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AMDは12月25日に、倍率可変(「内部クロック=外部クロック×倍率」の倍率の方が変更できること)のクアッドコアCPUとして、「Phenom9600 BlackEdition」を発売しました。
このPhenom 9600 Black Editionのスペックは、Socket AM2+対応で動作クロック2.3GHz、各コアごとの512KBのL2キャッシュに加えて共有L3キャッシュ2MBを搭載しTDP95Wであり、11月末から販売されている通常のPhenom9600と同じです。
AMDの1000個ロット当たりの出荷価格も、通常版のPhenom9600 とBlackEditionは$283と同じ価格であり、同価で販売されれば自作パソコンではBlackEditionを選ぶでしょうから、既に通常のPhenom9600と9500は大幅に値下がりしています。
Phenom9600の発売当初から、BlackEditionの年内登場がアナウンスがされていたこともあって、BlackEdition待ちという雰囲気でしたが、2008年に登場予定のPhenom9700と9900も、Phenom9600 BlackEditionで動作クロック2.6GHzのPhenom9900に匹敵できる性能を引き出すことができそうであり、あまり必要がないということになりそうです。
AMDのPhenomシリーズの発売で、2〜3万円台で最新クアッドコアCPUが購入できるようになったのですが、新規にパソコンを組むのであればともかく、高性能なデュアルコアCPUから乗り換えるメリットは少なく、Phenomシリーズの中では倍率可変で遊べるPhenom9600 BlackEditionが人気を独占するのでしょう。
<参考>11/25版 AMDのクアッドコア Phenomプロセッサ登場
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_609,00.html
オウルテックからアクリル樹脂製のMicroATXケース「Crystal Gazer 」という品名で、透明色の「OWL-PCCG-11」と透明で深紫色の「OWL-PCCG-12」の2種類のケースが発売されました。
「Crystal Gazer」は、サイズが202(W) x 414(D) x 383(H)mm、重量が5.6kgのミニタワーケースであり、前面と背面に12cm角のブルーLEDファンを搭載し、側面にも8cm角のブルーLEDファンを1基搭載しています。
また5.25インチベイが2ベイと少ないのは、MicroATXケースとしては止むを得ないのかもしれませんが、3.5インチベイが2ベイとシャドウベイが5ベイあり、実用的には十分すぎるでしょう。
「Crystal Gazer」の実売価格は、1万8千円程度と電源レスモデルとしては高価ですが、アクリル製ケースでは、やはり光り物のパーツを使うでしょうから、ブルーLEDファンを3基搭載していることを差し引けば価格が少し高い程度でしょう。
普通のATXサイズのアクリル樹脂製ケースは、オウルテックの製品としても「OWL-PCCG-8」と「OWL-PCCG-10」が既に発売されていますが、大きなアクリル製ケースをパソコンショップで見るとパーツ陳列用のケースというイメージもあり、好みの問題ですがコンパクトなケースの方が光り物が似合っていると感じます。
そういう観点では、まったくの透明色よりも、深紫色の「OWL-PCCG-12」の方が人気が出そうですが、クリスマスのイルミネーションのシーズンになると光り物のパーツが気になります。
http://www.owltech.co.jp/products/pc_case/PCCG11/PCCG11.html
http://www.owltech.co.jp/products/pc_case/PCCG12/PCCG12.html
http://www.owltech.co.jp/products/pc_case/pc_case.html
NVIDIAは12月11日に、GeForce 8800 GTS 512MBを発表しており、発表と同時にメーカー各社から搭載ビデオカードが一斉に発売されました。
GeForce 8シリーズは、昨年11月に登場し、当時のシリーズ中最上位のGeForce8800GTXに次ぐハイエンドモデルのGeForce8800GTSは、ストリームプロセッサ96基、コアクロック500MHz、シェーダクロック1200MHz、メモリクロック800MHzでビデオメモリーは640MBですが、2007年2月にビデオメモリー320MB版が追加されています。
そして一年経って、この10月末に既存のGeForce8800GTSを上回る性能のGeForce8800GTが登場し、序列としては上のGeForce8800GTSの存在価値がなくなっていました。
新しく登場したGeForce8800GTS 512MBは、ストリームプロセッサ128基、コアクロック650MHz、シェーダクロック1650MHz、メモリクロック970MHzであり、GeForce8800GTと比べて、これらの全てのスペックが上回るため、パフォーマンス上もGeForce8800GTより上位という元の位置づけに納まったところです。
