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<2002年6月-9月掲載分-今週のトピックス->  
 
<ADSL関係の話題>


9/29版 プロバイダーのADSLコース料金割引プラン

 ADSL接続サービス提供業者の競争激化で、 大手のインターネットサービスプロバイダーもただ静観してればよいという状況ではなくなっています。つまりユーザーにとっては当然トータルコストが問題で、回線業者とプロバイダーの取り分がどうであれかまわないことだからです。
 特にYahoo!BBだけでなく平成電電がADSLに参入し、プロバイダーを兼ねる業者が伸びていくことは大きな脅威ではないかと思います。

 フレッツADSLは、NTTが回線業者に徹し、インターネット接続サービス部門は完全にプロバイダーに依存し利用料金も別々ですが、現状は価格的には「今だけ割引き(月額料金3ヶ月間は800円引きの2400円)」として対抗している状況です。

 数多くのプロバイダーがフレッツADSLの対象プロバイダーとなってますが、特にSonet、hi−ho、biglobeなど大手の企業は力もあり、当然独自にユーザーの確保に努力しています。
 こうした大手プロバイダーは、アッカやイー・アクセスがADSL事業を始めたときに既にその提供業者となっており、最近は、アッカやイー・アクセスが12Mbpsサービスを導入する計画に併せて、割引きプランやキャンペーンに熱心です。

 Sonetは、9月28日から12月31日まで、アッカの回線を利用する「So-net ADSL」の新規申込みとコース変更の場合、月額利用料金を最大3ヶ月間(開通月、翌月、翌々月)無料とするキャンペーンを始めました。なお「So-net 光」からのコース変更と「So-net ADSL」コース内の速度変更は対象となりません。
 無料期間が過ぎると12Mも8Mも同額で、月額利用料金3380円、モデムレンタル料500円、NTT回線使用料173円(タイプ1)、合計4053円となりますが、何といっても最大3か月間無料というのは魅力的です。
http://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2002/020926.html

 OCNは、10月1日から翌年1月31日まで、アッカの回線を利用する「OCN ADSLサービス12M(A)」の新規申込みと他プランからの変更の場合、月額利用料金を最大3ヶ月間割引きとなる「デビュープライス」を開始しました。
 こちらは、開通月の翌月1日から3か月間は特別料金1970円が適用され、モデムレンタル料500円、NTT回線使用料173円と合せて月額合計2643円となります。無料期間が過ぎると、マイラインセット割引きの適用
であれば月額合計3643円とSonetより安くなります。
http://www.ntt.com/release/2002NEWS/0009/0924_3.html

 この「デビュープライス」は、フレッツADSL モアでも行ってます。
http://www.ntt.com/release/2002NEWS/0009/0910.html

 hi−hoは、10月16日から、イー・アクセスのADSL回線を使った「まとめてADSL-eコース」を 値下げします。この12Mタイプの月額料金は、3280円から2860円となり、モデムレンタル料500円、NTT回線使用料173円、合計3533円となります。
 下記URLのhi−hoのページで他のADSL各社の料金と比べてますが、キャンペーン以外の通常料金ではhi−hoの「まとめてADSL12Mサービス」が安いことをアピールしています。
http://home.hi-ho.ne.jp/home/7th/



  9/22版 ADSL各社12M開局予定情報を更新

 アッカ・ネットワークスは、12メガADSL接続サービスの提供にあわせて、年内に全国717NTT収容局へと提供エリアの拡大を予定してますが、うち154局の新規にサービスを提供するNTT局を発表しました。
 
 中でも早いところでは、9月18日から予約受付を開始し10月中に開局するようですが、受付が11月以降、開局が12月以降となるNTT局も半数ほどあり、やはり当初予定よりは少し遅れ気味のように感じます。

 
http://www.acca.ne.jp/release/020917.html


 イー・アクセスは、12メガで提供するADSLプラスの新規申込みを、8月8日から対応が早いプロバイダから順次受け付けを始めてました。
 そして、ADSLプラスの申込みであっても、当面8Mサービスで提供していますが、このたび12Mサービスへの切り替え時期を発表しました。
 切り替えは、10月1日から始まり、10月中旬までには完了する予定です。

 
http://www.eaccess.net/information/plus0209.html


 平成電電は、12メガADSL接続サービス電光石化を一気に全国展開する予定で、当初9月中に325局、年内に1000局の開局を目指してましたが
大幅に遅れており、スケジュールが何度も修正されてます。

 現在は、9月中に58局、2月までに365局の予定が示され、遅れながらも着々と開局にこぎつけており、利用料金が年額払いでも15000円と格安で、開局した地域で、すんなり開通するのであれば恵まれているのではないでしょうか。

 なお、当初予定の10Mbpsでのサービス開始は、8Mbpsへと変更され、年内に10Mbps、12Mbpsに増速するときには、ADSLモデムのファームウェアのバージョンアップで対応できるようです。つまり、今採用されているモデムは12Mbpsに対応しているとのことです。

 
http://www.denkosekka.ne.jp/



  9/15版 NTT東西がフレッツADSLモアを発表

 NTT東日本とNTT西日本は、下り最大12MbpsのADSL接続サービス「フレッツ・ADSLモア」を11月から開始することを発表し、9月10日から受付けを始めました。

