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<2004年10月-12月掲載分-今週のトピックス->
 
<ADSL関係の話題>

  12/26版 NTT-ATがLAN用の隙間ケーブルを発売
 
 NTT-ATは、12月24日から
窓やドアのすき間を通して配線できる、耐衝撃性に優れたイーサネットケーブル「LAN用すき間ケーブル」を発売します。

 LAN用すき間ケーブル」は、CAT5(カテゴリ5)規格に準拠し、アルミサッシのすき間を通した構成で窓の開閉を繰り返し、1万回以上の開閉でも、伝送信号になんら影響が無く、ケーブルに破断がおきない、面耐圧性、耐候性、耐水性に優れているとのことです。

 1階と2階や隣室へのLANケーブルの配線は、難しければ無線LANを使えば良いのですが、発表資料に記載されているように、屋外のネットワークカメラとの接続や屋内でも無線の信号強度が弱い場所へのLAN配線では使えます。 また高速ブロードバンドを利用していて、無線LANでは通信速度がボトルネックとなり、どうしても有線で接続したい場合には役に立ちそうです。

 スカパーのアンテナケーブルは、室内に引き込むために形状が良く似た薄いすき間ケーブルが使われることがありますが、通常LANケーブルは屋内で使用するため、不自由であれば無線LANを使うことが多く、これまで「LAN用すき間ケーブル」のニーズは少なかったのでしょう。

 しかし、パソコンだけでなく家電製品など家庭内のネットワークが広がれば、また多様な使い方がでてくるため、「LAN用すき間ケーブル」も便利グッズの一つとなります。

http://www.ntt-at.co.jp/news/2004/release43.html


  12/19版 フレッツ・ADSL モアIII ビジネスタイプの提供開始
 
 NTT東日本は12月16日に、法人向けの「フレッツ・ADSL モアIII ビジネスタイプ」の提供を12月20日より開始すると発表しました。

 このビジネスタイプは、通話回線とは別のADSL専用型のみで
想定接続端末台数が25台という規模の事業所向けであり、接続が不安定で繋がらない時があってはビジネス用途としては困るため、ADSLモデムからNTT東日本収容ビルまでの区間について、24時間365日の復旧体制で対応するとサポート面が強化されています。

 新しいオフィスビルは既に光ファイバーが敷かれているのでしょうが、古いビルや中小事業所では、ADSL回線より信頼性の高いISDN回線を使ってきています。こうしたケースではISDN回線を何本か束で利用していても、通信速度は1Mbps以下であることが多く、今となっては不自由なことが多いでしょう。

 企業の問題ですが、個人のADSLユーザーにとっても、電話回線の束である同一ケーブル内のISDN回線がADSL回線に切り替わっていけば、結果としてISDN干渉による影響が弱まって、接続が安定したり、リンク速度がアップしたり良くなることが期待できます。

 ISDNは大きな干渉源であったため、社会全体としてFTTHやADSLに切り替わって、ISDN回線が少なくなっていくことにより、長期的な傾向として少しづつ良くなっていくのでしょう。

http://www.ntt-east.co.jp/release/0412/041216.html
http://www.ntt-east.co.jp/release/0412/041216_1.html


  12/12版 IEEE802.11a無線LANのチャネル変更への対応
 
 
バッファロ−は、11月29日に総務省より発表された「5GHz帯の無線アクセスシステムの技術的条件」の一部答申を受け、現行の5GHz帯(5150〜5250MHz帯)IEEE 802.11a規格の無線LAN製品のチャネル変更に関する取り組み及び対応について発表しました。

 
IEEE 802.11a規格の無線LANでは、これまで日本国内では5.15〜5.25GHzの周波数帯を利用しており、気象レーダーへの影響を考慮し、5.24GHz〜5.25GHzという10MHz幅のガードバンドを設けて利用されてきました。

