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パソコン組立てのトラブル
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最初に電源を入れた時に気づくトラブル |
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- パソコンを組立て、電源をONにして異常があった場合、その原因を調べることが必要です。トラブルの原因は、パーツの故障ではなく、装着や接続ミスなど単純な誤りが多いと思います。
- 電源そのものが入らない、つまり電源のLEDランプが点灯しないときは、電源装置かマザーボードの故障が疑われ、どうなってるの!と驚きますが、最初から故障ということは滅多になく、もう一度マザーボードに供給する電源ラインの接続を確認すべきです。
また、マザーボードは本体ケースにスペーサーを挟んでネジ止めしますが、スペーサーがずれたりしてマザーボードとケースがショートしていると電源が入りません。この場合、マザーボードをケースから外して電源を入れてみて通電するかどうかで判ります。稀にあるようですので、疑いがあれば確認してください。
案外、あわてていて本体ケースの背面の電源スイッチが入ってないだけ、あるいは電源LEDランプに結線してないだけということも多いと思います。
マザーボードに通電ランプが付いていればすぐわかることですが、CPUの冷却ファンが回っていれば、ケースの電源装置はまず大丈夫だと思います。
なお、前から使用していたPCケースの電源で、新しいマザーボードとCPUに取り替えて使う場合には、注意が必要です。
Pentium4では12V補助電源プラグが必要、またLGA775版Pentium4、Socket939版Athlon64では、主電源は24pin電源コネクタが必要ですから、かなり古いATX電源であれば買い換えなければならない場合があります。
アバウトに言えば、電源に12V補助電源プラグが付いていれば、主電源は20pin電源コネクタでも電源を交換しなくても使えることが多く、マザーボードによって、20pin電源コネクタがそのまま挿せるもの、20pin→24pin電源変換ケーブルを繋いで接続するものとに分かれます。
私の場合は、Pentium4 2.8Cを使ったときに電源を交換し(PCアップグレードSocket478)、Intelのマザーボードでは20pin電源コネクタがそのまま使え「コンパクトPC自作LGA775」、ASUSのA8N
SLI Deluxe(PCアップグレードSocket939)では、20pin→24pin電源変換ケーブルを使用しています。
また、組み込みパーツが多くて電源容量が不足する場合は、とりあえずパーツを減らしみて正常に動作するのか確認すると良いでしょう。
CPUの冷却ファンが回ってないのにLEDが点灯しているなど通電されているようであれば、すぐに電源を切らないとCPUがこわれます。CPUに冷却ファンを着けてない状態では、電源を入れないのは鉄則で、冷却ファンが回るかどうかは重要なことです。
- マザーボードには、CPU、メモリー、ビデオカード、ドライブ類など多くのパーツを取付けます。こうしたパーツが正しく接続されてないと正常に起動しないのですが、正しく接続されていれば、電源を入れた時に、本体ケーススピーカーから「ピポッ」というビープ音がでます。「ピポッ」という音が聞ければ一安心です。
このスピーカーからの音が聞けない場合、「ピポッ」という音でなく違う音がする場合はトラブルがあり、どういうトラブルか音で目安がつく場合があります。 なお、音の鳴り方は言葉で表現しにくく、BIOSのマニュアルにもあまり説明されてませんが、BIOSによっても異なるようです。
Aパーツ別トラブルと対策では、これまでの経験やネットでの情報をもとにあくまで参考までにビープ音の鳴り方を記述してますが、あまり信用し過ぎずに、参考としてください。
また、音がしないので困ったなと思って調べたら、単にスピーカーの結線が切れていて、動作はそのままでも支障がないということもありました。
なお最近のASUSのマザーボードで、AMIのBIOSを使用している一部の製品は、正常動作していても、「ピポッ」とビープ音が鳴らない場合があります。これはAMI
BIOSの仕様ですから問題なく、USBデバイスを接続すれば鳴るので確認してみてください。
http://www.uac.co.jp/support/check.html
