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 メール利用の功罪  
 

1 メールの利便性とマナー

 インターネットの利用環境が整備されて、メールが通信手段として多用されるようになりました。

 メールは、インターネットに接続されたパソコンだけでなく、携帯電話でも使われますが、携帯電話はむしろポケベルの進化、移動中に相手が不在でも連絡できる便利さから広まったという面があり、メールでもちょっとした連絡用なのでしょう。

 仕事でパソコンを利用する場合、メールでやりとりする職場が多くなってきており、毎朝メールが来ていないか確認することが必要なのでしょうが、いつも何かメールが来ているという状況でなければ、中々習慣として身に付かないものです。

 家庭のパソコンでも、プライベートのメールアドレスを忘れずに確認することを毎日続けることができなくて、何日かたってから目を通すということもあります。私自身もプライベートのメールアドレスは3つ使っていますが、宣伝広告のメールが多くて、一週間に一度ぐらい確認する程度のアドレスもあります。

 実は、メールは手元のパソコンに勝手に届いているわけではないのです。郵便局止めで郵送されている手紙のようなもので、契約しているプロバイダのメール受信サーバーに届いているメールを自分のパソコンから読みにいき取り込むのです。

 つまり読みにいかなければ、いつまで経っても目を通すことはなく、送ったのに返事がないと思っても、そのメールアドレスは最近は滅多に確認しない、つまり目を通されていないというケースが多いのでしょう。

 パソコンを買ってインターネットに接続して、最初のうちは、友人と時々メールの交換をするという使い方をしても、いつまでも続くことではなく、パソコンの電源を入れることも少なくなれば、メールもあまり確認しないということになります。

 結局、メールを送っても、必ず相手が読むと過信は禁物であり、どうしても読んで欲しい重要なメールは電話でメールを送ったことを連絡する必要があります。
 ましてや、一方的に送った依頼メールを当然相手は読むべきと思うのは思い違いであり、メールを使い始めた頃によくおかすマナー違反です。

 メールは便利なものです。相手に今送ると連絡して送信すれば、瞬時に受け取ることができ、必要があれば添付ファイルを印刷してすぐに使うことができます。

 しかし、一方的に送信できるため、言いたいことだけ言うという面があるのです。つまり往信と返信があってコミュニケーションが成り立つのであって、電話で一言、二言かわせば済む程度のことをメールを使うのであれば、かえってコミュニケーション上良いことではないのです。


 
  2 メール感染型ウィルスに注意

 メールは、セキュリティーの問題に注意を払う必要があります。

 少し前に、知人のパソコンがメール感染型のウィルス「Klez」に感染しており、そのパソコンのアドレスブックの登録先に、ウィルス付きメールを勝手に送りつけているということがあり、頼まれて駆除しました。

 やはりウィルスの感染源としては、メールから感染する事例が多く、知らない人からのメールは注意する必要があります。

 プロバイダでウィルスチェックサービスを提供していたり、パソコンのウィルス対策ソフトでメールチェックをしていても、絶対に安全ということはないのですが、かといって知らない人だからと全く読まないのではメールの意味はないのです。

 そのため、ウィルスへの感染が心配されるようであれば、次の措置が必要です。

 (1) ウィルス対策ソフトのウィルス定義ファイルを最新のものにアップデートする。
 (2) ウィルス対策ソフトでメールをチェックする。
 (3) メール本文で添付ファイルがあると書かれてない場合は、添付ファイルを開か
    ない。

 特にメールの添付ファイルは最も危険であり、「Klez」に感染したケースも、添付ファイルを開き、ウィルス対策ソフトが攻撃を受け機能しなくなっていました。いかにも信頼のおけそうなメールアドレスを用いて、ウィルス添付ファイルを送ってくることが多く、そのため危険ということを少し知っている人でも添付ファイルを開いてしまい、その結果ウィルスに感染しすぐに広がるのです。

 私のこのホームページに載せているメールアドレスには、昨日と今日に、不審な添付ファイルがあるものが8通届いています。不審メールの件名は、「Re:Your text」、「Re:Hello」、「Re:Secure SMPT Message」、「Re:Your document」と返信を装っているものが4通、「Maile Delivery(failer・・・)」とメールの送信エラーを装っているものが3通、件名なしが1通です。

 いずれも差出人は、もっともらしい名前を偽装してますが、うち1件は、感染者個人のアドレスのようにも見えます。

 メール感染型ウィルスは、現在「Netsky」が亜種も含めて大流行、その他「Bagle」、「Klez」、「Longate」、「Mydoom」なども感染報告があり、これらの不審メールは、おそらく既に感染しているパソコンから自動的に送信されているのでしょう。
<参考ウィルスの発生状況と対策 
http://www.ipa.go.jp/security/isg/virus.html

 自分のメールアドレスは、あまり知られていないからウィルスに狙われることはないと思っても、不審メールは突然届くことがよくあり、
不審な添付ファイルは、絶対に開いてはいけません。感染すれば、その後は加害者になるので、不審メールは、添付ファイルも含めてそのまま削除してください。

 つまりウィルス対策ソフトを使っていても添付ファイルは危険であり、逆に送る側のマナーとしては、パソコンのウィルスチェックを定期的にするとともに、添付ファイルがあれば、メール本文で添付ファイルがあることを知らせ、心配をかけないようにするべきです。

 なお最近では、ブロードバンドの普及を背景として、Windowsのセキュリティーホールを狙った「
BLASTER」や[Sasser」ウィルスのように、メール感染型でないウィルスもは発生していますが、こちらはネットワークに接続するすべてのパソコンでリスクがあり、ニュースとして大きく取り上げられます。

 この対策としてWindowsの修正プログラムを適用することが必要ですから、もし最近Windowsのアップデートをしてないようであれば、アップデートしてください。


 メールのマナーとしては、メールを送ることにより、相手方に負担をかけたり、迷惑をかけないように気を使うことが大切なことです。

 たとえ知らない人からのメールであっても、マナーも含めて心配りの行き届いたメールが届くことはうれしいものです。このホームページの読者の方からも、感想や礼状など励みとなるメールをいただいており、心からお礼申し上げます。

                                (平成16年6月27日 当初執筆)



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