 今秋にかけて、主要なADSL接続サービス提供業者は12Mサービスを開始しますが、NTTのフレッツADSLは、これまで具体的なアナウンスがなく、ADSLがフレッツ以外は選択肢がない地域もあって待ち望まれてました。

 なお、モアの月額利用料金は、今だけ割引き、マイラインプラスとのセット割引きも適用されるので、価格的には競合他社との差が少し縮まっています。

http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/adsl/more/index.html
http://www.ntt-east.co.jp/flets/adsl/more_top.html

 12Mbpsに高速化するために採用する技術は、先行する他社と同様に「S=1/2」技術を用いるようで、現実にはこの技術ではNTT局舎から距離の近い場合にしか速度が速くならないのです。競合他社が採用する長距離化する技術は検討中のようです。

 しかし、既に11月から開始するフレッツ・ADSLモアで採用するADSLモデムが決まっており、このモデムで長距離化する技術がサポートされてなければ、追っかけて長距離化する技術が導入されたときには、また新しいモデムが必要で無駄になり、どうも解せない話と思います。

http://www.ntt-west.co.jp/news/0209/020909b.html
http://www.ntt-east.co.jp/release/0209/020909b.html

 Yahoo!BBのAnnex Aex で問題となったのに、まさかNTTがTTCに付議し検討を経ないで新技術を採用し導入する訳にもいかないでしょうから、先にTTCに説明資料を提出してないとすると、モアで使う新モデムは本当に長距離化をサポートしてないのでしょう。

 しかし、この辺りのことはNTTの発表資料では何も説明されてないのです。
 もしかして水面下では、TTCへの説明も含め長距離化の技術の検討が進められていて、まだ発表できないということであれば、モデムのファームウェアのバージョンアップで対応できるのかと期待できそうです。しかし、やはり2段階となるすると、またモデムの交換が必要で、その場合は長距離化のサポートは随分先になるのではと思います。

 アッカも、まず8月から10Mbpsに、10月中旬から12Mbpsに増速する2段階の計画ですが、10Mbpsにはモデムのファームウェアのバージョンアップで対応し、新しいモデムは12Mbpsに増速するときにあればよいのです。

 何といってもフレッツADSLは、サービス提供エリアが広く地方で使うケースが多いので、他社以上に長距離化のサポートに熱心となって、距離が遠くても接続できるようにしてほしいのですが、所詮NTTにとってADSLは光までの繋ぎにすぎないのでしょうか。



  9/ 8版 地域のADSL接続サービス業者の動向

 全国展開する主要なADSL接続サービス業者は、今秋にかけて新規の開通は12メガサービスへと移行していきますが、地域を限ってサービスを提供している業者が増速を図ることは、そう簡単なことではなく難しいことだと思います。

 特に既存のユーザーのことを考えると、一年経つぐらいの間に新サービスに切り替えられて、既存の設備を誰も使わなくては無駄になるでしょうし、このことは全国展開の業者でも同じですが、やはり元が取れるまでそのまま使ってほしいというのが本音ではないでしょうか。

 8メガから12メガに変更しても、その投資に見合った効果が出ないようであれば、ユーザー側でも変更を思い留まるので心配しなくてすむのでしょうが、いずれ価格を下げて引き止めるとしても採算面では厳しいように思います。

 しかし地域限定といっても、既に四国のSTnet、関西ブロードバンド、関東のT-com(トーカイブロードバンド)は、12メガADSLサービスの導入を発表しています。

 STnetは、四国電力の情報通信システム部門が分離独立した四国電力の100%子会社で、イー・アクセス
と同じくCentillium社が開発した技術を採用することで、12月から下り最大12Mbpsのサービスを導入する予定です。

 
http://www.stnet.co.jp/news/press/140906.htm


 関西ブロードバンドは、昨年から兵庫県内でADSLサービス「h555.net」を提供してますが、
アッカ・ネットワークスが採用する同じAnnex C.x方式を採用し、11月から12Mbpsサービスを開始する予定です。

 この「h555.net」がユニークなことは、基本的な月額利用料金はモデムレンタル料を含めて、8メガで2480円、12メガで2980円と低価格となってますすが、利用料金を利用者の人数で設定するcommitADSLという方式により提供する地域があることです。

 兵庫県の兵庫情報ハイウェーを利用することにより、県北部の他の業者がサービスの提供に二の足を踏む地域でも、少し割高な料金設定とはなってもサービスを提供しようとしていることです。

 
http://www.h555.net/release/020904.html
 
http://www.h555.net/service/service_2.html


 T-comは、東京周辺の東京、神奈川、埼玉、千葉でサービスを提供しており、既に8月1日から12Mプランの予約受付を開始し、10月からサービスが始まる予定です。月額利用料金が、現行の8Mサービスの100円増しの3290円、既存ユーザーの12Mプランへの変更は、12Mサービス開始後の10月から申し込みができるようです。

 
http://www.t-com.ne.jp/news/info/200208/20020801_12m.html


 なお、8/4版の今週のトピックスで取り上げた平成電電は、地域限定ではなく全国展開をめざして、既に8月1日から12Mbpsサービス「電光石火」の申し込みを受け付けてますが、「電光石火」の発表時は、少し大風呂敷を広げすぎたようで、開局は予定どおり進んでなく遅れています。

 
http://www.denkosekka.ne.jp/o_in0910.html

 地域を限って堅実にということではなく、一気に全国展開を目指すのですから、予定通りに進まないのでしょうが、今までのところは、まるで昨年の今頃のYahoo!BBのようです。