既存のGeForce8800GTSと比べると、メモリインターフェースの帯域幅が320ビットから256ビットに縮小され最大搭載メモリーが640MBから512MBに減少していますが、その差はわずかであり、ストリームプロセッサ数が128基に増加したことに加えて、コア/シェーダ/メモリクロックが全て上回るため性能は向上しています。
同メーカーのGPUではストリームプロセッサ数が最も性能に影響を与え、GPUのパフォ−マンス上は、8800GTXが128基、8800GTS 512MBも128基、8800GTが112基、既存の8800GTSが96基というストリームプロセッサ数がベースとなって、ストリームプロセッサ数が少ないGPUは多いGPUのパフォ−マンスを超えることは至難の技でしょう。
GeForce8800GTから、65nm製造プロセスに移行し、PCI Express2.0規格と動画再生支援機能PureVide HD VP2をサポートする新世代のコアとなっており、GeForce8800GTS 512MBも新世代のコアとして同様のメリットがあります。
GeForce8800GTS 512MB搭載ビデオカードの発売当初の価格は4万円台後半と高価であり、3万円台前半で購入できるGeForce8800GTと比べてコストパフォーマンスが悪いのですが、NVIDIAの発表の299〜349ドルの価格帯まで値下がりすれば、新世代コアのハイエンドモデルという価値はあるのでしょう。
http://www.nvidia.co.jp/object/io_1197390868215.html
http://www.nvidia.co.jp/page/geforce_8800.html
http://www.nvidia.co.jp/page/geforce8.html
サイズから光沢のあるパネルを採用し、VFD(蛍光表示管)でファン回転数と温度表示が輝くデザインが良いファンコントローラ「KAZE MASTER」が発売されました。
KAZE MASTER は、5.25インチベイ用の「KM01-BK(ブラック)」、「KM01-SL(シルバー)」と、3.5インチベイ用の「KM01-BK-3.5(ブラック)」、「KM01-SL-3.5(シルバー)」とあり、5.25インチベイ用は4個のファン、3.5インチベイ用は2個のファンのコントロールができます。
ファンコンとしての機能は、リアルタイムで温度を確認してファンの回転数が調整できると良いのですが、KAZE MASTER は、温度とファン回転数の確認はもちろん、低電圧から駆動が可能で調整レンジが広いこと、ツマミを左側に回し切ることでファンへの給電を停止する機能があることがメリットです。
このファン停止機能は、温度が低くなる冬場はファンを停止させるなどパソコンの静音化のために便利な機能であり、、さらにファンの故障、温度センサーの故障、温度が75℃を超えた場合に警告アラームが鳴る仕組みがあり、見た目のデザインが良いだけでなく、ファンコンとして実用的な機能が備わっています。
5インチベイ用のファンコンとしては、USBやe-SATAコネクタ、オーディオ端子、カードリーダーなどを備える多機能型のファンコンも便利ですが、最近はPCケースに各種コネクタが装備されているものも多く、FDD兼用のカードリーダーを使えば、あとは本格的なファンコントローラが欲しいというニーズがあります。
フロントパネルに取り付けるアイテムは、デザインも気になるところであり、ピアノ調の塗装のPCケースでも似合いそうなシンプルなデザインのKAZE MASTERは人気商品となりそうです。
http://www.scythe.co.jp/accessories/km01-525.html
http://www.scythe.co.jp/accessories/km01-35.html
http://www.scythe.co.jp/bay-accessories.html
Windows Vista Ultimate α+に、Microsoftのフライトシミュレータ「Flight Simulator X」の評価版が付属する特別限定バージョンが発売されました。
Vista UltimateのDSP版の限定バージョンは、昨年1月30日のVista発売当初にReadyBoost対応USBメモリーが付属するUltimate αが発売され、以降4月に「Wireless Notebook Optical Mouse4000」、「Windows Live One Care 90日間無料版」、「Microsoft フライトシミュレーターX 体験版」、「Windows Vista 特製シール」が付属するVista Ultimate α+が登場しました。
そして、この10月下旬に「Windows Home Server 英語版の120日間評価版」が加わった「Windows Vista Ultimate α+ 自宅 de ホームサーバーお試しキャンペーン」が発売されたばかりであり、さらに今回の「Windows Vista Ultimate α+ Games for Windows」では、フライトシミュレータ「Flight Simulator X」の体験版が評価版に格上げされいます。
