10万円で揃う自作パーツ

パソコンは次々と高性能な製品が登場し、2年も経つと新しいものに買い換えたくなるのですが、また新しい製品がリリースされるため、そんなに頻繁に買い換えるわけにはいかないものです。

 自作パソコンでは、主要なパーツを買い換えて交換すればスペックアップできますが、コスト的に割高とならないように選ぶことが重要です。

 このファイルでは、10万円以下でモニタとWindowsを揃えて、すぐ使うことができる低価格なパソコンを組み立てるために、現時点でコストパフォーマンスの良いパーツを選んでみました。しかし、いくらお買い得だからといっても、自作パソコンでは性能に直結するCPUやメモリーはある程度コストを掛けたほうが長く使えるため、CPUは、Core2 DuoかAthlon64を選んでいます。

 このファイルは、「My Free-style PC」の「PC自作コーナー」のファイルです。検索エンジン経由で、このページを訪問いただいたのであれば、このサイト内の他のファイルも是非ご覧ください。


 目 次

1 低価格な3Dゲーム用パソコン

2 コストパフォーマンスの良い一般用パソコン

3 TV録画・DVD編集向けの低価格パソコン

1 低価格な3Dゲーム用パソコン

 
 最新の3Dゲームを楽しむためには、やはりビデオカードは必要であり、ビデオカードにどの程度コストをかけるかがポイントです。

 また現在は、AMDの度重なるデュアルコアCPUの大幅な値下げにより、Athlon64 X2が極めて安い価格で購入できます。

 本来は、もう少しコストを掛けた方が、評判の良いパーツが使えるのでしょうが、10万円にこだわって組むとして、その制約の中でパーツを探してみました。
 
 右の写真の右側は、GeForce6600チップ搭載ビデオカードであり、この後継のGeForce7600GS、7600GT、7900GS搭載ビデオカードが売れ筋でしたが、現在はWindowsVistaがサポートするDirect X10世代のGPUとして、GeForce8シリーズのGPUを搭載するビデオカードが数多く発売されています。

  <CPU>
 AMDのSocketAM2版のAthlon64 X2 4400+、4200+、4000+、3800+の中で、予算内で安く購入できる店を探すと良いでしょう。
 AMDのデュアルコアCPUとしては、TDP65W版のAthlon64 X2 5200+、5000+がバランスが取れていて魅力的ですが、OSにVistaを使うと、メモリーが1GBは必要であり、さらにゲーム用途ではビデオカードが必須であり予算オーバーです。

 Athlon64 X2 3800+も、1年前は4万円弱と高価なCPUでしたが、度重なる値下げにより、現在は1万円を切っており、極めてコストパフォーマンスの良いCPUです。


<マザーボード>
 SocketAM2マザーボードで、ゲーム用途ではNVIDIAのSLIテクノロジをサポートしているnForce590-SLIとnForce570-SLIチップセットが本命です。現時点では1万5千円程度で購入できるnForce570-SLIチップセット搭載のGigabyteの「GA-M570-SLI-S4」とABITの「K9NSLI」があります。

 しかし、SLIは敷居高いので、nForce570-Ultraチップセットを搭載するASUSの「M2N-E」や、AMD(旧ATI)製チップセットを搭載するASUSの「M2A-MVP」、「M2A-VM HDMI」、GIGABYTEの「GA-MA69G-S3H」など基本機能が十分な1万円台前半のマザーボードも種類が多く、売れ筋となっています。


<PCケース>
 高クロックビデオカードを使用するために、また将来ビデオカードを2枚挿しで使いたくなることも想定され、できる限り電源容量が大きなATXケースが良いでしょう。

 しかし予算的に1万円以下で探すとなると限りがあり、V-TECHの465W電源搭載の「VT-826MW」と450W電源搭載の「VT-580MW」、サントラストの「ZEST-WH450W」が現時点では特に安い価格で販売されています。もし心配であれば、コストは掛かるもののスカイテックの「SKC500-15」など500W電源搭載ケースも探せば見つかるようになってきており、また最近種類が多くなった電源なしケースを選び、別に容量の大きなATX電源を購入するという方法もあります。


<メモリー>
 Athlon64のSocketAM2プラットフォームでは、DDR2メモリーを使います。
 DDR2メモリーは、DDR2-533(PC4300)、DDR2-667(PC5300)、DDR2-800(PC6400)の3種類が発売されていますが、価格的に割高であったDDR2-800が安くなったため、容量512MBのDDR2-800メモリーを2枚購入すると良いでしょう。
 
 なお、WindowsVista HomePremiumでWindows Aeroを快適に使うためには、容量512MBのメモリーを2枚挿して、TOTALで1GBのメモリーを搭載することが必須です。

 右の写真は、512MBのDDR2-800メモリー2枚です。ノーブランドのメモリーは、普通はパッケージに入っていないバルク品であり、バルク品の方が安く購入できます。
   ただし、ノーブランドのバルクメモリーでよいのですが、メモリーには相性問題があり、ただ安いだけでなく購入する際にショップでトラブルが少ないものかどうか確認しましょう。

 購入するマザーボードの動作確認済みのメモリーをメーカーサイトで調べて、よく解らなければ相性保証付きで購入という方法もあります。


<ビデオカード>
 ゲーム用途では、ミドルクラス以上のグラフィックチップを搭載するビデオカードを選ぶべきでしょう。
 ミドルクラスのGPUとしては、NVIDIAのGeforce8600GTS、8600GT、8500GTとAMD(旧ATI)のRADEON HD2600XT、2600Pro、2400XT、2400ProがWindowsVistaのDirect X10をサポートする最新GPUとなりますが、ゲーム用途ではNVIDIAのGeforce8600GTSまたは8600GTのパフォーマンスが優れています。