 しかし昨年7月の世界無線通信会議(WRC-03)において、5GHzギガヘルツ帯の5150〜5350MHzと5470〜5725MHzが無線LANシステム用として定められ、この国際標準に変更するため、総務省の情報通信審議会で審議され、「5GHzギガヘルツ帯の無線アクセスシステムの技術的条件」の一部答申としてまとめられ、気象レーダーへの干渉についてもガードバンドを外し、無線LANで利用できる周波数帯を広げる方向性が示されました。

 このこと事態は、
無線LANで利用できる周波数帯が広がり歓迎すべきことですが、既にIEEE 802.11a規格の無線LAN機器を使用しているユーザーにとっては、将来も既存の機器相互の通信は使えても、既存の機器と新しいチャネルの機器と混在した場合に支障が無いか心配です。

 そのため
バッファロ−だけでなくコレガも見解を表明しており、争点は、既存の機器のファームウェアの更新で旧チャネルの製品を新チャネル対応にアップデートすることが認められるかどうかという問題であり、今のところ総務省はユーザーのファームウェアのアップデートには難色を示しているようです。

 
事業者側で回収してチャネル変更することは可能、総務省令改正後も一定期間、現行の11a機器の販売を継続する、旧チャネルの製品は下取りするとか、過渡期の対応案はいろいろ取り沙汰されていますが、現時点では不透明です。

 現在の
無線LAN機器の主流はIEEE 802.11g規格で、11aも併用できる製品は高級機であり、当面は、新たに無線LAN機器を購入するのであれば、高価なIEEE 802.11a規格対応の製品を購入することは見合わせて、IEEE 802.11g/b規格対応のみの製品を選んだ方が無難でしょう。

http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2004/067_1.html
http://www.corega.co.jp/product/news/041202.htm
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/041129_5.html


  12/5版 Yahoo!BB「おとくラインタイプ」を拡充
 
 
Yahoo! BBは、日本テレコムが提供する電話サービス「おとくライン」20053月上旬サービス開始予定)の申込者を対象に、101日から「Yahoo! BB 8M おとくラインタイプ」を受付けており、この「おとくラインタイプ」のメニューに、「Yahoo! BB 50M」を追加し、12月1日から「ウルトラ0円キャンペーン」の対象としています。

 「おとくラインタイプ」は、通常の月額利用料金は、ISPサービス料が42円(税込み)安い程度のことですが、日本テレコムの「おとくライン」の通話料金も11月22日に値下げが発表されており、
家庭電話はYahoo! BBのBBフォンより、「おとくライン」の方を使いたいユーザー向けです。

 この
Yahoo! BB おとくラインタイプ」の利用には、日本テレコムの「おとくライン」サービス提供開始時に、「NTT加入電話」から「おとくライン」へ利用電話会社とサービスを切り替えることとなり、ADSL接続サービスは「Yahoo! BB ADSL 通常タイプ」から「Yahoo! BB おとくラインタイプ」への変更または、その逆の変更は、一度解約のうえ、再度、申し込み手続きが必要とのことです。

 今年5月27日に、ソフトバンクが日本テレコムの全株式の取得を発表したときの資料では、、
日本テレコムの光ネットワークインフラとソフトバンク・グループ独自のIPネットワークを統合するメリット、また日本テレコムが主に企業向けYahoo!BBを運営するソフトバンクが個人向けに強いことから補完しあえるメリットが説明されています。

 半年経って11月15日に、
法人向けインターネットサービスでの協業が発表され、個人向けはソフトバンク側では、このYahoo! BB おとくラインタイプ」のメニューができましたが、日本テレコムが運営するプロバイダ「ODN」のサービスは、まだ従来どおり大きく変わっていません。

 
日本テレコムがソフトバンクグループの傘下となっても、ODN」はプロバイダ業務であり、イー・アクセスやフレッツADSLBフレッツ、電力系FTTHなどの回線を利用したブロードバンドユーザーも会員であり、これまで同様にサービスの利用が可能なことはもちろん、「ODN」としてもキャンペーンにより会員の増強を目指しています。