4月に発売されたVista Ultimate α+は、私も購入しましたが、現在役に立っているのは「Wireless Notebook Optical Mouse4000」だけであり、付属していた「Microsoft フライトシミュレーターX 体験版」は2種類の飛行機が操れる体験版でしたが、この評価版が付属することで、もっと遊べるようになるでしょう。
Windows Vistaは、昨年発売された当初に比べると、むしろ少し価格が高くなっています。一般的なホームユースとしては、VistaのEditionはHome Premiumでも十分と思いますが、フライトシミュレーターXに興味があったり、無線マウスが必要であれば「Windows Vista Ultimate α+ Games for Windows」はお買い得でしょう。
しかし、Windows Vistaは、2008年に入ると「SP1」が登場する予定であり、Vista Ultimate α+は特別限定版といっても新しいバージョンとなって発売され、今後もUltimateの販促活動は続くと見込まれるため、すぐに必要がないのであれば少し待っても良いでしょう。
http://shop.tsukumo.co.jp/special/071015u/
AMDは11月19日に、「Spider(コードネーム)」プラットフォームを発表し、この「Spider」プラットフォームのクアッドコア・プロセッサ「Phenom」が発売されました。
「Spider」プラットフォームは、今回発売された「Phenom」プロセッサに加えて、既に今月に入って発売されているAMD 790FXなどAMD7シリーズ・チップセットを搭載するマザーボードと、RADEON HD 3800シリーズのGPUを搭載するビデオカードと組み合わせて、すべてAMD製品で構成するプラットフォームの名称として付けられています。
「Phenom」プロセッサは、初めから1つのダイに4基のCPUコアを内蔵することを前提に設計されていることから「真のクアッドコア」とアピールされており、「Phenom」の基本性能の進化は、Socket AM2+、HyperTransport3.0、DDR2-1066メモリーをサポートし、各コアごとの512KBのL2キャッシュに加えて共有L3キャッシュ2MBを搭載していることです。
「Phenom」プロセッサの先陣を切って発売されたのは、Phenom 9500(動作クロック2.2GHz)ですが、同時に発表されたPhenom 9600(同2.3GHz)も年内に発売される予定であり、2008年第1四半期にはPhenom 9700(同2.4GHz)とPhenom 9900(同2.6GHz)の2モデルが、さらに2008年前半に最高3GHzのモデルのリリースも予定されています。
Phenom 9500と9600はTDP95Wと、ライバルIntelの人気のあるクアッドコアCore 2 Quad Q6600(動作クロック2.4GHz)と横並びであり、発売価格も同価格帯の3万円台前半と抑えられています。
2年半ほど前の2005年6月に、デュアルコアAthlon64 X2が登場したときも、「真のデュアルコア」とアピールされており、当時としては高価であってもパフォーマンス的にはライバルを圧倒していました。そのため今回も「真のクアッドコア」として期待されていましたが、どうもパフォーマンス的には発売されたPhenom 9500では、やや期待はずれのようです。
しかし、一般的なユーザーが買い易い価格でクアッドコアCPUが提供され、AMD7シリーズ・チップセットを搭載するマザーボードと組み合わせて、Windows上から「AMD OverDrive」テクノロジによりハイレベルな性能チューニングが可能なことは、オーバークロックをして使いやすい魅力があります。
このところオーバークロックのニーズに対して、AMDは随分昔のCPUのように倍率可変(「内部クロック=外部クロック×倍率」の倍率の方が変更できること)のCPUとして、Athlon64 X2の「Black Edithion」を提供しており、Phenom9600も年内に「Black Edition」が発売される予定であり、オーバークロックマニアに対してサービス精神が旺盛です。
「Spider」プラットフォームは、2006年7月にAMDがATIを吸収合併することが発表されて以来目指してきた念願のAMD純正のプラットフォームの実現ですが、スタート時点ではライバル他社と比べて、CPUもGPUも飛び抜けたパフォーマンスのモデルが提供されているわけではなく、今後その上位モデルが発売されて真価が問われるのでしょう。
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~122478,00.html
http://multicore.amd.com/jp-ja/AMD-Multi-Core/Quad-Core-Advantage/Spider.aspx
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_15331_15332^15347,00.html