 しかし予算的には、GeForce8600GT搭載ビデオカードを購入するのが限界であり、現時点ではお値打ちなGIGABYTEの「GV-NX86T256D」が本命、他には比較的価格の安い玄人志向の「GF8600GT-E256HW」、INNOVISIONの「Inno3D Geforce8600GT」、ZOTACの「ZT-86TE250-FSP」が候補でしょう。

 GeForce8600GT搭載ビデオカードは売れ筋モデルであり、他にALBATRON、AOPEN、ASUS、ELSA、GALAXY、LEADTEK、MSI、XFXなど多くのメーカーの製品が流通し、パーツショップで特売商品として販売されることもあり、価格を比較して購入すると良いでしょう。

 なお、AMD製ではRADEON HD2600Pro搭載ビデオカードが予算内で購入でき、3Dゲームもするけれど動画にも使うというユーザーには標準でHDMIに対応しているRADEONの人気が高く、定評のあるRADEONの画質にこだわれば選ぶことになりますが、GeForce8600GTより3Dゲーム性能は少し劣ります。

 また一世代前のGPUですがハイエンド向けのNVIDIAのGeForce7900GS搭載ビデオカードとATIのRADEON X1950 PRO搭載ビデオカードが2万円台と安価に販売されていますが、予算オーバーでしょう。


<ハードディスク>
 HDDは、新しいSerialATA接続のものと従来からのIDE(UltraATA)接続のものとありますが、既に扱いやすいSATA接続のHDDが主流となっています。また、コストを抑えるためには、どの程度の容量のものが必要かということが重要です。

 容量当たりの単価としては、現時点では320GB〜500GBのものが割安となりますが、ゲームが主体であれば、HDDの容量はそんなに大きくなくても十分、またATXケースでは、いずれHDDを1台増設することは容易なことであり、中々コストを抑えられない中で取り敢えず予算的には250GBの製品を選ぶと良いでしょう。

 現時点では、日立のT7K500シリーズのSATA接続の250GBの「HDT725025VLA380」がお買い得です。


<DVDドライブ>
 記録型DVDドライブは、最新製品でも実売価格5000円を切る製品が多くなり、パソコンを安く組むために貢献しています。

   パーツショップで販売されているDVDドライブは、小売用の箱に入っているBOX品とOEM供給用のバルク品とあり、同じ型番のバルク品でもDVD書き込み、編集など付属ソフトが添付されているものと無いものがあります。

 右の写真の左側は、PIONEER製の純正BOX品「DVR-A12J-BK」、右がNEC製のバルク品「AD-7170A」です。

 バルク品では、PIONEER製のバルク品「DVR-112D」、NECのバルク品「AD-7170A」が人気があり、BOX品では、LITEONの「LH-20A1S-16」、LG電子の「GSA-H42N」がコストパフォーマンスが良い製品で、いずれも5000円以内で購入できます。

   ハードウェアの機能はバルク品でも同じであり、最近ではPIONEERの純正品以外は価格はそれほど違わないので、対応メディアや付属ソフトを確認して、選ぶと良いでしょう。


<FDD>
 FDDは、WindowsXP以降では必須ではなく無くても良いのですが、データの受け渡しのときに不自由することもあり、購入した方が良いでしょう。MITSUMI「D353」、TEAC「FD-235HG」、SONY「MPF920」などが1000円前後で販売されています。

 しかしFDD単体で買うより、 WindowsXPやVista のOEM版(最近マイクロソフトはDSP版と呼んでいます)がパーツと組み合わせて購入しなければならないため、FDDと組み合わせて買う人も多く、パーツショップでもWindowsVistaのDSP版とFDDのセット商品として販売している店も多いでしょう。


<OS>
 CPU、マザーボード、メモリー、HDD、FDDなどのパーツとバンドル、つまりパーツと一緒に購入するWindowsVistaのDSP版は、CD-ROMまたはDVDで提供されており、32ビット版と64ビット版がありますが、新たに自作するパソコンにインストールする場合は、DVDの32ビット版が良いでしょう。

   VistaのEditionでは、Ultimate、Business、HomePremium、HomeBasicと4種類のDSP版が市販されていますが、ホームユースではマルチメディア系のWindowsアプリケーションが付いていないBusinessと、Windows AeroをサポートしていないHomeBasicはあまり使われません。

 右の写真は、上がDSP版のWindowsVista Ultimateで、下がWindowsVista HomePremiumです。予算的にはUltimateは高価であり、HomePremiumが限界であり、また最も人気があるのもHomePremiumです。

 簡単な小冊子のパッケージですが、もちろんプロダクトkeyは付いており、インストールの方法はWindowsVistaの標準の手順です。

 なお、Microsoft Officeが必要であれば、同じようにパーツと一緒にDSP版を購入することができます。
 

<モニタ>
 17インチ液晶モニタが買い易い価格となって本命であり、ゲーム用途では高速応答(16ms以下)の17インチ液晶モニタが良いでしょう。

 17インチ液晶モニタは、SHARP、SONY、三菱など大手メーカー、I-O DATA、BUFFALO、Logitecなどサードパーティー、NANAO、IIYAMAなど専業メーカー、さらにACER、BenQ、GREENHOUSE、SAMSUNなど海外メーカーと、多くの製品が販売されており迷いそうです。

 最近は便利なスピーカ内臓モデルが多くなってきており、DVI接続では、BENQの「FP72E」、Samsunの「SyncMaster 713BM Plus (IV)」がお買い得です。またアナログモニタであれば、現時点ではI-O DATAの「LCD-A171KW」が新モデルに切り替わるため安く販売されていますが、BUFFALOの「FTD-G714AS」など多くの製品が2万円以下の価格で購入できます。

 また流行の横長ワイドモデルは、19インチワイドモデルのGREEN HOUSEの「GH-WXG193SDW」やiiyamaの「ProLite E1900WS-2」がお値打ちですが、ワイド画面は使い勝ってが便利であっても、17インチモニタより横方向に長くても縦方向は短く、テレビと同じように対象が小さく表示されるため好みの問題でしょう。