 
Yahoo! BBとしても、105日から申込み受付を開始した「Yahoo! BB光」でFTTHに参入しており、むしろ今後はFTTHを軌道に乗せることなど事業メニューが増えて忙しいことでしょう。

http://bb.softbankbb.co.jp/otoku/otoku50m/
http://bb.softbankbb.co.jp/service/campaign/
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/2004/nov/nr041122/nr_fs.html
http://www.odn.ne.jp/bb/cp/index.html
http://www.softbankbb.co.jp/press/2004/p1115.html


  11/28版 プラネックスが1台3役の無線ルータを発売
 
 プラネックスは、IEEE802.11g規格に準拠した無線LANマルチファンクションアクセスポイント「GW-MF54G」を製品化し、11月25日から同社のウェブサイトに載せています。

 この「GW-MF54G」は、1台で無線LANアクセスポイント・ルータ・コンバータの3役の機能を持っていること、小型・軽量モデルでキャリーケースが付属し、持ち運びができることから、いろいろな使い方ができて便利な製品です。

 無線ブロードバンドルータは、IEEE802.11g規格対応の製品でも最近は1万円を切っている製品があり、むしろポートに接続する無線LANアダプタの方が他社製品も割高ですが、LANこの「GW-MF54G」のメーカー参考価格は、税込みで9,980円とLANポートに接続する無線LANが無償で付いているぐらいのお買い得な価格設定でアダプタ並みの価格でルータ機能す。

 この価格では、LAN側有線ポートを備えてなくても、また無線LANの高速化機能「Super G」に対応してなくても、贅沢は言えないでしょうし、むしろ持ち運んで使うためには対応機器どうしでないと意味の無い「Super G」に対応するコストより、WiFiの認定を取得しているという汎用性の方が重要ということなのでしょう。

 また無線
ネットワーク対応のデジタル家電に接続して、ワイヤレスでLANコンバータとして、利用することができるというメリットも、HDD・DVDレコーダが家電製品の新三種の神器の一つと言われるほど売行きが好調であり、持っている人にとっては実用的に役に立ちます。

 常時HDD・DVDレコーダに接続して使うのであれば、せっかくのルータが無駄になるような気もしますがパソコンに映像ファイルを取り込む作業の時だけ接続して使えば良いので、やはり重宝する機能でしょう。

http://www.planex.co.jp/product/bwave/gwmf54g.shtml


  11/21版 イー・アクセスの47Mbpsサービスを50Mbpsに高速化
 
 イー・アクセスは11月18日に、
現在提供中の最速メニューである47Mbpsサービスの下り最大速度を50Mbpsに高速化することを発表しました。

 50Mbpsへの高速化は、12月上旬から対応予定であり、ADSLモデムのファームウェアをバージョンアップすることで対応でき、既存の47Mbpsサービスの利用者は、自分でファームウェアのバージョンアップをする必要があります。

 なお12月1日以降に、ADSL 50Mプランに新規に申し込む利用者には、新ファーム搭載モデムを出庫するとのことです。

 ADSLの高速化は、1.5M
bpsあるいは8Mbpsサービスから始まり、12Mbps、24・26Mbps、40Mbpsオーバーとなって、ADSL各社とも50Mbpsがもう限界という状況です。サービスメニュー上は、まだNTT東西が下り最大速度47Mbpsサービスですが、50Mbpsと大差なく、いずれも実効速度が20Mbpsを超えるユーザーは恵まれた環境にあります。

 またADSLで20Mbps以上の速度であれば、FTTHに乗り換えても速くなったと実感できることはほとんどなく、乗り換えるメリットも少ないでしょう。

http://www.eaccess.net/company/press/2004/041118-2.html
http://www.eaccess.net/company/press/2004/041118-3.html


  11/14版 総務省が「ブロードバンド契約数の推移」を発表
 
 総務省は、これまで毎月公表していた「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」を
平成16年8月末の状況の公表までで止め、これからは四半期毎に「ブロードバンド契約数等の推移」を公表することとし、平成16年6月末現在の状況を発表しました。