 昨年のYahoo!BBも、モデムの調達が間に合わないとか、モデムの設置の人手不足とか、NTT局側の工事が間に合わないとかいろいろありました。結局モデムが届いた後もNTT局側の工事が完了してなく、長期間開通しないというケースが多く問題となりました。

 平成電電もNTT局側で、急に大量の工事がこなせないことは承知しているとは思いますが、なにか誤算があったのでしょう。



  9/1版 Yahoo!BBの無料体験キャンペーン

 この8月26日からYahoo!BBの無料体験キャンペーンが始まりました。もちろん新規ユーザーが対象で、満足できなければ最大2か月の無料体験中の解約に限り、NTT初期費用も負担するとのことです。

 無料体験とはいっても、NTT局でジャンパー工事を行うわけで、いざ気に入らなければすぐに解約できるのかと心配ですが、その点については「回線撤去はご解約のお申し出から約1週間で完了します。」と明記されています。

 しかし、かつてこのジャンルで流行語となった「回線握り」を知っている人には、信じ難いことです。当時Yahooは「NTTに回線撤去を申請してあるがNTTが遅い」と主張し、NTTは「そんな申請は受けてない」とお互いに責任をなすれつけあって、ずっと放置されたのです。
 これも流行語となった「放置プレー」の得意なYahooが悪いというのが大方の見方でした。今は随分良くなっているようですが、他のADSL各社も増速計画で加入者を増やしている時期だけに、そのうち混乱するのではと心配です。

 
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/campaign/taiken.html

 また、電話を掛けてきてADSLモデムを送りつけてきたという相談を受けましたが、販売代理店の株式会社エムティーアイ社が行っているようです。
 このことについては、無料だから違法販売に当たらないとも言われてましたが、勝手に送ってきたという苦情もあり、YahooのHPで株式会社エムティーアイ社になすりつけたかのような「ADSLサービスの勧誘について」というお知らせを載せています。正規の販売代理店なのに、あまり信用するなとも読める不思議なお知らせです。「ブロードバンド無料お試しキャンペーン」とのことですが、かつては「お試し」できるようなものではなかったのです。

 
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/info/index.html


 イー・アクセスとYahooの争いの問題もありますが、イー・アクセスが既存の回線に影響を与えると批判をしても、ではイー・アクセスが他社を批判する前に、自社の既存ユーザーを大事にしているのかと言えば、そう思えないというのが大方のユーザーの印象ではないでしょうか。

 とにかく、回線業者の変更の際の乗り換え空白期間が一週間ぐらいですむようにすること、つまり一週間以内で解約できるように拘束することが最も重要ではないかと思います。

 乗り換え難いということが、各社を異常な競争に駆り立てており、すぐに乗り換えれるようになれば中身の勝負となり、ユーザーを大事にし信頼を得ることが大切であるという企業としての本来の姿勢を取り戻してくれるのではないでしょうか。
 技術の標準化よりモラルの標準化が必要と思えるようでは困ります。

 いやサポートを切り捨てユーザーを多く獲得しないと低価格で提供できないという反論もあるでしょうが、これまでのネットでの評判を見てみると、各社ともユーザーの評判があまりにも悪すぎます。そしてこれはサービス提供業者としての対応の問題が多いのです。

 実は、昨年秋のYahoo8メガの申込みが殺到した時期に、NTT局に設置したADSL設備(DSLAM装置)の確か384ポートだと記憶してますが、このポートに384回線を接続してしまうと、増設設備を入れる時期まで当面いつ開通するか未定となりました。

 当面は、新規ユーザーでポートが埋まってしまえば、既存ユーザーの切り替えはずっと後回しになるでしょうから、いつのことか解りませんし、まだ既存ユーザーの変更ができないことからすると、最初からそのつもりではと疑いたくなります。

 NTT局内設備のポートが満杯となれば対応できないのは、他の回線業者も同じで、現状に満足できない既存ユーザーは、今使っている業者ではなく、早く他の業者に新規ユーザーとして申込むのが賢い選択なのかもしれません。

 私の場合は、アッカもイー・アクセスもまだ対象エリア外でどうしようもないのですが、業者が選択できる人は、今なら「回線握り」はないようでADSL空白期間もうまくいけば1週間ぐらいですみそうです。


 このホームページ「My Free−style PC」の
ADSLコーナーに、久しぶりにファイル16ADSLトラブルFAQを追加しましたので、是非目を通してください。