AMDが11月15日に発表したATI RADEON HD 3800シリーズのGPUを搭載するビデオカードが、発表と同時に発売されました。
2007年5月に、Direct X10世代の新しいRadeon HD 2000シリーズの先陣を切って最上位のRadeon HD 2900 XT 搭載ビデオカードが登場しましたが、その半年後と早い時期に、RADEON HD 3800シリーズのRADEON HD 3870とRADEON HD 3850の2種類のGPUがリリースされました。
上位のRADEON HD 3870のスペックは、ストリームプロセッサ数が320基、コアクロックが775MHz、メモリクロックが2.25GHz、GDDR4メモリーを搭載、下位のRADEON HD 3850は、ストリームプロセッサ数は同じ320基で、コアクロックが670MHz、メモリクロックが1.66GHz、GDDR3メモリーを搭載しています。
このRADEON HD 3800シリーズは、従来のATIの型番末尾の「XT」や「Pro」というグレードの表示は止め、「3870」、「3850」と4桁の数字で表示することで、数字の大きい方がスペックが良いと解りやすくなっています。
また、これまでのAMDの新しいシリーズの発表では、「X1Kファミリー」や「HD 2000シリーズ」などハイエンドからバリュークラスまで一新する未発売のモデルを含めたラインアップを発表していましたが、今回の発表資料を見ても「3800シリーズ」と記載されているだけで、新しいラインアップなのか、そのハイエンドモデルかミドルクラスか解りません。
アーキテクチャ的には、RADEON HD 3800シリーズのGPUは、初めてDirect X10.1に対応したこと、PCI Express2.0規格をサポートしていること、55nm製造プロセスで消費電力が大幅に抑えらていることと、まさに新世代のGPUです。
しかし、グラフィック性能に直結するスペックは、ストリームプロセッサ数が既存のRadeon HD 2900 XTと同じ320基というベースの中で、メモリインターフェイスの帯域幅が256bitと2900 XTの帯域幅512bitの半分というハンディがあって、コア/メモリクロックが2900 XTを上回るRADEON HD 3870でもパフォーマンス的には2900 XTを上回ることができないようです。
新シリーズのフラッグシップモデルであるとすると、既存のハイエンドモデルのグラフィック性能を圧倒的に凌駕することが期待されるため、物足りないという評価になるのでしょうが、RADEON HD 3870で3万円台、HD 3850で2万円台とミドルクラスのビデオカードの価格帯で発売されており、コストパフォーマンスは優れています。
同じように今月発売されたGeForce8800GT搭載ビデオカードと比べると、上位のRADEON HD 3870でもパフォーマンス的には下回るようですが、GeForce8800GT搭載ビデオカードが199ドルから259ドルの価格帯、RADEON HD 3870が219ドルから、HD 3850が179ドルからと発表されており、価格を考慮すれば、RADEONの画質が気に入っているユーザーにとっては魅力的です。
また既存のRadeon HD 2900XTと2600XTの隙間を埋めるモデルで、売れ筋の価格帯であるため、既にRADEON HD 3800シリーズのGPUを搭載するビデオカードは、Sapphire、玄人志向、Connect3D、PowerColorから発売され、今後もASUS、GIGABYTE、MSIなど次々と発売される予定です。
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~122058,00.html
http://ati.amd.com/products/radeonhd3800/
AMDの次世代のPhenomプロセッサをサポートするAM2+プラットフォーム向けのチップセット「AMD 790FX(開発コードネームRD790)」を搭載するマザーボードとして、GIGABYTEから「GA-MA790FX-DQ6」と「GA-MA790FX-DS5」が発売されました。
AM2+プラットフォームのCPUソケットの形状は、現行のSocket AM2のソケットと同じであり、既存のSocket AM2マザーボードでもBIOSのアップデートが可能であればPhenomプロセッサを使うことができる可能性がありますが、既存のマザーボードのチップセットでは、AM2+プラットフォームのHyperTransport 3.0など新しい機能はサポートしていません。
つまり、IntelのLGA775プラットフォームでも、新しいチップセットでないと新しいCPUが対応する全ての新機能をサポートしていないことと同じですが、AMDは、大幅な改良があるという趣旨で、あえてAM2+プラットフォームと呼ぶのでしょうから、将来Phenomプロセッサを使うためには、やはり「AMD 790FX」などAM2+プラットフォーム向けのチップセットが必要ということでしょう。