 従来の「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」でADSLを始めとするブロードバンドの歴史を顧みると、ADSLは平成12年にほんの一部の地域で始まり、12年末に9,723人の加入者数、13年夏にYahoo!BBが参入し年末に152万人、14年末は565万人、15年末は1,027万人、16年8月末には1,255万人と、実質的には3年間程度で、ほぼ行き渡ったという状況です。

 FTTHは、14年末は21万人、15年末は89万人、16年8月末には160万人と、まだこれからでしょうが、現実にはADSLがピーク時に年間500万人近い加入者数を伸ばしたのと比べれば、普及のテンポは遅く、順調に伸びたとしても5年後に1,000万ユーザーを超えるのは難しいのではと思われます。

 既にブロードバンドの新規導入は、全体としてピークを過ぎており、FTTHが今後加入者を伸ばしていくためには、ADSLなど既存の他のブロードバンドユーザーからの乗り換えを期待することになります。

 高速で接続が安定しているFTTHは、サービスの質としては優位であり、コストが下がれば伸びるのでしょうが、現時点では、FTTHの月額利用料金はADSLのおよそ倍ぐらい、さらに初期費用の導入コストが大きく、既存のADSLユーザーは、現在の利用環境に大きな不満が無ければ、FTTHに乗り換えるメリットは少なく、FTTHの普及のテンポが緩やかになることは止むを得ないことでしょう。

 総務省が、
四半期毎に「ブロードバンド契約数等の推移」を公表することとしたように、ブロードバンドの普及期は過ぎて、新規の加入件数が大きな問題ではなくなり、これからは普及率を問うのではなく、サービスの質と価格のバランスの問題が問われる時代です。

http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/041112_1.html


  11/7版 今秋のコンピュータウイルス・不正アクセスの傾向
 
 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構は11月4日に、200410月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表しました。

 今夏は、「Netsky」や「Mydoom」などメール添付型のウィルスが猛威をふるい、個人的にも一日に複数のウィルス添付メールが届いており、最近は少し落ち着いてきたという印象でしたが、
IPAの発表資料によると、まだ高水準で油断は禁物とのことです。

 特に、新型ウィルスの
W32/Bagz」は、添付ファイルをWordの文書ファイルに見せかけるテクニックを使っており、うっかり騙されてしまうおそれがあり、相変わらずメールの添付ファイルは要注意です。

 また感染すると、
ウイルス対策ソフトやパーソナルファイアウォールなどのセキュリティ対策製品を停止させるウィルスがあり、ウイルス対策ソフトが使用できない場合、ウィルスソフトベンダーのオンラインでのウイルス検査サービスを利用することが勧められています。

 むしろ、こうしたウイルス対策ソフトを使えなくするウイルスに感染するケースの方が多いため、この発表資料で紹介しているオンラインスキャンで本当にウィルスに感染しているかどうか、またウィルス名を確認することが必要なのですが、スキャンするだけで駆除できないと困ります。

 同じウィルスソフトベンダーで、無償駆除ツールも提供しており、駆除できるウィルスは限られますが、スキャンした結果、無償ツールで駆除できるウィルスであれば役に立ちます。珍しいウィルスに感染することは滅多に無いので、McAfeeサイトの
Stinger(スティンガー)をとりあえず使用してみるのも良いでしょう。

http://www.nai.com/japan/security/stinger.asp
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/tools.list.html
http://www.trendmicro.com/jp/security/tool/overview.htm

 不正アクセスについては、10月の被害は3件と少ないものの、Windowsのセキュリティーホールを狙った不正アクセスが増えていることが気になります。

 Windows XP の ServicePack 2(SP2)の適用は、トラブルが起きる可能性があるパソコンもあります。そのためSP2をまだ適用してないパソコンも多く、やむを得ずWindows Updateをひかえて、Windowsのセキュリティーの脆弱性の修正プログラムを適用してないと、これからはリスクも大きくなります。

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2004/11outline.html
http://support.microsoft.com/?scid=kb;ja;884757