  8/25版 NTT東西ADSLの工事費見直し

 NTTは、ADSL接続サービスの工事料金を見直し現行の工事費2800円(電話回線共用の場合)を9月2日から3050円へと250円値上げします。

 この工事費は、フレッツADSLだけでなくYahoo!BB、アッカ・ネットワークス、イー・アクセスなどの全てのADSL接続サービスに加入する場合に必要な費用で、つまり全ての回線業者が発表しているところの「NTTに支払う工事費用」がアップすることになるのです。

 一方どこの回線業者であっても、ADSL接続サービスを申込んで開通できなかった場合には工事費が無料となるようですが、例え低速でも接続できる、つまりNTT局とADSLモデムの間でリンクが確立すれば無料の適用はないとのことです。

 
かつて、Yahoo!BBが長い間開通できなかったときにNTTにジャンパ工事の照会をしたことがありましたが、最初はYahooに聞いてくれと言われて相手にしてくれなかったのですが、「工事費用は誰に支払う。」、「Yahooは代理で徴収しているだけではないか。」と説明を求めたところ渋々まだジャンパー工事が済んでないことを教えてくれたのを思い出しました。

 もちろんこの時は、
Yahooが混乱していて全く進捗状況を把握してないのが最も悪いのですが、当時「8メガADSLに出遅れたNTTが書類の不備でジャンパー工事を遅らせている嫌がらせではないか。」と言われたものです。

 さて現況はと思うと、やはりNTTのフレッツADSLは増速計画はあるものの、12メガへの増速は出遅れ、新規申込み者に対して「今だけ割り引き」と称して、最初の3か月間はADSL1.5メガ又は8メガの月額利用料を800円引きで対抗するというお寒い状況です。

 NTTのニュースリリースの概要をみてみると、今回の見直しは接続できないユーザーへの配慮のように書かれてますが、これまではそんなことに無頓着であったように思えるし、これから各社の12メガADSLは距離7kmまでカバーでき接続できないケースは極めてまれになるはずで今更何をと思えます。

 
http://www.ntt-east.co.jp/release/0208/020822b.html

 NTTはISDNから光へという路線がADSLにより修正せざるをえなくなり、現下の経営状況は非常に厳しいでしょうが、「他事業者様のDSLサービスは、アクセス(接続)回線としてNTT東西の電話回線等をご利用いただいており」などと書かれているのを読むと、なりふり構わぬ小遣い稼ぎと受けとられかねないほど、これまでの対応に比べ唐突な話です。

 相変わらずのYahooとイー・アクセスの批判合戦など、ADSL回線業者の顧客争奪戦による混乱はまだまだ続くようです。いずれも既存ユーザーを大事にしようとする姿勢が感じられないのが残念です。ユーザーからの信頼はそれほど重要なことではないという時代なのでしょうか。



  8/18版 Yahoo!BB12Mの正式サービス開始

 Yahoo!BB12Mの正式サービスが、当初予定のおよそ半月遅れの8月12日から始まりました。試験サービスは、7月1日から始まり新規申込みの場合は受付けており、正式サービスといっても違いは課金の開始が始まるくらいのことです。

 正式サービスが始まっても、8M既存ユーザーの12Mへの切り替えは受付けてなく、まだ少し待つ必要があります。

 アッカやイー・アクセスの12Mサービスでも、既存のユーザーはまだ変更の受付けは始まってないのですが、いずれもサービス開始前の申込み受付けの段階で、Yahoo!BBのように正式サービスが始まっても既存ユーザーの変更ができないというのは腑に落ちないと思います。

 新規申込みの初期費用は、NTT契約料800円、工事料相当分2800円の合計3,600円で初期登録料は無料で、さらに月額利用料金は最大2か月無料キャンペーン中とのことですが、既存ユーザーの変更初期費用は、NTT局内工事料2800円と変更手数料2000円で合計4800円かかり、当然月額無料サービスは無いでしょう。

 既存ユーザーの回線業者の変更は、ADSL空白期間が生じ業者を変わりにくいこと、またそのために余計に新規ユーザーの獲得に躍起になると思いますが、せめて既存ユーザーを後回しにすることだけは避けてほしいものです。

 新規ユーザーの獲得に熱心なのはどこも同じと思いますが、既存ユーザーの変更に対しては、アッカがもっとも良心的で、次にイー・アクセスでYahoo!BBは論外です。

 今回Yahoo!BB12Mの申込みのページを改めて見てみて、二つの注意書きがあるのに気づきました。

 その一つは、「一般に8Mサービスより速い回線速度で接続が可能ですが、現在ご利用の8Mサービスが低速である場合、大幅な速度向上が見られないことがあります。」と書かれていることです。当然と言えば当然なのですが、どうも最初の謳い文句がトーンダウンしているようにも思えます。

 もう一つは、「回線の干渉状況などにより、12Mサービスの提供が困難である場合、8Mサービスへ変更いただくことがあります。
」ということですが、これは単に自回線の通信速度だけからみれば考えられないことです。
 つまりYahoo!BB
12Mが8Mより遅いということは理論的にも現実的にもありえないことです。

 7/21版の今週のトピックスに少し詳しく書きましたが、これはTTCを無視して見込み発車したものの、他社の既存回線に干渉の影響を与えた場合には、Annex Aex方式では提供できないことがあることを示唆していることのようです。

