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 デジタル放送・DVDレコーダ  
 

1 デジタル家電の普及

 デジタルカメラ、薄型大画面テレビ、DVDレコーダーが新3種の神器と言われるように、デジタル家電が流行っています。

 家電製品とパソコンの融合という課題は、こうした家電製品側、つまり専用機の方でパソコンが利用できるように進むことが利便性が高まるものと思います。

 デジタルカメラで撮影した写真をパソコンで選んで印刷することは、今では普通のことですが、では薄型大画面テレビや家電DVDレコーダーはというと、家電製品だけで機能的に十分使うことができ、デジタルとは言うものもパソコンは必要ないものです。


 
  2 地上波デジタル放送

 この秋、UHF放送の映りが悪くなりました。
 地上波デジタル放送の送信電波の影響かなとも思ったのですが、近くの家では特に影響がないとのことで、これまた秋に多く上陸した台風によりUHFアンテナの向きが変わったかトラブルであろうと思い込み、新しいアンテナに付け替えることにしました。

 そこでアンテナのことを調べてみると、地上波デジタル放送を受信するのもUHFアンテナであり、どうせ新しいアンテナを付けるのであれば、地上波デジタルチューナーを購入し、地上波デジタル放送も視聴できるようにアンテナ追加工事を頼みました。

 工事の結果、もとのUHFアンテナも異常がなく、地上波デジタル放送による電波障害、ブースターを使用していたために電波障害が発生していたとのことです。結局VHF用、UHF用、地上波デジタル用と3本アンテナを設置したのですが、数日後に新聞の折込みチラシで、地上波デジタル放送の電波障害のお知らせが配布され、少し待てば無料の補償工事で済んだのに慌ててしまったという顛末です。

 近くの家電量販店で地上波デジタルチューナーを購入し、アンテナ工事も頼みましたが、地上波デジタルチューナーはチューナー単体の製品は買う気にならず、日立製の地上波デジタルチューナー付きハードディスク内臓DVDレコーダー「DV-DH250T」を選びました。
 UHF放送の映りが悪くなったことをきっかけとして、今流行のDVDレコーダーを購入することとなりました。


 
  3 ハードディスク内臓DVDレコーダー  

 VHSビデオデッキにテレビチューナーが付いていて、テレビ録画できることは当たり前のことなのに、デジタルレコーダーで地上波デジタル放送が録画できる機種はまだ少なく、購入時点では、地上波デジタルチューナー付きハードディスク内臓DVDレコーダーは、日立とシャープの製品しか発売されていないという状況でした。

 日立は、系列の日立グローバルストレージテクノロジーズでハードディスクを、日立LGでDVDドライブを製造しており、シャープは液晶テレビのリーディングメーカーです。そのためデジタル映像家電の開発には熱心なのでしょう。

 日立の「DV-DH250T」を使ってみて感じたことは、パソコンと比べて家電製品は操作が簡単であることが最大のメリットです。それでもリモコンにはボタンが多く、いろいろなことが自由にできるということは操作が難しいというパラドックスの関係にあることは変わりません。

 受信放送を地上波アナログ、BS、CS、地上波デジタルと選ぶ放送切替、チャンネル切替、ハードディスクかDVDか記憶媒体と再生媒体の選択の方法、このあたりは必須知識として必要です。また記録画質の選択、予約録画の方法の選択、DVDの再生方法など使えて便利という機能の裏腹に操作は難しくなります。

 
   幸いDV-DH250Tには、「べんりDVDメニュー」、「ディスクナビゲーション」など簡単に操作するためのメニュー画面が用意されています。

 その製品向けの専用のソフトウェアが組み込まれていてボタン操作で扱いやすいのが家電製品の強みです。
 
 

4 パソコンとDVDレコーダーの違い


 DV-DH250Tには、LAN端子が備わっており、ルータを経由してインターネットに接続できます。これは地上波デジタル放送の双方向サービスを利用するためのもので、現時点ではあまり役立たないものです。

 せっかくネットワークに接続できるのであれば、DVDレコーダーのハードディスクに保存してある映像ファイルをパソコンに移せると便利ですが、残念ながらパソコンのハードディスクに移し、必要があれば編集してDVDに焼くという芸当はできません。

 私のメインパソコンには、Canopus製のテレビチューナー(地上波アナログ)付きビデオキャプチャカードMTVX2004が取り付けてあり、地上波アナログ一般放送は録画できますが、地上波デジタル放送の番組は、DV-DH250Tで録画して、このDV-DH250TでDVDに焼くよりないようです。

 古いVHSビデオ(アナログ)の整理も、MTVX2004でパソコンに取り込み、編集してDVDに焼くことができるのですが、ビデオ編集は時間のかかる作業で中々できないものです。

 そういう意味では、DVDレコーダーにハードディスクが内蔵されている価値があって、取り合えずDV-DH250Tのハードディスクに録画し、一杯となったらDVDに焼くという使い方が手間がかからないでしょう。

 またデジタル映像ファイルは、ファイルのサイズが大きいことが難点です。
DV-DH250Tのハードディスクは250GBの容量がありますが、アナログ放送をDVD画質(XP)でハードディスクに保存するのであれば、
50時間録画できますが、デジタルハイビジョン放送の最高画質(TSX)での録画時間は約17時間であり、短いと感じます。

 一枚のDVDの録画時間は、画質を落としたくないとすると2時間が目安であり、これまた多量のDVDメディアが必要です。また便利になるということは、手間がかからないということであれば、まだまだ映像ファイルの処理は時間がかかり面倒なものです。

 地上波デジタル放送では、ワイド放送(16:9)の番組が放映されます。現在もワイドテレビで地上波アナログ放送を見ていても、一般放送(4:3)を工夫してワイド画面に写しているだけのことであり、ワイド放送の番組が普通になるのは、まだまだ先のことです。

 デジタルであっても家電製品であり、地上波デジタル放送も、それを録画するハードディスク内蔵DVDレコーダーも、使い易く便利という視点が普及のために大切なことでしょう。

 そしてネットワークに繋がるとしても、パソコンでの操作をサポートすることは難しく、家電とパソコンの垣根があるのでしょう。

                                 (平成17年1月16日 当初執筆)



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