATXマザーボード「DG45ID」が発売されました。

 G45チップセットは、グラフィックス関連以外の基本的な仕様はP45チップセットと同じであり、内臓グラフィックスとして、インテルのグラフィックスでは初のHD動画再生支援機能をサポートしたGMA X4500HDを搭載しており、このグラフィック性能が良くなっているのでしょうが、どの程度か関心があるところです。

 「DG45ID」はサウスブリッジにICH10Rを採用し、メモリーはDDR2メモリーをサポートしており、インターフェース関係はGigabitLAN、8chオーディオ、SerialATAポート×6(うちeSATA×1)、USB2.0×12、IEEE-1394a×2 と、バックパネルにDVI-IとHDMIの両コネクタを装備していることなど高機能なマザーボードとなっています。

 インテルはレガシーデバイスの切り捨てが少し早い傾向にあり、「DG45ID」はFDDやパラレルIDE接続のHDDは接続不可ですが、これがMicroATXマザーなのかと思えるほど新しい豊富な機能をサポートしています。

 既にG45搭載マザーボードは、7月中旬にSuperMicroの「MBD-C2SEA 」、先週にGIGABYTEの「GA-EG45M-DS2H」と発売されており、今回のインテル純正マザーボードの発売で今後グラフィックオンボードのMicroATXマザーボードはG45マザーボードが主流となるでしょう。

 一方、AMDのグラフィック統合型チップセットは、8月6日にRADEON HD3300内臓のAMD 790GXチップセットが発表されています。

 優れた新機能が採用され内臓グラフィック性能が高くて統合型チップセットとしては史上最強と評価の高いAMD 780Gチップセットと比べて、790GXチップセットはさらに内臓グラフィック性能が高くなっていること、PCI-Expressスロットを2基(8レーン×2)サポートしCrossFire Xに対応していることがアドバンテージとなります。

 一般的にグラフィック統合型チップセットは、MicroATXマザーボードで採用されることが多いのですが、790GXチップセットは、むしろグラフィック非統合の790FXチップセットと比較して、最初はビデオカードを省きコストを抑えて導入できるメリットがあり、この拡張性が魅力であるならばATXマザーボードの方が向いていそうです。

 グラフィック統合型チップセットでは、相変わらずAMDの方がIntelより先に進もうとしている姿勢が感じられます。

http://support.intel.co.jp/products/desktop/motherboards/dg45id/dg45id-overview.htm
http://www.gigabyte.co.jp/Products/Motherboard/Products_GA-EG45M-DS2H
http://www.supermicro.com/products/motherboard/Core2Duo/G45/C2SEA.cfm
http://www.amd.com/jp-ja/0,,3715_15755,00.html





8/ 3版 GeForece9シリーズの3モデル発売

NVIDIAは7月29日に、GeForece9シリーズの9800GTX+、9800GT、9500GTの3種類のGPUを発表しており、この発表前後に各メーカーから新しいGPUを搭載するビデオカードが次々と発売されています。

 GeForece 9800GTX+は、4月に発売されたGeForece 9800GTXの後継として置き換わるモデルであり、コアクロックが675MHzから738MHzに、シェーダクロックが1688MHzから1836MHzに引き上げられています。

 GeForece 9800GTは、ストリームプロセッサ112基、コアクロック600MHz、シェーダクロック1500MHz、メモリデータレート1800MHzと、主要スペックは昨年11月に発売された8800GTと全く同じであり、消費電力は105Wと、これも8800GTと同じです。

 GeForece 9500GTは、ストリームプロセッサ32基、コアクロック550MHz、シェーダクロック1400MHz、メモリデータレート1600MHzと、8600GTを少し上回る程度であり、8600GTSとは差があるレベルです。

 2月に発売されたGeForce9600GTと合わせて、これでGeForece9シリーズのラインアップが揃ったのでしょうが、スペック的には目を見張るものではなく、やはりGeForce GTX200シリーズが登場した後では新モデルとしての関心は低いでしょう。

 しかし、価格的には9800GTX+で2万円台後半、9800GTで1万円台後半という当初価格であり、コストパフォーマンスは悪くないという感じです。特にGeForece 9500GTは消費電力が50Wと抑えられており、本来比較すべき8500GTと比べればパフォーマンスの向上が体感できるでしょうから、1万円を切って購入できるエントリーレベルのビデオカードとしては優れています。

http://jp.nvidia.com/object/io_1217327236150.html
http://jp.nvidia.com/object/geforce_9800gtx_plus_jp.html
http://jp.nvidia.com/object/geforce_9800gt_jp.html
http://jp.nvidia.com/object/geforce_9500gt_jp.html
http://www.leadtek.co.jp/graphic2.htm