 もしAnnex Aex方式でサービスが提供されないのなら、距離が遠くて遅い既存のユーザーが切り替えても現実に増速が期待できず、切り替えの意味が無くなってしまうのです。



  8/11版 イー・アクセスADSLプラス申込み受付け開始

 イー・アクセスの「ADSLプラス」は、10月から開始される予定ですが、イー・アクセスの回線に対応するプロバイダーのうち、既にASAHIネットとSANNETが8月8日から申込みの受付けを開始しました。近々他のプロバイダーでも順次申込みの受付けが始まります。

 下り最大12Mbpsの「ADSLプラス」のサービス開始は、まだまだ先のことのように思いますが、イー・アクセスでは「ADSLプラス」を申込んで、早く開通したユーザーには、10月までは8Mサービスを提供することで待たせないように配慮しています。

 つまり、12Mタイプの新型ADSLモデムは、現行8Mタイプでも利用できるようで、8月に申込んだ人に早くモデムを提供するようです。

 このように他の回線業者との競争もあって、新規ユーザーの獲得には一生懸命ですが、既存のユーザーの12Mへの変更は、10月になって実際に「ADSLプラス」が利用できるようにならないと変更の申込みができないようです。

 プロバイダーで定めた12Mbpsサービスの月額基本料は、ASAHIネットのように現在の8Mサービスと同額のところもあり、ほぼ同程度の負担ですみそうですが、新規申込みで初期費用がかかるのと同様に、既存ユーザーが切り替える場合にも別途変更料金が必要となります。

http://www.eaccess.net/service/adsl_plus/


  8/4版 平成電電12MbpsADSL事業に参入

 平成電電は、下り最大12MbpsのADSL接続サービス「電光石火」を発表しており、8月1日から先行申込みを受付け、9月からサービスを開始する予定です。
 利用料金は年額1万5000円(1カ月換算1250円)とADSLサービスとしてこれまでにない低価格な料金設定ですが、NTT東西のフレッツ・ADSLと同様に、この料金にはインターネット接続プロバイダーの料金が含まれてなく、対応するプロバイダーと別途契約し、プロバイダーに料金を支払う必要があります。

 しかし現時点では対応プロバイダーが未定で、開始当初1年間は、平成電電が自ら提供している無料プロバイダー「FREECOM」を利用することになるようです。「FREECOM」の場合はインターネット接続サービスの料金が元々無料で、この場合月換算の費用は、ADSL接続サービス料金1250円+モデムレンタル料金が月額700円=合計1950円と圧倒的に低価格となります。なお初期費用3000円、NTT工事費が別途必要です。

 無料プロバイダーFREECOMは広告収入で運営されており、広告バナーが表示される煩わしささへ我慢すれば、そのままずっとFREECOMを利用することもできるようです。そうであれば2年目以降、わざわざ有料プロバイダーに切り替える人も少ないと思われ、大手のプロバイダーが取扱うのかどうか不思議に思います。

 サービス開始当初の9月は最大10Mbpsでスタートし、その後11月末に最大12Mbpsに増速する予定ですが、これはアッカ・ネットワークスと同じGlobeSpan製のADSLチップを使いAnnnex C.x方式を採用するため、ほぼアッカと同じ2段階のスケジュールになるようです。
 サービス提供エリアは、
9月中に325局、年内には47都道府県の1000局まで拡大予定で、先行するイー・アクセスやアッカを追い抜くエリア展開で、現実に予定どおり進めば、地方の多くの人に選択の余地がでてくるので注目されるところです。

 
http://www.hdd.co.jp/adsl.html


 アッカ・ネットワークスは、12Mbpsサービスの申し込みを8月6日から受付け、10月にサービスを開始する予定です。サービスエリアの拡大も予定されており、現在の534局と年内に新たに開局する183局を合わせ合計717局で、年内に12Mbpsサービスが提供される予定です。

 Yahoo! BB 12Mは、7月1日から新規ユーザーをモニターとして試験サービスを行っていますが、試験サービス期間が延長されてます。
 これは合計6万3000人のモニター人数を満たしてなく、満たした上で、さらに大規模な実証実験を行なうためとのことですが、一方でYahoo! BB 12Mで採用するAnnex Aex方式の他回線への影響についてTTC(情報通信技術委員会)で議論が始まったようです。

 試験サービスの終了時期は未定で、既存ユーザーがコース変更できる正式サービスの8月1日からの申込み受付けも延期されており、TTCでの議論が左右しているようであれば少し試験サービスのまま長期化するのではないかと懸念されます。



  7/28版 アッカ10Mbpsサービスを開始

 アッカの10Mbpsサービスは、7月24日から開始され、8月15日までにアッカの8Mタイプの全対象エリアである534NTT局で対応する予定です。

 今回の8Mbpsから10Mbpsは、アッカの増速計画のうちでも第一段階にあたり、NTT局からの距離が2km以内と近い人しか効果がないのですが、NTT局での対応が完了すれば、後はユーザー宅のADSLモデムのファームウェアのバージョンアップで無償で対応できます。