- 前述したように、正常に起動しないときの原因の多くは装着、接続ミスです。確認の方法はマザーボードにCPU、CPUファン、メモリー、ビデオカード、モニター、キーボードの最少構成のパーツを取付けた状態で電源を入れてみるのが基本です。
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パーツ別トラブルと対策 |
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- CPU・マザーボードが原因の場合
他のパーツの取付けに関するトラブルは後述しますが、マザーボードにCPUの装着が不十分で、電源を入れても何の反応もないことがあります。
CPUとマザーボードに触れるときは、静電気に気をつけるのは当然ですが、マニュアルでCPUの向きを確認し、マザーボードのCPUソケット(今はソケット型が主流)にしっかり装着します。とは言っても、普通は力を入れる必要もなくスポッとはまりますから、下まで落ち込んで納まっていることを確認することです。
たまたまソケットのできが悪かったのではないかと思いますが、これまで2度、装着不良が原因のことがありました。
CPUには必ず冷却ファンを装着しますが、Athlonの場合は純正ファンの取付けバネが固くて、かつてはCPUのコア欠けで使う前に壊してしまうということがありました。この頃はマニュアルに十分取付け方の説明が書かれており、注意して取付ければ大丈夫ですが、装着し直すために取り外すときにもマニュアルをよく読んで注意してください。
CPU関係のトラブルでは、ビープ音がピー、ピーと救急車のような音が出るという投稿を読んだことがありますが、全く無音のこともあるようです。
電源を入れても画像が映らない、画像がおかしいという場合、マザーボード上にあるCMOSをクリアするジャンパーピンにより、CMOSデータをクリアしてシステムを初期設定に戻すと正常に戻るということは時々あります。(CMOSはパソコンの電源をいれた時に最初に立ち上がるBIOSのセットアップで設定した情報が保存されているRAM)
CMOSクリアの方法は、普通のマザーボードにはCMOSクリアジャンパピンが付いており、このジャンパピンでできます。マザーボードのマニュアルにジャンパピンの位置とCMOSクリアの方法が載っていると思いますので確認して行なってください。
一般的には次の手順ですが、必ずマザーボードのマニュアルに従ってください。
まず初めに、CMOSのクリアは電源offの状態で行ないますので、プラグをコンセントから抜き、ケース電源からのケーブルをマザーボードから外してください。
その後、CMOSクリアするジャンパピンの1-2番ピンに刺さっているキャップを、2-3番ピンに差し替え10秒ほど待って、またキャップを元の1-2番ピンに戻す。その後マザーボードに電源ケーブルを挿す。これで完了です。
それでもクリアできないときは、マザーボード上のリチウム電池を抜き(ピンセットを使うと便利)しばらく放置し、電池を元に戻すという方法があります。
なおASUSのマザーボードの説明では、電源offの状態で、リチウム電池を抜き、ジャンパピンによりCMOSクリアするように書かれてますが、それが一番堅い方法なのです。
かつては、CPUの設定は、マザーボード上のジャンパーピンで行う方が普通で、FSBクロック(外部クロック、ベースクロック)、クロックレシオ(倍率)、CPU電圧の設定を間違えると立ち上がらないどころかCPUを壊してしまうこともありました。今では、CPUを自動認識するものがほとんどで、載せるCPUをサポートするマザーボードを購入すれば何も設定しなくても支障がないのが普通です。
しかし、発売されたばかりのCPUを載せるときは、購入する店で確認することが大切です。(例え載せれても、BIOSの書き換えが必要な場合があります。)
電源スイッチ、リセットスイッチ、本体ケーススピーカー、レッドランプ類のケースに付属するケーブルは、原則、色着きの線がプラスで、白黒の線がマイナス(GND)です。
Intelのマザーボードの簡単組み立てガイドでは、電源スイッチ、リセットスイッチには向きはなく、レッドランプ類の極性は合わせるように記載されていますが、気になるのであれば全ての極性を合わせておけば良いでしょう。
大きなトラブルがある場合、ケーブルの+−が反対に挿してあることが原因ということではなく、もっと別の原因があるだろうと思われます。
<2006年1月4日追記>