7/26版 Diamond Multimediaブランド復活

株式会社シネックスは、7月25日にDiamond Multimediaブランドのビデオカードを国内総代理店として取り扱うことを発表しており、今週末にはRADEON HD4870、HD4850などAMD-ATIのRADEONシリーズのGPUを搭載するDiamond Multimediaのビデオカードが販売されています。

 Windows95〜98にかけての時代は、ビデオカードのインターフェースがPCI接続からAGP接続に移行し、3D描画性能が重視されるようになってきており、当時のDiamond Multimedia System社はNVIDIA製のGPUを搭載するビデオカードのトップメーカーであり、筆者も3D描画性能が優れ圧倒的な人気があったViper V550を使用していました。

 株式会社シネックスの発表資料によると、その後Diamond MultimediaブランドはS3社に売却され、さらに現在は、Best Data Products, Incの傘下となって、北米市場で今度はRadeonシリーズのプロバイダーとしてビデオカードを販売展開しているとのことです。

 この間の経緯を調べてみると、1999年6月に古くからの組み込みGPUベンダーであるS3社がDiamond Multimedia System社の買収を発表したことがスタートであり、その後S3社のグラフィックチップ事業部門は2000年10月末にチップセットベンダーのVIAとのジョイントベンチャー企業に移管し、同時にS3社はSONICblueと社名を変更しており、このSONICblue社から2003年10月にDiamond MultimediaブランドをBest Data Products, Incが買収しています。

 2003年10月28日付けのBest Data Products, Incの発表資料を見ると、Diamond Multimediaブランドの商標と知的所有権などを買収し、前のDiamond Multimediaの開発やマーケティングに関わる従業員を雇い、StealthとViperシリーズの新しいビデオカードを取り扱うとしており、Best Data Products, Inc傘下となってDiamond Multimediaのビデオカードは復活しています。

 しかし、2003年以降はNVIDIAのGeForceシリーズの方が人気があったためでしょうか、国内ではAMD-ATIのGPUを搭載するDiamond Multimediaのビデオカードを取り扱う代理店がなかったのですが、RADEON HD4870、HD4850の登場で一気にAMD-ATI勢が人気を巻き返しており、Diamond Multimediaのビデオカードが再登場するまたとない環境下にあります。

 これまでRADEON HD4870、HD4850搭載ビデオカードはリファレンスモデルが多いのですが、最近MSI製のRADEON HD4870のオーバークロックモデル「R4870-T2D512-OC」が、続いてSapphire製のRADEON HD4850のメモリー1GBモデル「SAPPHIRE HD 4850 1GB」とオーバークロック・オリジナルファンモデル「SAPPHIRE TOXIC HD 4850 512MB」が発売されています。

 Diamond Multimediaの発売されたRADEON HD4870、HD4850ビデオカードのスペックは、リファレンスモデルと同じであり、リファレンスモデルでは大差がないのですが、RADEON HD3000シリーズでは、RADEON HD3870のオーバークロック・メモリー1GBモデル、RADEON HD3850の2スロットタイプのオリジナルファンモデル、RADEON HD3650のメモリー1GBモデルがあります。

 Diamond Multimediaのブランド力に加えて、現状のラインアップを見るとRADEON HD4000シリーズでも独自仕様のモデルの追加が今後期待できそうであり、RADEONシリーズのビデオカードメーカーの中でもDiamond Multimediaが有力なメーカーの一つとなるでしょう。

http://www.synnex.co.jp/news/topics/dia_080725.html
http://www.diamondmm.com/
http://www.diamondmm.com/products.php





7/20版 パイオニア製の新型DVDドライブ登場

パイオニアから内臓DVDドライブの新モデルとして、SATA接続の「DVR-S16J」と、ATAPI(IDE)接続の「DVR-A16J」が発売されました。

 いずれもフロントベゼルのカラーが、W(ホワイト)、BK(ブラック)、SV(シルバー)の3種類があり、前モデルの「DVR-S15J」、「DVR-A15J」と比べると、スペック的にはDVD-R DLとDVD+R DLが10倍速から12倍速へと速くなっていますが、この2層書き込み以外の記録速度は同じです。