 無償であること、既存のユーザーでもすぐに恩恵を受けれることは、是非とも他の回線業者も見習ってほしいと思うのですが、Yahoo!BB12Mではモデムを取り替えなければならないので無償は無理としても、既存のユーザーを大切にする姿勢は、そう願いたいと感じます。

 これまでのところアッカの10Mbpsは、富士通製のADSLモデムの新ファームウェアが発表され、東京都内のNTT局の対応も完了しており順調なようです。

 私のように地方のユーザーでは、まだフレッツADSLかYahoo!BBしか選択できない地域も多く、アッカやイーアクセスは利用者があまり見こめない地域では採算面で厳しいでしょうが、サービスエリアの拡大も進めてほしいと思います。



  7/21版 他社の通信回線サービスへの干渉

 Yahoo!BB12Mで採用するAnnexAex方式(ADSL回線の上り周波数帯域を下りで使用)が、他社の上り帯域に干渉するとして、イーアクセスが総務省に苦情を申立てました。

 Yahoo!BB側の反論は、実証実験の結果、自己回線でも影響が無かったので、他社回線には影響がないというものですが、この争点は、手続的な問題と技術的な問題とがあるようです。

 まず手続き的な問題ですが、
運用開始前にTTC(社団法人情報通信技術委員会)で事前に検討されなければならないことなのかということですが、4月に発表されたアッカのC.x方式がTTCで検討され、アッカはその標準化を待って導入する予定のようで、その点Yahoo!BBのやり方は業界内部のルール無視と批判を受けても仕方がないと思います。
(アッカが7月24日から開始する10Mbpsサービスでは、争点となってるオーバーラップは含まず今秋予定のようです。)

 しかし、あくまで
TTCは情報通信ネットワークに係る標準の作成とその普及を図るための団体であり、例え事前調整ルールがあったとしてそれが守られなくても、強制権限はないでしょう。

 むしろ標準化できてないために技術導入が遅れるようであれば、IT後進国のまま進歩しないのではと心配です
。TTCで標準化する必要がある技術の範囲が明確でないのではということ、またその実用化前に標準化できる体制がとれてないとすると、原因がどちら側にあるのかわかりませんがそのことが問題なのです。

 2002年7月3日の総務省電気通信局長定例記者会見資料では、
スペクトラムマネジメントの原則の策定が記載されており、「今後のDSLサービス等の円滑な導入を図るため、スペクトラムマネジメントの原則等を検討する場が早急に設置されるよう、DSLに関係する電気通信事業者、ベンダー、標準化団体等に働きかけを行う。」 ことになっていたのに、こうした問題が起きており、一年たっても進んでないように思います。

 しかし、YahooのAnnexAex方式のエコーキャンセラ技術は、国際基準であるITU-T規格に沿った規格だから問題ないという言い方は、現実に干渉があって影響を受けるとしたら不適切な表現です。

 つまり、前述の電気通信局長定例記者会見の基になった「高速デジタルアクセス技術に関する研究会報告書」では、「
スペクトラムマネージメントの原則が決まるまでの間の優先順位としては、ITU標準方式等によらず先にサービスの提供を受けていた回線を優先することとすべきである。 」と明記されており、この後発のサービスが既存のサービスに影響を与えてはならないとする国内のルールを無視しているように聞こえます。
 総務省でしっかりと道筋を立てるべきと思います。

 次に技術的な問題で、AnnexAex方式の
エコーキャンセラ技術(EC方式)の干渉のことですが、これはオーバーラップさせることによる干渉の問題で、アッカやイーアクセスで採用する方式でも同じように上りの周波数帯域を下りで使いオーバーラップさせるようです。

 AnnexAexのEC方式では、上りで使う周波数25KHz−138KHzの全帯域に下り信号をオーバーラップ(スペクトルオーバーラップ)させるというものでそれ以上詳しい情報がないのですが、アッカのC.x方式(Globespan製のADSLチップを採用)については、かつてGlobespan社のライバルのCentillium社から上り帯域への影響が最大20%程度でると指摘され、Globespan側は上りでわずかに自己干渉がある程度と反論しています。

 イーアクセスとNTTは、AnnexCでもCentillium
製のADSLチップを採用しており、イーアクセスのオーバーラップ(FBMオーバーラップ)方式は、上りと下りの時間調整によりアッカのC.x方式よりさらに影響しないようにするようです。

 しかしイーアクセスの主張では、C.x方式ではISDN並の干渉レベルに押さえてあるが、AnnexAexのEC方式ではISDNの3倍程度と大きな干渉が発生する可能性があるとのことです。

 このとおりAnnexAexでない他の方式でもオーバーラップさせれば干渉があり、そのためISDN並の干渉の回線が今後増えていくのであれば、全ての増速計画は既存ユーザーにとって大変迷惑なことですが、ISDNとか3倍という比較は少し感情的なオーバーな表現であり、上り帯域のみにわずかな影響であり大きな問題ではないよう期待したいところです。

 上り帯域を下りで使うオーバーラップさせる技術は、距離が遠くて接続できない場合や速度が遅い場合に救われる優れた技術であり、個人的には距離が遠い場合にどの程度改善されるのか大いに関心があります。