 新モデルに切り替わるときに特価品でお買い得に売られる製品もあり、ネットで掘り出し物が無いか価格情報を調べると良いでしょう。なおスピーカ内臓モデルでないと別途スピーカが必要でコストが余分に掛かります。


<キーボード>
 大きければ使いやすいけれども場所をとるため、10キーボードが付いていて小さめのものが良いでしょう。

 しかしコンパクトなキーボードは、サンワサプライの「SKB-KG1」が比較的安いぐらいで高価なため、1000円以内で探せるものとしては、サンワサプライの「SKB-A1」、 Elecomの「TK-P08FY」、バッファローの「BKBU-J109」が比較的多くの店で扱っており、近くの店で見つかれば実物を触ってみると良いでしょう。


<マウス>
 手で持ってみて軽くて使いやすく、コード長があまり短くない光学式マウスが良いでしょう。パーツショップの特価品でも、人気のあった在庫処分品もありますから、手に合うようであれば、お買い得です。

 サンワサプライの「MA-90HU」、バッファローの「BOMC-S02」 、エレコムの「M-Y1UR」シリーズは、比較的安い価格で購入できる光学式マウスです。


<ゲームパッド>
 アクションゲームやシューティングゲームでは、ゲームパッドが必要でしょう。好みの問題ですが、高価なものでなくてもゲームパッドがあれば楽しく遊べます。

 BUFFALOBGC-UD1201、Elecomの「JC-U2410T」、サンワサプライの「JY-P56US」が普通の形状で比較的安いと思いますが、手に合う形のものを選んでください。


 以上、選んだパーツを下のエクセルの表にリストアップしました。
 
 
 パーツリスト1の欄は、個々の本命のパーツですが、予算10万円では揃いません。
 パーツリスト2の欄と、パーツリスト3の欄には、本命の製品より少し価格の安いものを順に記入しており、予算内に納めようとすると、いくつかのパーツは我慢する必要があります。

 パーツの数が多いので、どのパーツを優先し、どのパーツを我慢しようかと迷うことでしょう。

 表の優先順位の欄で、絶対外せないものは1、できれば使いたいものは2、我慢するものは3を入力すると、表の右端の「パーツリスト購入プラン」の欄に、適当に調整されて購入プランが表示され、このゲーム用パソコンの事例では、ビデオカード、WindowsVistaを優先順位1としています。

 この「ゲームパソコン・パーツ購入リスト」は、予算内に納める一般的な例示に過ぎません。気に入ったパーツがあれば、こだわって良いパーツを使うのも自作の楽しみの一つです。

 また販売価格は、執筆時点でインターネットで調べており、価格COMAKIBA PC Hotlineや、通信販売ショップのFaithTSUKUMOTWOTOPCleverlyDosparaPC-Success を参考として安い価格を記入していますが、毎日のように変動しており価格を保証するものではありません。

 また多くのパーツは、すぐに値下がりするため、今予算オーバーでとても買えないパーツも数ヵ月後には何とか入手できるようになり、それを待つのも楽しみです。

 なお、この「ゲームパソコン・パーツ購入リスト」を保存して、エクセルで開けば、エクセルのファイルとして使用できますので、気に入ったパーツに入れ替えたり、価格を更新するなど、ご自由にお使いください。使い方は下記を参照してください。


2 コストパフォーマンスの良い一般用パソコン

 
 初心者の方がメインマシンとしてパソコンを初めて組み立てる場合は、組み立てやすいことと、将来的にもパーツの増設・交換のときに使用できるパーツが多いことから、ATX規格の方が無難です。

 特に最近の高性能なCPUを使用する自作パソコンでは、冷却対策のために不利な小型ケースは選びにくく、ミドルタワーのATXケースが無難でしょう。

 また、マイクロATXの良さそうなPCケースは、たくさんあるのに、最新の豊富な機能のマザーボードはサイズ的には大きくなり、マイクロATXのマザーボードの種類は少ないのです。

 しかし、部屋に置いたイメージを思い浮かべれば、コンパクトな方がスペース的にどこでも置けて邪魔にならないという大きなメリットがあり、ATX仕様かマイクロATX仕様か、パーツショップでケースを眺め悩むところです。

 部屋に置くスペースや、組み立てに慣れているかどうかという事情もありますが、普通の一般的な用途のパソコンとしては、マイクロATXケースを使用して組み立てても機能的に十分でしょう。ただし初心者の方はミドルサイズのATXケースを使うことをお勧めします。

 
<CPU>
 2006年8月初旬にリリースされたIntelの新しいデュアルコアプロセッサCore2 Duoは、消費電力が抑えられていて高性能であり、現時点ではCore2 Duo E6320が本命でしょう。

 左の画像がCore2 Duoで、
 右の画像がIntelのマザーボード「DG965SSCK」です。

 Core2 Duo E6600を使いメインパソコンを組み直した事例は、「Core2 Duo PC自作」で、説明しています。


<マザーボード>
 Core2 Duo用のマイクロATXのLGA775マザーボードで、グラフィックオンボードのものが良いでしょう。
 マザーボードのグラフィック統合型Intel製チップセットは、Core2 Duo発売当初からG965チップセットが使われてきましたが、2007年6月に新しいグラフィック統合型G33チップセットがリリースされました。

 将来の拡張性に優れる新しいチップセットの方が良いため、現時点ではG33チップセットを搭載するIntel純正マザーボードの「DG33BUC」が本命です。

 なお予算を節約する必要があれば、G33チップセットを搭載するECSの「G33T-M2」が格安の価格で発売されていますが、自作ビギナーの方は、Intel純正マザーボードが安全ですから、一世代前のG965チップセットを搭載するIntel「DG965SSCK」が候補となります。