メインパソコンのマザーボード「A8N-SLI Deluxe」を1年近く使ってきて、チップセットファンが回転しないというトラブルが発生しました。このトラブルについては、「チップセットファンの故障」というファイルで、症状や対処法を説明しており参考としてください。
- メモリートラブル
メモリーは相性があると言われていますが、幸い私自身は、マザーボードとメモリーの相性が合わなくて使えなかったという経験は一度もありません。
かつて、ベースクロックが100Mhzになった時に、マザーボードのチップセットとPC100メモリーとの相性が問題になったのですが、その時でも幸い無駄な投資はせずにすみました。また、DDR-SDRAM対応マザーボードの初期バージョンは、メモリースロットを2基に絞って発売されたのもメモリートラブルを防ぐためと言われています。
また最近、DDR400(PC3200)メモリーをデュアルチャネルで動作させることができるマザーボードが主流となってきています。
デュアルチャネルで動作させるためには、2枚の同メーカー、同容量、同型番のメモリーをマザーボードの定められたメモリースロットに挿さなければならないので、マニュアルを見てください。
このメモリーのデュアルチャネルで動作するかどうかは、マザーボードとの相性の問題があり、各マザーボードのメーカーのサイトで動作検証済みのメモリーのリストを確認してください。
つまり、こうしたトラブルは購入前に良く情報を調べておけば、未然に防げる、買ってからでは遅いということです。
購入したメモリーがデュアルチャネルで動作しなくても、シングルチャネルでは動くことが多いのでしょうが、もし心配であれば、相性保証つきで購入すると良いでしょう。
なお、メーカー製のPCでは、そのPC向けの国内メーカーのブランドメモリーでも使えなくて、知人が購入したメモリーを引きとってあげたことがあり、基本的には自作用のマザーボードの方が汎用性が高いのではと思っています。
なお余談ですが、かつてベースクロック100Mhzでクロック倍率2.5倍の250MHzでCPUを使った方が、ベースクロック66MHzでクロック倍率4倍の266MHzで使うより、10%ぐらい速度が速い、つまりCPUクロックが少し低くてもベースクロックが1.5倍となっているのでその方が速いということを実感しています。
以来速いメモリーが出れば使いたいという気持ちがありますが、最近のIntelのプラットフォームではデュアルチャネルメモリーのサポートによるパフォーマンスの差が大きく、同じ規格のメモリーでもデュアルチャネルで動作するかどうかということに留意すべきでしょう。
電源を入れた時のビープ音が、「ピポッ」という音でなくて、低くて長い音がしたら、メモリー関係のトラブル可能性が高いとのことですが、私はまだ聞いたことはありません。また、ピーという音が長いとメモリートラブルということも言われてますが、BIOSにもよるようで、音は言葉に表わしにくいのですが共通するのは長い音のようです。
メモリートラブルの確認は、そのメモリーを別のスロットに差してみて、メモリー本体か、マザーボードのスロット側の問題なのか確認しますが、他に予備のメモリーがあれば念のため差してみて確認してください。
またかつては、メモリーの相性の問題は、予備があれば、取り合えず正常に動くメモリーで立ち上げ、BIOSのメモリー関係の設定を変更し対応可能な場合もありましたが、今ではBIOSの初期設定で使えないメモリーはあきらめた方が良いように思います。
メモリーのマザーボードのDIMMスロットへの装着は、強い力で押し込まないと挿しこめないほど硬くなっていて注意が必要です。上からまっすぐに力を入れて挿しこまざるをえないのですが、かつてマザーボードの第2スロットが、何度か差し替えているうちに、ノッチが物理的に壊れてしまったことがあります。
- ビデオカードのトラブル
ビデオカードも、AGPスロットの接触不良が時々あるようです。自分のパソコンではありませんが、組立てを手伝っていたときに、スロットに挿しネジ止めしても接触不良で、手で押さえてないと画像が表示できないという経験があります。
最新のPCI Express x16対応のスロットも、取り付け方はAGPスロットと同じです。しかし最近のマザーボードでは、ビデオカードの固定に配慮されていて、接触不良は少なくなってきているように思います。
電源を入れた時に、BIOSにもよりますが高音のビープ音が続けてでると、ビデオカードの初期化に失敗しており、ビデオカードの差し込みを確認するのですが、こちらのビープ音は私も聞いたことがあります。