 もともと全ての電話回線のうち3分の1ぐらいは、距離が遠くてADSLがまともに使えないように思いますが、距離により不公平すぎるという意見も多く、冷静に考えれば唯一長距離化を図ることが可能な技術であり早く導入すべきと思います。

 最近、ADSL関係の掲示板では速度が遅くなったという投稿が多くなっているようで、その原因として後からISDN回線が導入されたのではと疑われてる場合もありますが、このようにすぐに速度測定サイトで計測することができ多くの人が見ているので、将来もし速度が落ちてきたという人が次々と現れるようであれば、何らかの対策が必要になるのかもしれません。

 かつて同じYahoo!BBのリーチDSLについても、既存の8メガADSLに影響を与えるのではと言われていたことがありますが、その根拠と真偽のほどは解りませんが、今現在は大したことはないようです。

 Yahoo!BB12Mは、既存8メガユーザーの切換え(変更初期費用4800円、毎月利用料400円アップ)はまだですが、試験運用サービスの5万人の3次追加募集をしており、相変わらず新規ユーザーの獲得に熱心で、アッカやイーアクセスが
オーバーラップ方式を導入する前にと思ってのことでしょう。



<参考:「高速デジタルアクセス技術に関する研究会報告書」の抜粋

スペクトラムマネジメント

DSLやISDNが、同一芯線上、あるいは近接する芯線上で提供される場合、これらの利用する周波数帯域が重なると、この帯域において相互に信号漏洩が発生する可能性があるが、これはDSLやISDNによる通信の阻害要因となる。

 これを回避するためには、同一芯線上に同じ周波数帯域を利用する伝送方式が複数存在しないよう、伝送路毎に、また伝送方式毎に利用する周波数帯域を管理する必要がある。これをスペクトラムマネジメントという。

 スペクトラムマネジメントによって、ある芯線においてある伝送方式が周波数帯 域を利用する際のルールを適切に定めることで、信号漏洩による悪影響を最小限に抑えると共に、新しい伝送方式を円滑に導入することができるようになることが期待される。



  7/14版 Yahoo!BB12M試験サービス追加募集

 当初3,000名の試験サービスは受付開始後すぐに定員に達し、追加で10,000名募集してますが、今回の追加募集も既存の8Mユーザーは対象外となってます。

 昨年7月にYahoo!BBがADSL回線接続サービスを開始した当初は、200万回線を超えるユーザーの獲得が目標で、年内に100万回線を目指してましたが、当時は申込みから開通までに4か月から5か月かかるのが当たり前のように、サービス提供時期が大幅に遅れたこと、他社も8メガADSLサービスを始めたことから、現時点でもYahoo!BBのユーザーは66万回線にとどまっています。

 また、ADSLは一旦導入すると、別の回線業者に変わるためには前の業者との契約を先に解約しておかなければならないのですが、かつては解約申込みしてもすぐに解約できないことがあり、回線握りといって問題となりました。

 今でも業者を変わるときには、前の回線業者との解約手続きが完了しないとNTTではジャンパ工事(回線切替え工事)の申請を受付けないことは同じで、ADSLを使えない期間が生じるのはやむを得ないことです。

 そのため既存のユーザーは回線業者を変わりにくく、ゆえにユーザーを囲い込んだような状況になるので、業者側ではなおさら新規ユーザーの獲得に熱心になるのです。

 今回の試験サービスの対象も新規加入の申込みに限られており、かつてYahoo!BBは未開通で苦情が殺到していても新規申込みを続けていたように、既存のユーザーを大切にしないで加入者を増やそうとする姿勢は相変わらずのようです。サポートという言葉は、開通前でなく開通後のためにあるのではないのでしょうか。

 反面、当初予定していた加入者よりまだ少ないことによりバックボーン回線は相当余裕があると思われ、現実にネットの混雑する時間帯に特に遅くなるというようなことはないようです。



  7/7版 最近の8M超ADSLの動向

 全国展開する主なADSL回線接続サービスは、NTTフレッツADSL、アッカネットワークス、イー・アクセス、Yahoo!BBとありますが、最近、各回線業者が競って増速する計画を発表しています。

 そのスケジュールと増速方式の違いなどの特徴について比べてみます。
 最初に、口火を切ったのはアッカネットワークスで、今年の4月に公表された
拡張版Annex Cの導入です。この拡張版Annex Cは、「C.x」と「s=1/2」という技術を採用し最大速度10Mbpsの通信速度を確保するもので今秋商用サービスを始めるという計画でした。

 その後
「s=1/2」という技術を先行させており、7月中旬から全てのユーザーを対象に、無償でADSLモデムのファームウェアをバージョンアップするだけで10Mbps対応となる予定と発表されてます。しかし、現実にこの「s=1/2」の恩恵を受けるユーザーは、電話交換局からの距離が近いユーザーに限られており、距離が遠くてリンク速度が遅い場合は改善が見こめないようです。