まだAMD 790FXの詳細がAMDから発表されていないのですが、高速バスのHyperTransport 3.0、低消費電力技術のSplit Power PlanesとEnhanced Cool'n' Quietの進化が挙げられており、発売されたGIGABYTEのマザーボードの仕様を見てみると、デュアルチャンネル対応DDR2-1066MHzメモリーのサポート、帯域幅が従来の2倍となる PCI Express2.0対応と基本的なパフォーマンスを左右する将来のスペックを満たしています。
AMD 790FX搭載マザーボードは、ASUSのサイトでも「M3A32-MVP Deluxe」と「M3A32-MVP Deluxe/WiFi-AP」を掲載し、DFI、ECS、MSIはサンプル版のマザーボードを展示をしたことがあり、他のメーカーもPhenomプロセッサの発表前後に発売されるでしょう。
AM2+プラットフォーム向けのチップセットは、コストを抑えた「RX790」や、GPU統合型チップセットの「RS680」という開発コードネームのチップセットも予定されており、今慌てて購入する必要がないとしても、将来は、こうしたAM2+プラットフォーム向けのチップセットが本命となります。
http://www.links.co.jp/html/press2/gigabyte_ga-ma790fx-dq6.html
http://tw.giga-byte.com/Products/Motherboard/Products_List.aspx?VenderType=AMD&CPUType=socket+am2%2b#AMD%20790FX
http://www.asus.com/products.aspx?l1=3&l2=149&l3=591
NVIDIAは10月29日に、ハイエンドクラスの今後主力となるGPUとして「GeForce8800GT」を発表しており、発表後すぐに搭載ビデオカードがメーカー各社から一斉に発売されました。
GeForce8800GTは、コアクロック600MHz、シェーダクロック1500MHz、メモリークロック900MHz、ストリームプロセッサ数112基と発表されており、ストリームプロセッサ数はGeForce8800GTXの128基より少なく、GeForce8800GTSの96基より多く搭載しています。
そのため、ハイエンドクラスのGeForce8800シリーズの中でも、GeForce8800GTは、8800GTXと8800GTSの中間に位置するGPUでしょうが、コアクロックとシェーダクロックが8800GTXより上回るため、8800GTXに迫るパフォーマンスが期待できそうです。
しかも、製造プロセスが65nmプロセスに移行したことで消費電力が抑えられ、取り扱いやすい1スロット仕様サイズに収められたこと、PCI Express2.0規格もサポートすること、動画再生支援機能が改良されPureVide HD VP2に進化したことから、8800GTXでさえ影が薄くなりそうです。
GeForce8800GT搭載ビオデオカードを発売したメーカーは、ASUS、ELSA、GALAXY、Gigabyte、Leadtek、MSI、InnoVISION、Twintech、XFX、ZOTAC、玄人志向と既に出揃っており、発売当初価格は3万円台中盤と8800GTXの半値、8800GTSより安く、NVIDIAが199ドルから259ドルの価格帯において、かつてない性能と機能を手に入れることができるとアピールするように安い価格設定となっています。
これまでハイエンドビデオカードは、新モデルが登場して一年を過ぎた頃に、ミドルクラスの価格帯でハイエンド最下位の廉価モデルを追加することが通例でしたが、GeForce8800GT搭載ビデオカードは、価格が安くてもパフォーマンスを犠牲にした廉価モデルではなく、従前の8800GTXと8800GTSを置き換えてしまいそうなイメージです。
ただし、1スロット仕様になったとしても高クロックビデオカードですから熱対策は重要であり、PCケース内に熱がこもらないように換気を良くしたり、場合によってはスポット冷却などの工夫が必要でしょう。
http://jp.nvidia.com/object/io_1193662113077.html
http://www.nvidia.co.jp/page/geforce8.html
http://www.asus.co.jp/products.aspx?l1=2&l2=6&l3=442&l4=0&model=1918&modelmenu=1
http://www.elsa-jp.co.jp/products/graphicsboard/gladiac_988_gt_512mb/index.html
http://www.galaxytech.com/japan/product_details.asp?id=156
http://www.gigabyte.com.tw/Products/VGA/Products_Overview.aspx?ProductID=2687
http://www.leadtek.co.jp/3d_graphic/winfast_px8800_gt_1.htm
http://www.inno3d.com/products/graphic_card/gf8/8800gt.htm
http://www.zotac.com/gf8800GT.htm