 なお、ATXのマザーボードが使えるPCケースを使うのであれば、G33チップセットを搭載するIntel純正のATXマザーボード「DG33FBC」が本命です。いずれにしてもグラフィックオンボードのマザーボードでないと別途ビデオカードが必要となり余分にコストは掛かります。


<PCケース>
 マイクロATXケースでは、将来少し拡張性に余裕が欲しければミニタワーケースを、置く場所を優先するならコンパクトなスリムタワーケースを選ぶことになります。ただしスリムタワーケースでは、標準サイズのATX電源、ビデオカードやPCIカードが使えないケースがあり注意が必要です。またドライブベイもHDDが2台は取り付け可能なケースが便利でしょう。

   
 左の写真の左のケースは、2003年始に組み立てたスリムタワーケース、右のケースは2005年始に組み立てたコンパクトケースです。

 なお右側のケースも、一応スリムタワーの部類に入ります。

 この組み立ての説明は、「コンパクトPC自作 Socket478」と、「LAG775Pentium4 PC自作」で説明してますので参考としてください。


 
 右の写真は、ケースの裏面であり、左が標準サイズのビデオカードやPCIカードが使用できるケース、右がLowprofileサイズのカードしか使えないケースです。

 標準サイズのカードが使えるケースは幅が14cmぐらいはありますが、標準サイズのビデオカードが選べるメリットは大きく、またHDDなどドライブが1台増設できる余裕は欲しいものです。

 最小限のパーツ構成しか使えない特に小型のスリムタワーケースは、一般的には避けた方が良いでしょう。

 なお最近は、この左側の大きいケースより少し大きいサイズで、ATXマザーボードが使えるスリムタワーケースが発売されており、人気があります。

 
 ATXマザーボードが使えるスリムタワーケースとしては、リンクスインターナショナルのNewSky「NS-300TN」、VALUE WAVEの「CP-502WWF450W」、スカイテックの「SKC450-SL12」など種類が多くなりました。

 また400W電源クラスのMicroATXミニタワーケースでは、セルサス「CS-MC04」、Skytekの「SKC-21P400W」、OWLTECHの「OWL-ISTM」などが安く購入できます。

 かつてはスリムなコンパクトケースは小型の容量が300WクラスまでのSFX電源を使用した製品が多く発売されており、上の写真の2台ともSFX電源です。標準サイズのATX電源は幅が15cmあり、この電源ユニットを横置きしているために幅が少し大きく背が低いのがMicroATXミニタワーケースです。

 ATX電源またはSFX電源を縦置きに設置して、ATXマザーボードを使えるサイズでスリムにしたATXスリムタワーケースは比較的新しいケースです。

 今はビデオカードを省くとしても、将来は高性能ビデオカードを使いたいということであれば、400WクラスのATX電源を使ったほうが良いのですが、さてMicroATXミニタワーケースかATXスリムタワーケースにするか迷うことでしょう。

 ATXスリムタワーケースは、ATXマザーが使えるという大きなメリットがありますが、MicroATXミニタワーケースより背丈と奥行きは大きく、店で見比べれば、MicroATXケースより大きいと感じるでしょう。
 また価格的に安くコストパフォーマンスの良いケースは、MicroATXミニタワーケースが多いでしょう。


<メモリー>
 LGA775プラットフォームでは、DDR2メモリースロットのあるマザーボードとDDRメモリースロットのあるマザーボードとあり、マザーボードがサポートするメモリーを使う必要がありますが、Core2 Duo用の新しいマザーボードは、ほとんどのものがDDR2メモリーをサポートしています。

  DDR2メモリーは、DDR2-533(PC4300)、DDR2-667(PC5300)、DDR2-800(PC6400)の3種類が発売され、どれでも使えますが、価格的に割高であったDDR2-800が安くなったため、容量512MBのDDR2-800メモリーを2枚購入すると良いでしょう。

 なお、WindowsVista HomePremiumでWindows Aeroを快適に使うためには、容量512MBのメモリーを2枚挿して、TOTALで1GBのメモリーを搭載することが必須であり、容量512MBのDDR2-800メモリーを2枚購入しましょう。

 ただし、ノーブランドのメモリーで良いのですが、メモリーには相性問題があり、ただ安いだけでなく購入のときにショップでトラブルが少ないものかどうか確認しましょう。購入するマザーボードの動作確認済みのメモリーをメーカーサイトで調べて、よく解らなければ相性保証付きで購入という方法もあります。


<ハードディスク>
 HDDは、新しいSerialATA接続のものと従来からのIDE(UltraATA)接続のものとありますが、既に扱いやすいSATA接続のHDDが主流となっています。また、コストを抑えるためには、どの程度の容量のものが必要かということが重要です。
 
 容量当たりの単価としては、現時点では320GB〜500GBのものが割安となりますが、予算的には320GBの製品が候補であり、現時点では、日立のT7K500シリーズのSATA接続の320GBの「HDT725032VLA360」、Seagateの「ST3320620AS」が良いでしょう。

 右の写真の左側は、日立の「HDT725032VLA360」、右側はSeagateの「ST3320620AS」です。

<DVDドライブ>
 記録型DVDドライブは、最新製品でも実売価格5000円を切る製品が多くなり、パソコンを安く組むために貢献しています。

 パーツショップで販売されているDVDドライブは、小売用の箱に入っているBOX品とOEM供給用のバルク品とあり、同じ型番のバルク品でもDVD書き込み、編集など付属ソフトが添付されているものと無いものがあります。ハードウェアの機能はバルク品でも同じです。

 バルク品では、PIONEER製のバルク品「DVR-112D」、NECのバルク品「AD-7170A」が人気があり、BOX品では、LITEONの「LH-20A1S-16」、LG電子の「GSA-H42N」がコストパフォーマンスが良い製品で、いずれも5000円以内で購入できます。価格は、それほど違わないので対応メディアや付属ソフトを確認して選ぶと良いでしょう。