  10/31版 BUFFALOがSuperAG対応ブロードバンドルータを発表
 
 
(株)バッファローは10月27日に、IEEE802.11g/b/a同時接続可能な「SuperA/G」に対応した無線ブロードバンドルータの新製品「WER-A54G54」を発表しました。

 コレガ、I-O DATA、プラネックスなど他社が、無線通信の高速化機能「SuperA/G」対応の製品を次々とリリースしている状況の中で、従来のバッファロー無線LAN機器の高速通信モデルは、独自の「フレームバーストEX」機能を搭載しています。

 
「SuperA/G」も「フレームバーストEX」機能も通信速度の高速化という観点では、大きな差はないのでしょうが、いずれの場合も、親機だけでなく子機も同じ機能を備えていないと役に立たない機能であり、互換性という観点では独自機能は将来的にはやや不利という側面があります。

 つまり「フレームバーストEX」機能を備えた
無線ブロードバンドルータや無線アクセスポイントを使うのであれば、無線LANカードや無線LANアダプタも「フレームバーストEX」機能をサポートするバッファロー製品を購入することになりますが、ホームユースで親機と子機を1台導入するときは気にならなくても、子機を増設するときにも高速化機能を使用したければ選択の余地が狭まることが難点です。

 
「SuperA/G」対応製品でも、できれば同メーカーの製品で揃えた方が無難ですが、主流である「SuperA/G」は、同じ米Atheros Communications社製の無線LANチップを採用しており、将来的には動作検証が進む可能性があります。

 
バッファロー無線LAN製品、他社に先駆けIEEE802.11g規格の製品を市場に投入して以来人気があり、大きく他社をリードしてきたのですが、そうであってもネットワーク製品は互換性が重要であり、独自規格では苦しいのでしょう。

 最近「SuperA/G」対応でも低価格の製品が多くなっており、バッファローWER-A54G54」もIEEE802.11g/b/a同時接続可能なルータとしては、お買い得な価格設定となっています。

 無線LANの設定については、
JEITA(社団法人電子情報産業技術協会)が412日に、「無線LANセキュリティ」に関するガイドライン改訂版を発表して以降、このガイドラインに沿って他社の新製品も無線LANの接続・セキュリティ設定が簡単になっていますが、バッファロー無線LAN製品「AOSS(TM)」によりワンタッチで完了できるようになっています。

 また「WER-A54G54」のルータ設定は、初心者でも設定に迷うことがない新たに「らくらくセットアップ」機能を搭載しており、特にYahoo!BBとCATVの場合はプラウザでルータの設定画面を呼び出す必要が無いとのことであり、便利になっています。

 これから新たに無線LANを導入するのであれば、バッファローの製品でも「SuperA/G」をサポートする機器が本命となるのでしょう。

http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2004/054_1.html


  10/24版 マイクロソフト「Windows Media Player10」を提供開始
 
 マイクロソフトは10月20日に、「Windows Media Player10」の提供開始を発表し、同社のサイトからダウンロードできるようになりました。

 Media Player10は、Media Player9と比べてデザインが一新されスリム化されたこと、ワンクリックでよく使う機能にアクセスでき使い易くなったとのことであり、早速Media Player10をダウンロードして使ってみましたが、確かにスリム化されたことにより表示画面が大きくなり良い感じです。

 まだWindows Media ホームの「Windows Media Player10の使用方法」の「基本的な事項」は英語での説明となっていますが、映像ファイルの再生など基本的な操作は元々難しくないでしょう。

 また通常はWindows Media Player10をインストールすれば、これまでMedia Player9で再生された拡張子のファイルがMedia Player10に関連付けられ、ファイルをWクリックすればMedia Player10で再生できるようになりますが、もし使ってみてトラブルがあれば、Windows Media ホームのトラブルシューティング、FAQ、リソースノートを確認してください。

http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2087
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/mp10/


  10/17版 アッカADSL47Mサービスを「50Mbpsサービス」に名称変更
 
 アッカは10月17日に、
現在提供中の「47Mbpsサービス」において、下り最大速度が50Mbpsを超えたことを確認したため、本日よりサービス名称を「50Mbpsサービス」に変更すると発表しました。