http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1068
PC DIY用の部品を供給しているJapanValueから、アルミ製電源ユニット用サイレンサの新モデル「PF-Silencer SG」がリリースされました。
電源ユニット用サイレンサは、フード形状の覆いをかぶせることで電源ファンの騒音を抑える静音化対策グッズですが、JapanValueの既存の製品としては、標準サイズのATX電源ユニット専用の「PF-Silencer BK」と、80mm/92mmケースファン共用の小型の「PF-Silencer8090」が発売されています。
新モデルの「PF-Silencer SG」は、W150mm×D63mm×H85mmと標準サイズのATX電源ユニット用であり、電源ケーブルをアクリル系難燃性吸音圧縮材の隙間を通すことで引き出し易いように改良されていること、カバー部分のネジ止めを廃止しワンタッチに改良されていることで装着しやすくなっています。
パソコンの騒音源としては、CPUファン、電源ファン、ケースファンなどファンの回転音が最も大きく、ケースファンなどはノイズレベルが低いものに取り替えてしまうことが手っ取り早いのですが、電源ユニットを交換することは大きなコストが掛かります。
最近の電源ユニットは電源ファンのノイズを抑えた低価格な静音電源も多いのですが、テレビ視聴やDVD編集などの作業でさらに静かにしたいのであれば、電源ユニット用サイレンサの使用を検討すると良いでしょう。
もちろん電源ファンよりCPUファン、チップセットファン、VGAファンの方がうるさいのであれば、先にその対策が必要です。
http://www.jjv.co.jp/PF-Silencer%20SG/
http://www.jjv.co.jp/PF-Silencer%20BK/index.htm
http://www.jjv.co.jp/PF-Silencer8090/PF-Silencer80903.htm
多くの電源ユニットの中でも、特にコストパフォーマンスが良いため人気があるサイズのCoRE PoWERシリーズがモデルチェンジし、CoRE PoWER2シリースとして発売されました。
CoRE PoWER2シリーズは、400Wの「Core-400-2007」と500Wの「Core-500-2007」の2製品があり、「Core-400-2007」が4,000円程度、「Core-500-2007」が5,500円程度と、前モデルのCoRE PoWERシリーズと同じ価格帯でお買い得な価格で発売されています。
モデルチェンジで改良された事項は、12cm搭載ファンが「風・拾弐」となり、ノイズレベルが400Wモデルで最大18.5dBA(旧27.3dBA)、500Wモデルで最大24.9dBA(旧28.9dBA)と大幅に抑えられています。
また、2個のPCI-EXPRESSコネクタが6pin+2pin対応となったこと、2系統の+12Vの出力が400Wモデルで+12V1 18A、+12V2 18A(旧+12V1 16A、+12V2 15A)、500Wモデルで+12V1 20A、+12V2 20A(旧+12V1 20A、+12V2 17A)と強化されたことから、SLIやCrossFireのデュアルビデオカードへの対応力も向上しています。
CoRE PoWERシリーズは、8月にセミプラグイン方式を採用する「CoRE-400A-PLUG」と「CoRE-500A-PLUG」が発売され、セミプラグイン方式という独創的な工夫は面白いのですが、ノイズレベルや+12Vの出力は従来どおりであったため、今度のCoRE PoWER2シリーズがスペック的にはフルモデルチェンジという感じです。
今秋発売された容量500Wクラスの電源は、GIGABYTEの「ODIN(GT)シリーズ」、EverGreenの「SilentKing αシリーズ」、Antecの「NeoPowerシリーズ」 、リンクスインターナショナルのENERMAX別注モデル「STABILITYシリーズ」と注目されそうな電源が多い中で、CoRE PoWER2シリーズは普通のミドルクラスのケースで使うのであれば十分なスペックです。
電源ユニットは、パソコンのパーツ構成により必要な電力が不足することなく供給できて静かであれば、使っていて不満に感じることはなく、そうした基本性能を向上させたCoRE PoWER2シリーズは、コストパフォーマンスが良いため引き続き人気モデルとなりそうです。
http://www.scythe.co.jp/power/corepower2.html
http://www.scythe.co.jp/power/corepower-p.html
http://www.mustardgiga.co.jp/product/power/product-power-odin550gt.html
http://www.abee.co.jp/Press/2007/0910.html
http://www.everg.co.jp/web1/web1contents/56292/56292.html
http://www.antec.com/world/jp/pro_p_NeoPower.html