<FDD>
 FDDは、WindowsXP以降では必須ではなく無くても良いのですが、データの受け渡しのときに不自由することもあり、購入した方が良いでしょう。MITSUMI「D353」、TEAC「FD-235HG」、SONY「MPF920」などが1000円前後で販売されています。

 しかしFDD単体で買うより、 WindowsXPやVista のOEM版(最近マイクロソフトはDSP版と呼んでいます)がパーツと組み合わせて購入しなければならないため、FDDと組み合わせて買う人も多く、パーツショップでもWindowsVistaのDSP版とFDDのセット商品として販売している店も多いでしょう。


<OS>
 CPU、マザーボード、メモリー、HDD、FDDなどのパーツとバンドル、つまりパーツと一緒に購入するWindowsVistaのDSP版は、CD-ROMまたはDVDで提供されており、32ビット版と64ビット版がありますが、新たに自作するパソコンにインストールする場合は、DVDの32ビット版が良いでしょう。
   VistaのEditionでは、Ultimate、Business、HomePremium、HomeBasicと4種類のDSP版が市販されていますが、ホームユースではマルチメディア系のWindowsアプリケーションが付いていないBusinessと、Windows AeroをサポートしていないHomeBasicはあまり使われません。

 右の写真は、上がDSP版のWindowsVista Ultimateで、下がWindowsVista HomePremiumです。予算的にはUltimateは高価であり、HomePremiumが限界であり、また最も人気があるのもHomePremiumです。

 簡単な小冊子のパッケージですが、もちろんプロダクトkeyは付いており、インストールの方法はWindowsVistaの標準の手順です。

 なお、Microsoft Officeが必要であれば、同じようにパーツと一緒にDSP版を購入することができます。
 
<モニタ>
 17インチ液晶モニタが買い易い価格となって本命であり、ゲーム用途では高速応答(16ms以下)の17インチ液晶モニタが良いでしょう。

 17インチ液晶モニタは、SHARP、SONY、三菱など大手メーカー、I-O DATA、BUFFALO、Logitecなどサードパーティー、NANAO、IIYAMAなど専業メーカー、さらにACER、BenQ、GREENHOUSE、SAMSUNなど海外メーカーと、多くの製品が販売されており迷いそうです。

 最近は便利なスピーカ内臓モデルが多くなってきており、DVI接続では、BENQの「FP72E」、Samsunの「SyncMaster 713BM Plus (IV)」がお買い得です。またアナログモニタであれば、現時点ではI-O DATAの「LCD-A171KW」が新モデルに切り替わるため安く販売されていますが、BUFFALOの「FTD-G714AS」など多くの製品が2万円以下の価格で購入できます。

 また流行の横長ワイドモデルは、19インチワイドモデルのGREEN HOUSEの「GH-WXG193SDW」やiiyamaの「ProLite E1900WS-2」がお値打ちですが、ワイド画面は使い勝ってが便利であっても、17インチモニタより横方向に長くても縦方向は短く、テレビと同じように対象が小さく表示されるため好みの問題でしょう。
 
 新モデルに切り替わるときに特価品でお買い得に売られる製品もあり、ネットで掘り出し物が無いか価格情報を調べると良いでしょう。

 なおスピーカ内臓モデルでないと、別途スピーカが必要で置き場所とコストが余分に掛かります。

 右の画像はマイクロATXケースとスピーカ内臓17インチモニタを使ったコンパクトなパソコンです。
 
<キーボード>
 大きければ使いやすいけれども場所をとるため、ノートパソコンのピッチに慣れていれば、10キーボードが付いていてコンパクトなものが良いでしょう。

 Owlteckの「OWL-KB106PFLAT」、BUFFALOの「BKBU-J105/WH」、サンワサプライの「SKB-KG1」、Elecomの「TK-UP01MA」などがコンパクトな製品ですから、実物を触ってみると良いでしょう。


<マウス>
手で持ってみて軽くて使いやすく、コード長があまり短くない光学式マウスが良いでしょう。パーツショップの特価品でも、人気のあった在庫処分品もありますから、手に合うようであれば、お買い得です。

 サンワサプライの「MA-90HU」、バッファローの「BOMC-S02」 、エレコムの「M-Y1UR」シリーズは、比較的安い価格で購入できる光学式マウスです。


 以上、選んだパーツを下のエクセルの表にリストアップしました。
 
 
 パーツリスト1の欄は、個々の本命のパーツですが、予算10万円では揃いません。
 パーツリスト2の欄と、パーツリスト3の欄には、本命の製品より少し価格の安いものを順に記入しており、予算内に納めようとすると、いくつかのパーツは我慢する必要があります。

 パーツの数が多いので、どのパーツを優先し、どのパーツを我慢しようかと迷うことでしょう。

 表の優先順位の欄で、絶対外せないものは1、できれば使いたいものは2、我慢するものは3を入力すると、表の右端の「パーツリスト購入プラン」の欄に、適当に調整されて購入プランが表示され、この一般用パソコンの事例では、CPU、マザーボード、WindowsVistaを優先順位1としています。

 この「一般用パソコン・パーツ購入リスト」は、予算内に納める一般的な例示に過ぎません。気に入ったパーツがあれば、こだわって良いパーツを使うのも自作の楽しみの一つです。

 また販売価格は、執筆時点でインターネットで調べており、価格COMAKIBA PC Hotlineや、通信販売ショップのFaithTSUKUMOTWOTOPCleverlyDosparaPC-Success を参考として安い価格を記入していますが、毎日のように変動しており価格を保証するものではありません。

 また多くのパーツは、すぐに値下がりするため、今予算オーバーでとても買えないパーツも数ヵ月後には何とか入手できるようになり、それを待つのも楽しみです。

 なお、この「一般用パソコン・パーツ購入リスト」を保存して、エクセルで開けば、エクセルのファイルとして使用できますので、気に入ったパーツに入れ替えたり、価格を更新するなど、ご自由にお使いください。使い方は下記を参照してください。