 なお、上り速度の最大速度3Mbpsへの高速化については、9月中旬に対応したとのことで、ADSLモデムが最新のファームウェアでない場合は、バージョンアップの必要があるとのことです。

 今回の名称変更は、アッカの「47Mbpsサービス」のNTT局内設備のファームウェアのバージョンアップを実施したことにより、ACCAラボ(実験室)の接続試験でADSL下りリンク速度が50Mbpsを超える結果を確認したとのことですが、理想的環境下におけるリンク速度が3Mbps程度速くなったとしても、それ程意味のあることではないのです。

 やはり名前が
50Mbpsサービス」とすれば、Yahoo!BBと同じ最高速のADSLサービスというイメージを狙っての戦略であり、むしろ年内に提供を開始する予定と発表されている「下り最大速度50Mbps超/上り最大速度10Mbps」の新サービスの方が、上り、下りの使用周波数帯域のドラスティックな変更を伴うために、開発状況が知りたいものです。

 もうADSLサービスの高速化は限界と思われる状況で、主な通信事業者は、次はFTTHサービスが主戦場と軸足を移しつつある中で、アッカが開発中の
「下り最大速度50Mbps超/上り最大速度10Mbps」は低い周波数帯域を下り通信で使用するために、それなりに興味は持てるところです。

 この新方式の上りで使用する周波数帯域が、あまりにも高い周波数帯域のため、もちろん遠い距離では全く使えないことでしょうが、利用できる近い距離では、下り速度がかなりアップするケースもあるのではと期待されるものの、原理的には上りがリンクできないケースが心配で実用になるのかという懸念があります。

 こうした既存の周波数帯域にこだわらない研究成果が、むしろ距離のハンディを克服するために少しは役に立つことを願うものであり、ADSLサービスがより距離が遠くてもある程度速度が確保できるのであれば、結果としてADSLの寿命も長くなるように思います。
 最近は、各社とも長距離化は、あきらめたような雰囲気であり残念です。

http://www.acca.ne.jp/release/041012.html
http://www.acca.ne.jp/support/user_support/20040819.html
http://www.acca.ne.jp/release/040727.html


  10/10版 ソフトバンクが「YAHOO!BB光」を発表
 
 ソフトバンクBB(株)とヤフー(株)は、光ファイバーを利用した新ブロードバンド総合サービス「Yahoo! BB 光」の提供を開始し、2004105日より申込みの受付を開始すると発表しました。

 この「
Yahoo! BB 光」は、一戸建て住宅向けの「Yahoo! BB 光 ホーム」と集合住宅向けの「Yahoo! BB 光 マンション」とありますが、やはり他のFTTHの提供事業者と同じように、同時に多くの加入者が見込めるマンションタイプの普及をめざすことになるのでしょう。

 「Yahoo! BB 光 マンション」は、料金表を見ると8戸以上の加入者が申し込むことが前提となっているようで、初期費用が21,000円の負担が掛かかります。

 しかし、月額利用料金は、タイプや加入者数による違いはあっても、
BBフォン利用のケースで機器レンタル料を含めて4095円〜4725円と、ADSL50Mサービスの料金と比べて大差なく、初期費用が高くても、2年〜3年使えば月額1000円程度の差に納まりそうです。

 この「Yahoo! BB 光 マンション」の申込みは、個人のユーザーの場合、マンション情報登録を行い、
Yahoo! BB建物へのサービス導入交渉を行うことになっていますが、先行するNTT東西や電力系などのFTTH事業との競合もあって、これまで個人の勧誘中心のYahoo! BB交渉ごとは得意ではないような気もします。

 一方一戸建て住宅向けの「Yahoo! BB 光 ホーム」は、最大2ヶ月間月額利用料0円、初期費用(光回線設置事務費用)0円の登場キャンペーンを行っています。また12ヶ月の最低利用期間があることと、課金開始日前に解約しないことを前提に、光回線設置工事費(標準工事費)もYahoo! BBが負担します。