http://www.links.co.jp/html/press2/news_stability.html
NVIDIAが9月25日にリリースしたIntelのLGA775マザーボード向けのGeForce 7シリーズのグラフィック統合型チップセットを搭載するマザーボードが発売されました。
GeForce 7シリーズは、上から順に GeForce7150+nForce630i 、GeForce7100+nForce630i 、GeForce7050+nForce630i、GeForce7050+nForce610i と4種類が用意されており、DirectX 9.0シェーダーモデル3.0のサポート、PCI-Express 16レーン1スロット、3Gbps対応SATA×4ポートは共通の仕様ですが、この他の主なスペックの違いは次の表の事項です。
| GeForce7150 nForce630i |
GeForce7100 nForce630i |
GeForce7050 nForce630i |
GeForce7050 nForce610i |
|
| FSB | 1,333MHz | 1,333MHz | 1,333MHz | 1,066MHz |
| メモリ速度 | DDR2 800 | DDR2 800 | DDR2 667 | DDR2 667 |
| グラフィック クロック |
630MHz | 600MHz | 500MHz | 500MHz |
| HDMI | 有 | 有 | なし | なし |
| HDCP | 有 | 有 | 有 | なし |
| DVI | 有 | 有 | 有 | なし |
| RAID | 0,1,0+1,5 | 0,1,0+1,5 | 0,1,0+1,5 | 0,1 |
| イーサネット | 10/100/1000 | 10/100/1000 | 10/100/1000 | 10/100 |
| USB | 10ポート | 10ポート | 10ポート | 8ポート |
SapphireとAOpenからAMD(ATI)のハイエンドGPU「RADEON HD 2900XT」の下位モデルに相当する新型の「RADEON HD 2900Pro」を搭載するビデオカードが発売されました。
Sapphireからは、1GBのGDDR4メモリと512MBのGDDR3メモリをそれぞれ搭載する2種類の「ATI RADEON HD 2900PRO」が、AOpenからはXIAiブランドの512MBのGDDR3メモリを搭載する「XIAi29P-WDC512X」が発売されています。
「RADEON HD 2900Pro」のスペックは、AMDから公式に発表されていませんが、GDDR3メモリ512MB版はいずれも、コアクロック600MHz、メモリクロック1600MHzと、「RADEON HD 2900XT」のコア/メモリクロック 740MHz/1650MHzよりクロックが抑えられていますが、ストリームプロセッサ数は2900XTと同じ320基です。
また、SapphireのGDDR4メモリ1GB版は、メモリクロックは1850MHzに上げられていますがコアクロックは600MHzであり、おそらくコアクロックが600MHzでストリームプロセッサ数が320基というスペックのGPUが「RADEON HD 2900Pro」なのでしょう。
Sapphireのスペックの比較表を見ると、「HD 2600 XT 2」というモデルが載っており、これも先週登場したGECUBEの「GC-D26XT2-F5」と同じで1枚のビデオカードで2600XTを2基搭載するモデルのようであり、さらに「HD 2900 GT」というストリームプロセッサ数が240基のモデルも予定されています。
ハイエンドからバリュークラスまでの新シリーズの一通りのラインアップが出揃って、次はハイエンドシリーズの価格を抑えたお買い得モデルが登場するのは、AMD(ATI)もNVIDIAも毎度のことですが、今回のRADEON HD 2000番台シリーズは、ハイエンドの「RADEON HD 2900XT」とミドルクラスの「RADEON HD 2600XT」の価格差が大きく開いています。
そのため隙間を埋めるモデルとして、「RADEON HD 2900Pro」GDDR3メモリ512MB版が4万円を切って早く登場し、さらにストリームプロセッサ数が240基のミドルクラスの上位モデルも発売されるとなると、人気のRADEON HD 2600XTに続いてAMD(ATI)の攻勢が続きそうです。
http://aopen.jp/products/vga/XIAi29P-WDC512X.html
http://www.sapphiretech.com/jn/products/products_overview.php?gpid=190&grp=3
http://www.sapphiretech.com/en/productfiles/matrix-vga-1.xls
http://www.mustardgiga.co.jp/product/vga/G3/product-vga-HD2600XT_G3_pci-index.html
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