3 TV録画・DVD編集向けの低価格パソコン

 
 
パソコンでテレビ番組を録画したり、ビデオ編集してDVDに保存するなど、マルチメディア系の処理に多く利用したいというニーズも多くなっています。

 もちろん、テレビチューナー付きビデオキャプチャーカードや記録型DVDドライブが必要ですが、映像や音声の処理はCPUへの負荷が大きい、つまり処理に時間が掛かるというネックを少しでも解消したいものです。

 そのためには、ビデオキャプチャカードはハードウェアエンコードタイプの製品を選び、CPUはマルチメディア系の処理に強いIntel製のCPUを使うことが適しています。

  <CPU>
 2006年8月初旬にリリースされたIntelの新しいデュアルコアプロセッサCore2 Duoは、消費電力が抑えられていて高性能であり、現時点ではCore2 Duo E6320が本命でしょう。

<マザーボード>
 Core2 Duo用のマイクロATXのLGA775マザーボードで、グラフィックオンボードのものが良いでしょう。
 マザーボードのグラフィック統合型Intel製チップセットは、Core2 Duo発売当初からG965チップセットが使われてきましたが、2007年6月に新しいグラフィック統合型G33チップセットがリリースされました。

 将来の拡張性に優れる新しいチップセットの方が良いため、現時点ではG33チップセットを搭載するIntel純正ATXマザーボードの「DG33FBC」が本命ですが、やや予算をオーバーしそうです。

 予算を節約する必要があれば、一世代前のG965チップセットを搭載するIntel「DG965RYCK」、またはMicroATX規格のG33チップセットを搭載するECSの「G33T-M2」が格安の価格で発売されており、候補となります。

 コストパフォーマンスの良いグラフィックオンボードのマザーボードは、MicroATX規格のものが多く、予算を抑えるためにMicroATXマザーをATXケースで使うこともありますが、止むを得ないでしょう。


<PCケース>
 テレビを視聴したり、ビデオを編集したりするためには、静音電源搭載ATXケースが良いでしょう。400W〜450Wクラスの電源を搭載するScytheのEZCOOL「K110」、「N880」、「SCY-628」、「SCY-0311」、V-TECHの「VT580」あたりがお値打ちです。


<メモリー>
 LGA775プラットフォームでは、DDR2メモリースロットのあるマザーボードとDDRメモリースロットのあるマザーボードとあり、マザーボードがサポートするメモリーを使う必要がありますが、Core2 Duo用の新しいマザーボードは、ほとんどのものがDDR2メモリーをサポートしています。

  DDR2メモリーは、DDR2-533(PC4300)、DDR2-667(PC5300)、DDR2-800(PC6400)の3種類が発売され、どれでも使えますが、価格的に割高であったDDR2-800が安くなったため、容量512MBのDDR2-800メモリーを2枚購入すると良いでしょう。

 なお、WindowsVista HomePremiumでWindows Aeroを快適に使うためには、容量512MBのメモリーを2枚挿して、TOTALで1GBのメモリーを搭載することが必須であり、容量512MBのDDR2-800メモリーを2枚購入しましょう。

 ただし、ノーブランドのメモリーで良いのですが、メモリーには相性問題があり、ただ安いだけでなく購入のときにショップでトラブルが少ないものかどうか確認しましょう。購入するマザーボードの動作確認済みのメモリーをメーカーサイトで調べて、よく解らなければ相性保証付きで購入という方法もあります。


<ハードディスク>
 HDDは、新しいSerialATA接続のものと従来からのIDE(UltraATA)接続のものとありますが、既に扱いやすいSATA接続のHDDが主流となっています。また、コストを抑えるためには、どの程度の容量のものが必要かということが重要です。

 容量当たりの単価としては、現時点では320GB〜500GBのものが割安となりますが、ゲームが主体であれば、HDDの容量はそんなに大きくなくても十分、またATXケースでは、いずれHDDを1台増設することは容易なことであり、中々コストを抑えられない中で取り敢えず予算的には250GBの製品を選ぶと良いでしょう。

 現時点では、日立のT7K500シリーズのSATA接続の250GBの「HDT725025VLA380」がお買い得です。


<DVDドライブ>
 記録型DVDドライブは、最新製品でも実売価格5000円を切る製品が多くなり、パソコンを安く組むために貢献しています。

 パーツショップで販売されているDVDドライブは、小売用の箱に入っているBOX品とOEM供給用のバルク品とあり、同じ型番のバルク品でもDVD書き込み、編集など付属ソフトが添付されているものと無いものがあります。ハードウェアの機能はバルク品でも同じです。

 バルク品では、PIONEER製のバルク品「DVR-112D」、NECのバルク品「AD-7170A」が人気があり、BOX品では、LITEONの「LH-20A1S-16」、LG電子の「GSA-H42N」がコストパフォーマンスが良い製品で、いずれも5000円以内で購入できます。価格は、それほど違わないので対応メディアや付属ソフトを確認して選ぶと良いでしょう。
    
   左の写真は、DVDドライブとビデオキャプチャカードのボックス品(箱入り)であり、付属CD-ROMに再生、記録、編集などのソフトが添付されています。

 同じソフトがダブっても不要であり、両パーツの付属ソフトを確認してみましょう。
 
<ビデオキャプチャカード>
 TV録画・ビデオ編集が主用途であれば、TVチューナー付きビデオキャプチャカードが必要です。
 最近テレビは、地上波デジタル放送に移行しようとしており、地デジ対応のテレビが販売されていますが、パソコンのTVチューナーは、地デジのワンセグ放送対応のUSB接続のワンセグチューナーが主流であり、地デジの一般放送対応の内臓チューナーは発売されていません。