なお、ビデオカードはハード的な問題だけでなく、デバイスドライバの問題などソフト面でのトラブルがある場合もあります。しかしデバイスドライバの問題では、パソコンの電源を入れても画面に何も写らないということではなく、使っているときにフリーズするなどの障害が多いと思います。
発売されて間もない最新のビデオカードを使うのであれば、すぐに問題点を修正した新しいバージョンのデバイスドライバが提供されることが多いので、ビデオカードメーカーのホームページからダウンロードして、インストールし直す必要があります。
場合によっては、ビデオカードメーカーのドライバでなく、元のビデオチップメーカーのリファレンスドライバーをインストールして使った方が安定して動作する場合があり、トラブルが多い場合は試してみてください。
- IDE・FDDケーブル
IDEケーブルは、マザーボードとハードディスク、DVD、CD−ROMなどのドライブ類をつなぐ信号ケーブルですが、普通は向きが逆には差せない形状になってます。これらドライブ類に接続する電源ケーブルも同様に逆差しはできません。
そのため、しっかり奥まで差しこまれていればトラブルになりようがありませんが、複数台のドライブを繋ぐときは、マスタードライブとスレーブドライブの接続位置に気をつける必要があります。
つまり、Windowsをインストールする起動ハードディスクはハードディスクのジャンパーピンをマスターの位置にセットして、信号ケーブルのプライマリーのマスターにつなぐことです。
起動ハードディスクのジャンパーピンをマスターにしてないという手違いはたまにありますが、ジャンパーピンをセットし直せばすみます。
また、ハードディスクが2台以上あるときは、初期設定でジャンパーピンがケーブルセレクト(CS)の位置にセットしてあるHDDであればIDEケーブルの接続位置でマスターにもスレーブにもなりますが、購入したまま取付けて2台ともマスターになっているとトラブルとなります。
なお最近のSerialATAハードディスクを使用する場合は、IDEケーブルではなくSerialATA信号ケーブルでマザーボードと接続します。(マザーボードも対応している必要があります。)また、SerialATAハードディスクに電源を供給するケーブルは、普通のドライブ用の4ピンケーブルではなく、SerialATA電源ケーブルが必要なドライブがあります。
FDDケーブルは、ねじれの入ったほうの先端にFDDをつなぎますが、差しこみ口の形状が逆に差せるようになっており、間違えることも多いです。ケーブルが赤になっている側が1番ピンですが、もしケーブルを逆差しすると、FDDのアクセスランプが点灯しっぱなしになるので、差しかえればすみます。
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パーツの故障の場合の対応等 |
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- トラブルの原因は多くの場合は、パーツの故障でなくて、装着、接続ミスだと思います。
しかし、パーツの故障であれば所詮手におえませんので、購入した店に持ち込むよりないのですが、パーツによっては初期不良の交換期間が異なり注意が必要です。期間内に持ちこめば、余程手荒に扱ってない限り、故障であればまず新品に交換してくれます。
ただし壊れてない場合、メモリーなどは店で動作確認をして、正常に動き相性が悪いのではということで替えてくれない場合があります。自分で使えなければ、人に譲るか中古パーツ店に売るよりないのですが、セカンドマシンを作るために、またマザーボードを替えたときに使うためにとっておくようになれば、少し自作にはまり過ぎのようにも思います。
私も一度ビデオカードがおかしくて店に持ち込んだところ、店では正常に動き、どうもビデオチップの相性のようでしたが、別のビデオカードに差額を払い替えてもらったことがあります。その時は1万円以上差額を払っており金額によると思いますが、価格の高いものに交換する場合は交渉の余地がありそうです。
- 長年自作していて詳しい人でも、そんなにトラブルは経験できないし、ましてや、上級者の方はトラブルなく組み上げてしまうと思います。どちらかというと不器用であわて者の私でも、さすがに電源を入れたままメモリーの抜き差しをするというようなことは、経験がありませんので、本当に使えなくなるのかと聞かれても答えようがありません。
要はトラブルも経験のうちと思い、今後また失敗したらここに付け加えて書いていきたいと思います。
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