 むしろ発表資料によると、「DVR-S16J」と「DVR-A16J」では新開発防塵構造のディスクドライブメカニズムの採用、新開発の静音トレイの搭載、新たに「最適倍速記録機能」の搭載など、機能面で改善されたメリットが多くなっています。

 中でも、新開発防塵構造の採用は、ドライブ故障の主原因であるゴミや埃の進入を大幅に低減し、従来モデルに対して8倍以上の防塵能力を実現するとのことであり、従来から静かなドライブとして定評があるパイオニア製DVDドライブの信頼性を高めています。

 既に光学ドライブは、Blu-ray Discドライブのリリースが続いており、既にパイオニアからもBlu-ray Discの再生が可能なBD-ROMドライブ「BDC-S02J」が一年前から販売されており、書き込み不可の読み込み専用ドライブとしては、他にソニーNECオプティアーク製の「BR-5100S」、LITEON製の「DH-4O1S」、日立LG製の「GGC-H20N」とある中で「BDC-S02J」の人気が高くなっています。

 また、記録型の書き換え可能なBD-R/REドライブでは、パナソニック製のドライブ「SW-5583」と日立LG製の「GGW-H20N」があり、それぞれ純正ドライブとは別にサードパーティのBuffaloやI-O DATAから搭載ドライブが発売されています。

 そして、最近のBlu-ray Discドライブの相場は、読み込み専用ドライブで1万円台後半、記録型のBD-R/REドライブで3万円を切るようになっていますが、マルチユースとして最終型となる記録型のBD-R/REドライブは、さらに記録速度の向上など改良が見込まれる上にまだ高価であり、パソコン内蔵用のBlu-ray Discドライブを購入するのは、時期尚早でしょう。

 ダビング10が解禁されても、CMカットなど編集ができないため、パソコン内臓用の地上波デジタルTVチューナーカードが人気がないように、Blu-ray Discドライブも市販Blu-ray Discを見るだけであれば読み込み専用ドライブで十分ですが、そもそもパソコンでBlu-ray Discの映像を見るというニーズも少ないでしょう。

 CDドライブもDVDドライブも、初期の段階では読み込み専用、つまりCD-ROM、DVD-ROMドライブが流通しましたが、それはCD-ROMやDVDを読むために必要であったゆえにであり、データ用としてみれば、現在ではマルチDVDドライブの2層書き込みで8.5GBまで記録可能であり、Blu-ray Discの1層25GB、2層50GBというボリュームが必要なケースはほとんどなく、例えば雑誌の付録Blu-ray Discなどという使われ方は当分の間はされないでしょう。

 すぐにBlu-ray Discが視聴したいということでなければ、取り敢えずはDVDドライブで十分であり、DVDドライブとして完成度の高い「DVR-S16J」と「DVR-A16J」はBlu-ray Discドライブまでのつなぎとして適役であり、さらにBlu-ray Discドライブ購入後も長寿命で使えそうです。

http://pioneer.jp/press/2008/0715-1.html
http://pioneer.jp/dvdrrw/dvr-s16j/index.html
http://pioneer.jp/dvdrrw/dvr-a16j/index.html
http://pioneer.jp/bdd/products/bdc_s02/index.html





7/13版 プラグインタイプのCorePower2発売

ScytheからCorePower2シリーズのプラグインタイプの電源ユニット「CORE2-400-P(400W)」、「CORE2-500-P(500W)」、「CORE2-600-P(600W)」の3モデルが発売されました。

 CorePower2プラグインの大きさは150x86x奥行155mmであり、従来の非プラグインタイプと比べると、奥行きが15mm長くなっていても搭載ファンは同じオリジナル設計小軸12cmファン 「KAZE-JYUNI」を搭載しており、ノイズレベルは600Wモデルで最大26.5dBA(1350RPM)となっています。

 また、400W、500W、600Wモデルともに、それぞれ出力ライン毎の最大出力電流も非プラグインタイプと同じであり、要するにプラグインタイプが追加されたということです。

 出力コネクタは、ATXメイン 20+4pin、ATX12V 4+4pin、FDD用 4pin×2個、HDD用 4pin×6個、S-ATA 15pin×4個、PCI-EXPRESS 6+2pin×2個と標準的であり、うち600WモデルのみS-ATAコネクタが6個と増強されています。