 しかしワンセグチューナーは、画面サイズが小さいこと、また著作権保護のためコピーやムーブは不可であり、ワンセグチューナーを取り付けたパソコンでしか録画した番組が再生できなく、録画しての編集には適していません。

 現行のアナログ対応の内臓TVチューナー付きビデオキャプチャカードは、現行アナログ放送が終了すると使えないため、それまでの寿命となりますが、TV録画・ビデオ編集をするのであれば使わざるを得ないでしょう。

 パソコン向けの地デジ対応の内臓TVチューナー付きビデオキャプチャカードが発売されない理由は、デジタル放送のコピーワンス規制と、その実効を担保するためのB-CASカードの仕組みがネックとなっており、コピーワンス規制の見直しは、総務省の情報通信審議会の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」で長い間審議が揉めています。

 コピーワンス規制については、2007年2月に「My Free-style PC」サイト内の「規制と規格の重要性と弊害」で説明していますが、結局EPNの導入案なども実現せず、10回までコピー緩和という方向に落ち着きそうですが、孫コピーができないためパソコンでの編集は不可となりそうであり、地デジ対応の内臓TVチューナー付きビデオキャプチャカードが発売されるかどうかは不透明です。

 現行のアナログ対応のTVチューナー付きビデオキャプチャカードは、ハードウェアエンコードタイプとソフトウェアエンコードタイプとあり、本来快適に使うためにはCPUへの負荷が少ないハードウェアエンコードタイプのビデオキャプチャカードの方が好ましいですが、いずれもアナログ対応のカードは、残り寿命が短いため高価な製品は買いにくくなってきています。

 ハードウェアエンコードタイプでは、I-O DATAの「GV-MVP/RX3」が地上波デジタル放送のコピーワンス(CGMS-A)番組の録画が可能と説明されていますが、別に民生用のデジタルチューナーが必要であり、「GV-MVP/RX3」内臓チューナーはアナログ放送用です。

 他に、ハードウェアエンコードタイプでは、BUUFALOの「PC-MV5L/PCI」が売れ筋ですが、むしろ寿命が短いため低価格なソフトウェアエンコードタイプのBUUFALOの「PC-MV1TV/PCI」を取り敢えず使ってしのぐのもありでしょう。いっそのこと外部入力のみでTVチューナー無しのI-O DATAの「GV-VCP3R/PCI」で手持ちのビデオデッキを接続して当面間に合わせても良いでしょう。


<FDD>
 FDDは、WindowsXP以降では必須ではなく無くても良いのですが、データの受け渡しのときに不自由することもあり、購入した方が良いでしょう。MITSUMI「D353」、TEAC「FD-235HG」、SONY「MPF920」などが1000円前後で販売されています。

 しかしFDD単体で買うより、 WindowsXPやVista のOEM版(最近マイクロソフトはDSP版と呼んでいます)がパーツと組み合わせて購入しなければならないため、FDDと組み合わせて買う人も多く、パーツショップでもWindowsVistaのDSP版とFDDのセット商品として販売している店も多いでしょう。


<OS>
 CPU、マザーボード、メモリー、HDD、FDDなどのパーツとバンドル、つまりパーツと一緒に購入するWindowsVistaのDSP版は、CD-ROMまたはDVDで提供されており、32ビット版と64ビット版がありますが、新たに自作するパソコンにインストールする場合は、DVDの32ビット版が良いでしょう。

   VistaのEditionでは、Ultimate、Business、HomePremium、HomeBasicと4種類のDSP版が市販されていますが、ホームユースではマルチメディア系のWindowsアプリケーションが付いていないBusinessと、Windows AeroをサポートしていないHomeBasicはあまり使われません。

 右の写真は、上がDSP版のWindowsVista Ultimateで、下がWindowsVista HomePremiumです。予算的にはUltimateは高価であり、HomePremiumが限界であり、また最も人気があるのもHomePremiumです。

 簡単な小冊子のパッケージですが、もちろんプロダクトkeyは付いており、インストールの方法はWindowsVistaの標準の手順です。

 なお、Microsoft Officeが必要であれば、同じようにパーツと一緒にDSP版を購入することができます。
 

<モニタ>
 17インチ液晶モニタが買い易い価格となって本命であり、ゲーム用途では高速応答(16ms以下)の17インチ液晶モニタが良いでしょう。

 17インチ液晶モニタは、SHARP、SONY、三菱など大手メーカー、I-O DATA、BUFFALO、Logitecなどサードパーティー、NANAO、IIYAMAなど専業メーカー、さらにACER、BenQ、GREENHOUSE、SAMSUNなど海外メーカーと、多くの製品が販売されており迷いそうです。

 最近は便利なスピーカ内臓モデルが多くなってきており、DVI接続では、BENQの「FP72E」、Samsunの「SyncMaster 713BM Plus (IV)」がお買い得です。またアナログモニタであれば、現時点ではI-O DATAの「LCD-A171KW」が新モデルに切り替わるため安く販売されていますが、BUFFALOの「FTD-G714AS」など多くの製品が2万円以下の価格で購入できます。
 
 最近は便利なスピーカ内臓モデルが多くなってきており、DVI接続では、BENQの「FP72E」、Samsunの「SyncMaster 713BM Plus (IV)」がお買い得です。

 またアナログモニタであれば、現時点ではI-O DATAの「LCD-A171KW」が新モデルに切り替わるため安く販売されていますが、BUFFALOの「FTD-G714AS」など多くの製品が2万円以下の価格で購入できます。

 
 また流行の横長ワイドモデルは、19インチワイドモデルのGREEN HOUSEの「GH-WXG193SDW」やiiyamaの「ProLite E1900WS-2」がお値打ちですが、ワイド画面は使い勝ってが便利であっても、17インチモニタより横方向に長くても縦方向は短く、テレビと同じように対象が小さく表示されるため好みの問題でしょう。