 また今秋からは、「C.x」の技術により、下り最大速度 約12Mbps対応となり、約500kbps速度上乗せを実現できる新サービスを提供する予定です。こちらは遠距離でも500kbpsほど速度改善できるし、距離が遠くてもリンクできるようになったりすることもあるようです。下記URLはその発表内容ですが、最大伝送距離が7kmとなれば、これまで8メガではリンクできなかった場合でも救われることがありそうです。
http://www.acca.ne.jp/release/020614.html


 次に、5月の連休明けにイー・アクセスが、
やはり今秋に最大10Mbps〜20Mbpsへと高速化する計画であると報じられましたが、その後下記URLのとおり発表があり、下り最大12Mbpsの「ADSLプラス」の受付が8月初旬から始まる予定となってます。

 この「ADSLプラス」は、技術的な詳しい内容は不明ですが、Speedプラス、Reachプラス、Securityプラス、Linkプラスと4つの機能を付加することにより、アッカと同様に
最大伝送距離が7km、遠距離でも100〜500kbpsほど速度改善できるようです。セキュリティー機能が組み込まれることは、他の業者と違う点です。
http://www.eaccess.net/jp/press/2002/pr020619.html


 Yahoo!BBは、下り最大12MbpsのADSL接続サービスの試験サービスを7月1日から開始し、8月1日から商用サービスの受付を開始する予定です。(6/30版今週のトピックス参照)

 Yahoo!BBの新モデムでは、「Annex. A.ex」、「Annex. A」、「Annex. C」の3種のADSL規格が自動的に切り替わることもあって、これまで8メガADSLでリンクすらできなかった人がリンクできるようになったり、リーチDSLで接続するより少し速くなったりという可能性もありそうです。
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/modem12/index.html


 NTTは、これまでもADSLサービスでは後手に回ってますが、今回も他の業者に追随し、今秋に12Mbpsに引き上げる予定のようです。


 Yahoo!BBが試験サービスで他の業者より先行してますが、8月に入って申込んで、いつ開通あるいは切り替わるのか、また混乱するのではないかと心配です。また他の業者でも同様に開通までに相当期間がかかるのではと思います。

 なお、どの業者も8Mから12Mになってもそれ程料金的には高くならないようです。裏を返せば、既存の8Mユーザーにとっては、必ずしも5割増速するとは限らないので大幅に価格差をつけられないでしょうが、むしろ期待もその程度なのかもしれないのです。

 技術的な面では、アッカの
「C.x」技術は、上りの周波数帯域を上りと下りと両方で使うという技術で他社も似たような技術を使うようですが、距離が離れていてもある程度速度アップに効果が現れるということで関心があります。上り帯域は下りより距離に強い帯域、つまり遠くまで届くのです。

 新たにADSLを申込む場合は、12Mで申込む人が多いと思われますので、将来は8Mの新規受付がなくなるのではとも思います。



  6/30版 Yahoo!BB12M試験サービス開始

 Yahoo!BBは、下り最大12MbpsのADSL接続サービスの試験サービスを7月1日から開始し、8月1日から商用サービスの受付を開始する予定です。

 BBフォンは、家庭電話を滅多に使わないため必要ないと思ってますが、今度の12MbpsのADSL接続サービスは、月額利用料金が400円増しで、インターネットの接続速度が額面どおり5割増となるようであれば関心があります。

 しかし5割増といっても、私の環境では、現在8メガADSLでリンク速度が1280Kbpsですから、12メガADSLでは単純には1920Kbpsになる、つまり640Kbps程速くなり2メガ弱になるのではと期待できる程度です。

 それでも、2メガ弱になるのであればメリットがあるのですが、1.5メガから8メガADSLに変更しても距離が遠いと速くならないことも多いように、必ず2メガ弱になるとは限らないと思います。 

 その辺りYahoo!BBの宣伝をみてみると、愛知県大口町の実証実験の結果では平均値で下り約1Mbpsの通信速度の向上が見られたとのことで、一見距離が遠い場合でも効果が大きいように錯覚しそうな書き方がされてますが、やはり平均値で1Mbps向上といっても、現在の速度が平均以下では、向上する速度も平均以下、つまり1メガアップに届かないと考えるのが妥当な線でしょう。

 ただ、個々の環境によっては、新モデムでは、「Annex. A.ex」、「Annex. A」、「Annex. C」の3種のADSL規格が自動的に切り替わることもあって、これまで8メガADSLでリンクすらできなかった人がリンクできるようになったり、リーチDSLで接続するより少し速くなったりという可能性が稀にはありそうです。

 またISDN干渉が大きい場合は、Annex. Cに変わることにより、5割増以上に速度アップすることも考えられなくはないと思います。

 しかしこれも、8メガADSLの現状の速度報告をみてみると、案外Annex. AとAnnex. Cの速度差は大したことはなく、Annex. Cでも距離に弱いという面は同じでAnnex. Cに替えても改善するとしてもそれ程のものではないように思います。

 おいおい速度測定サイトでユーザーからの速度報告が載るようになると思いますので楽しみにしています。

 12メガADSLの申込みが多いと、また申込みから開通まで混乱しそうで様子見ですが、ADSL以外との競争も考えると、ひょっとして、そのうちにYahoo!BBはこの12メガADSLのみになってしまうかもしれないとも思います。


 
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