 PCI-EXPRESS 6+2pinコネクタを2個搭載しており、SLIおよびCrossFireといったデュアルVGA駆動が可能とのことですが、600Wモデルでも+12V系統は2系統で+12V1ラインの最大出力電流が20Aであり、SLIまたはCrossFire構成ではミドルクラスのビデオカードまでが目安でしょう。

 なお、最新のハイエンドビデオカードは消費電力が高くなっており、それぞれのビデオカードのスペックや他のパーツ構成にもよりますが、一般的には500W以上の電源でミドルクラスのデュアルビデオカードに対応、ハイエンドビデオカードのデュアル構成は750Wクラスでないと心配ということは、どの電源ユニットでも同じことです。

 CorePower2プラグインの製品の特徴としては、日本仕様の90V起動に対応していることと、小軸タイプ設計の静音12cmファンで低回転時の風量を強化し、サイレントファンコントロールサーキットver.2によりファン回転数を抑えて静音化していることがメリットでしょう。

 品質面では平均故障間隔(MTBF)が不明ですが、過電流保護/OCP、過電圧保護/OVP、過負荷保護/OLP、ショート防止回路/SCPといった各種安全回路を搭載し、CE、TUV、FCCといった安全規格を取得しており、安全面には十分配慮されています。

 CorePower2シリーズは、コストパフォーマンスが優れているため人気があり、今回のプラグインタイプも非プラグインと比べれば2000円程度高い価格となりますが、それでも600Wモデルで8000円台で発売されています。

 かつてはサイズの電源ユニットは種類が豊富でしたが、現行の販売製品は、このCorePower2シリーズと剛力シリーズに整理され、すべての現行モデルが1万円以下と低価格路線を鮮明にしてきており、普通のパソコンではそれで十分ということなのでしょう。

 また大容量電源ユニットも、XIGMATEKから750W電源「NRP-MC751」が1万円台半ばと安い価格で発売されており、こうした製品の発売によって電源ユニット全体の低価格化がトレンドとなることを期待しています。

http://www.scythe.co.jp/power/corepower2-p.html
http://www.scythe.co.jp/power.html
http://www.fastcorp.co.jp/product/xigmatek/nrpmc751.html





7/ 6版 Phenom X4 に新しい3モデル追加

AMDはクアッドコアPhenom X4シリーズに、TDP65Wの低消費電力版の「Phenom X4 9350e、9150e」と、動作クロック2.6GHzの最上位モデル「Phenom X4 9950 BlackEdition」の新しい3モデルを追加し、既に国内でも発売されています。

 Phenom X4の低消費電力版は、これまで動作クロック1.8GHzのPhenom X4 9100e がクアッドコアプロセッサで唯一TDP65Wと低いことから人気がありますが、新しい 9150e は 9100eと動作クロックが1.8GHzと同じでもTLBエラッタが修正されたB3リビジョンとなっています。

 また同じTDP65WのPhenom X4 9350e は、動作クロックが2.0GHzに引き上げられており、発売当初価格は2万5千円弱とTDP95W以上のPhenom X4と比べると少し高いものの、クアッドコアで静かなパソコンを組むためには最も適しています。

 クアッドコアの得意の分野の一つであるビデオ編集などマルチメディア処理では静かなパソコンへの志向が強く、TDP65Wのクアッドコアの扱いやすいというメリットを活かして、この低消費電力版のPhenom X4のさらなるクロックアップによりパフォーマンスのアップを図っってほしいものです。

 Phenom X4 9950 BlackEditionは、動作クロック2.6GHzとPhenom X4シリーズの最高クロックのフラッグシップモデルとなりますが、TDP140Wと、9850 BlackEditionのTDP125Wより、さらに高いために対応マザーボードを選ぶ必要がある上に発熱対策に注意が必要であり、極めてマニア向けのプロセッサという感じです。

 9950 BlackEditionは、IntelのCore2 Quad Q9450(TDP 95W)の動作クロック2.66GHzに迫る定格動作クロック2.6GHzで、さらに倍率可変であっても、TDPが高い上にそのパフォーマンスは追いついているかどうかというレベルであり、パフォーマンス重視でPhenom X4を選ぶとしてもTDP95WのPhenom X4 9750(動作クロック2.4GHz)の方が好感が持てそうです。

 今回追加された3モデルは、大きくターゲット層が分かれていますが、クアッドコア市場でAMDが少し巻き返すきっかけとはなりそうです。

http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_15331_15332,00.html





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