 新モデルに切り替わるときに特価品でお買い得に売られる製品もあり、ネットで掘り出し物が無いか価格情報を調べると良いでしょう。なおスピーカ内臓モデルでないと別途スピーカが必要でコストが余分に掛かります。


<キーボード>
 大きければ使いやすいけれども場所をとるため、10キーボードが付いていて小さめのものが良いでしょう。

 しかしコンパクトなキーボードは、サンワサプライの「SKB-KG1」が比較的安いぐらいで高価なため、1000円以内で探せるものとしては、サンワサプライの「SKB-A1」、 Elecomの「TK-P08FY」、バッファローの「BKBU-J109」が比較的多くの店で扱っており、近くの店で見つかれば実物を触ってみると良いでしょう。


<マウス>
 手で持ってみて軽くて使いやすく、コード長があまり短くない光学式マウスが良いでしょう。パーツショップの特価品でも、人気のあった在庫処分品もありますから、手に合うようであれば、お買い得です。

 サンワサプライの「MA-90HU」、バッファローの「BOMC-S02」 、エレコムの「M-Y1UR」シリーズは、比較的安い価格で購入できる光学式マウスです。


 以上、選んだパーツを下のエクセルの表にリストアップしました。
 
 
 パーツリスト1の欄は、個々の本命のパーツですが、予算10万円では揃いません。
 パーツリスト2の欄と、パーツリスト3の欄には、本命の製品より少し価格の安いものを順に記入しており、予算内に納めようとすると、いくつかのパーツは我慢する必要があります。

 パーツの数が多いので、どのパーツを優先し、どのパーツを我慢しようかと迷うことでしょう。

 表の優先順位の欄で、絶対外せないものは1、できれば使いたいものは2、我慢するものは3を入力すると、表の右端の「パーツリスト購入プラン」の欄に、適当に調整されて購入プランが表示され、このTV・ビデオ編集用パソコンの事例では、CPU、WindowsVistaを優先順位1としています。

 この「TV・ビデオ編集用パソコン・パーツ購入リスト」は、予算内に納める一般的な例示に過ぎません。気に入ったパーツがあれば、こだわって良いパーツを使うのも自作の楽しみの一つです。

 また販売価格は、執筆時点でインターネットで調べており、価格COMAKIBA PC Hotlineや、通信販売ショップのFaithTSUKUMOTWOTOPCleverlyDosparaPC-Success を参考として安い価格を記入していますが、毎日のように変動しており価格を保証するものではありません。

 また多くのパーツは、すぐに値下がりするため、今予算オーバーでとても買えないパーツも数ヵ月後には何とか入手できるようになり、それを待つのも楽しみです。

 なお、この「TV・ビデオ編集用パソコン・パーツ購入リスト」を保存して、エクセルで開けば、エクセルのファイルとして使用できますので、気に入ったパーツに入れ替えたり、価格を更新するなど、ご自由にお使いください。使い方は下記を参照してください。


   以上、用途別の自作パソコンのパーツ選びについて記述しましたが、最後に共通して、場合によってはコストがかかりそうなことを記載します。


<場合によっては必要となる工具・小物パーツ>

 工具としては、長めの+ドライバーと、ピンセットが無ければ購入すると便利でしょう。
 小物パーツとしては、ネジセット、静音ケースファン、グリス、IDEケーブル、SATA信号ケーブル、SATA電源ケーブル、電源分岐コネクタなどがパーツに付属するもので足りなければ買い足す必要があります。


<普段使用するソフトウェア>

 ソフトウェアは、マザーボードの付属CD-ROMに、一通り収録されており、セキュリティーソフトも含まれていることが多いのですが、ウィルス定義のアップデート可能期間が過ぎたときには、メーカー製パソコンでも同じですが、ランニングコストが安い市販ソフトを購入してください。

 普段使うソフトウェアは、インターネットでも入手することができ、自作だからといって不自由することはないでしょう。このサイトのPCソフトコーナーの「便利なフリーソフト」でも一部紹介しています。

 しかしMicrosoftのOfficeが必要であれば、パーツショップでOEM版も販売されています。予算的にOfficeに回す分、パーツのコストを抑えることになります。


パーツ購入リストの使い方

 始めに、「ゲームパソコン・パーツ購入リスト」、「一般用パソコン・パーツ購入リスト」、「TV・ビデオ編集用パソコン・パーツ購入リスト」のいずれかを右クリック、「対象をファイルに保存」をクリックして保存し、この保存したファイルをエクセルで開いてください。保存したファイルをダブルクリックして開き、IEの「ファイル」メニューの「Microsoft Excel for Windowsで編集」をクリックしても使えます。

 これでエクセルのファイルとして使えますので、新規に入力するときは、一旦入力欄の全て(黄色の部分)を選択し右クリック「数式と値のクリア」をクリックし、元のデータを消してから、次の手順で入力してください。

 予算の欄に、個々のパーツ毎の予算を記入します。


 優先順位の欄に、絶対外せないものは1、できれば使いたいものは2、我慢するものは3を入力します。





 個々のパーツは予算オーバーでも構いませんので、価格の高い順に、パーツリスト1、パーツリスト2、パーツリスト3に選んだパーツの製品名と販売価格を入力します。

 なお、これしかないというパーツは、パーツリスト1、パーツリスト2、パーツリスト3ともに同じパーツの製品名と販売価格を入力してください。

  これで、表の右端の「パーツリスト購入プラン」の欄に、リストアップされますが、もし合計金額
 が予算オーバーの場合は、優先順位を適当に下げる(2→3、1→2)と予算内に納まります。

  なお、パーツリスト3の合計金額が予算オーバーの場合は調整できませんので、パーツリスト3
 には安いパーツを選び直してください。


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(2007年 7月15日 修正更新)
(2006年11月 5日 修正更新)
(2005年10月28日 当初執筆)

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