 しかし、
BBフォン利用ケースの月額利用料金は、7633円と、ADSLサービスのほぼ倍の料金設定と高すぎて、既存のADSLユーザーが乗り換えても、ほとんどのホームユーザーにとって費用対効果が得られないでしょう。

 NTT局舎からユーザー宅までのアクセスラインに最大速度1Gbpsの光ファイバーを利用していることで、既存のFTTHより高速通信が可能であることをアピールしていますが、最大100Mbpsを32人でシェアする既存のFTTHよりは、はるかに良いのですが、最大32人のユーザーが共有し、同時に利用すれば30Mbpsとなるシェア設備方式であることは同じことです。

 また1ユーザーは機器の制約から最大100Mbpsが限界であり、また共有していることや相手側サーバーの事情などを総合的に勘案すれば、ADSLで20Mbps以上の実効速度があれば、乗り換えても実用的には中々速くなったことを実感できないものです。


 
20019月から商用サービスを開始したYahoo! BBは、現在加入者数が449万人(2004年9月末現在)、前月と比べ6.4万回線の増加とのことですが、ADSL全体の新規加入者数が月に50万件を超えたピーク時から1年半以上が過ぎて、ほぼ行き渡った状況の中で、Yahoo! BBとしても600万人の会員獲得の目標達成のために、また将来に向けても、FTTHに参入せざるを得ないのでしょう。

 しかし、
既存の電話回線を使うADSLと比べ、敷設コストが高くつくFTTHは、初期費用の負担を軽減すれば、月額利用料金を高く設定せざるを得なく、ホームユースとして多くのユーザーを獲得することは難しく、ADSLと肩を並べるほどに普及が進むのには何年もかかることでしょう。

http://www.softbankbb.co.jp/press/2004/p1004_2.html
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/hikari/price/getsugaku.html
http://www.softbank.co.jp/news/newsrelease/2004release/041008_0001.html


  10/2版 BIGLOBEが従量制ADSLサービスを値下げ
 
 NECが7月20日に
、BIGLOBEのADSLサービスのメニューとして、従量料金制の「使った分だけADSL」を発表したときは、普段あまりインターネットを利用しないライトユーザーの普及を狙っており、狙いは良いけれども価格設定が高いという印象でしたが、9月30日付けで、11月1日から価格改定により値下げすることが発表されました。

 価格改定(税込み)の内容は、基本料金で利用可能な1時間を超えたときの従量制料金を、
現行10.5円/分を5.25円/分に値下げしたこと、月額基本料金とADSL従量料金の合計の上限料金を、現行4,200円を2,998円に値下げしたことであり、超過料金の負担が軽くなっています。

 この「使った分だけADSL」は、アッカの回線を利用した下り最大640Kbpsに制約したコースであり、同じアッカの提携プロバイダでも追随するかもと思ってましたが、今のところ他のプロバイダでは安価な従量制コースを導入していません。

 今回の値下げでも、上限料金が2,998円では、上限まで使えばアッカの「1M&1Mエントリーサービス」の月額利用料金2,100円(BIGLOBEの場合)と比べて高くつき、ユーザーとしては下り最大速度に差があるのですから、どんなに使っても、せめて「1M&1Mエントリーサービス」よりは安くあってほしいでしょう。

 アッカの「1Mエントリーサービス」を2003年3月にTikiTikiインターネットが始めたときは、すぐに他の提携プロバイダも追随したのですが、今回の従量制ADSLサービスを他の提携プロバイダが採用しないことは、NECでなければADSLモデムを100円で販売するという芸当ができないということもあるでしょうが、やはりの差別化のための料金設定が難しいのでしょう。

<参考 
今週のトピックス7/25版 BIGLOBEが「使った分だけADSL」を新設>

http://www.nec.co.jp/biglobepress/press/2004/040930-1.html
http://www.acca.ne.jp/provider/index.html
http://www.acca.ne.jp/provider/640k/index.html
http://www.acca.ne.jp/provider/biglobe/index.html



   
 
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