ハードディスク − 自作パーツの選び方

ハードディスクは、本来はハードディスクドライブ(HDD)と呼ぶべき記憶装置であり、Windowsがインストールされている場所は、一般的にはHDDのCドライブです。


パーツの種類別の選び方・・・ハードディスク(HDD)

 
 HDD

 ハードディスク


 (主要メーカー)

  日 立

  Seagate

  Westerndigital




















































































自作パソコンでは、PCケースの3.5インチベイのシャドウベイはハードディスクドライブ(HDD)用であり、一般的には3.5インチ内臓HDDを使います。

 3.5インチ内臓HDDを選ぶポイントは、ホームユースでは速度、発熱性、静音性ぐらいであり、どうしても重要なデータを保存する場合は、むしろ企業向けの高信頼性HDDを選ぶことになります。

 データの転送速度については、回転数が5400rpmより7200rpmの方が、接続インターフェースはUltraATA100よりUltraATA133さらにSerialATA、SerialATAUの方が、キャッシュ容量は8MBバッファより16MBバッファさらに32MBバッファが、また1プラッタ容量の大きいものの方が速いという理屈になります。

 こうした要因のなかで、現実に各メーカーから発売されている最新HDDは、いずれも接続インターフェースが3Gbps対応SerialATAUとなり、各社のHDDで差がある事項としては、キャッシュ容量と1プラッタ容量です。

 実は、パフォーマンスに最も影響があるのは回転数ですが、回転数10,000RPMのWesternDigitalのRapterシリーズ以外は高速ドライブでも7200rpmと同じです。

 Rapterシリーズでは、容量300GBのWD VelociRaptor「WD3000GLFS」が執筆時点で最新最速ですが、容量1TBのHDDの倍ぐらいの価格とあまりにも高価であり、一般的には手が出せる価格ではなくマニア向けでしょう。

 同じ回転数7200rpmのHDDの中では、このところ1プラッタ容量が大きいドライブが速いという結果が明らかになってきており、最新の各社のHDDは、1プラッタ250GB、1プラッタ320GB、1プラッタ333GBと1プラッタ容量を拡大して高速化を図っています。

 速度の面で大雑把に解りやすくいうと、キャッシュ容量もパフォーマンスに影響するけれども、それ以上に1プラッタ容量がパフォーマンスを左右するということです。

 なお、1プラッタ容量を拡大すれば、さらに大容量化が可能となるというメリットもあり、今後も1プラッタ容量の拡大は続きそうです。

 HDDの発熱性と静音性は、雑誌のテストレポートか使っている人の評判をインターネットで調べるのが手っ取り早いでしょう。

 かつて自作パソコンのHDDは、Quantam製が定番でしたが、すでにQuantamがMaxtorに吸収され、またIBM製も一時期圧倒的なシェアを誇りましたが、IBMのHDD部門を日立製作所が買収し、2003年1月から日立の100%子会社の日立グローバルストレージテクノロジーズがHDDを生産しています。

 さらに2005年末に、SeagateがMaxtorを買収し、2007年にSAMSUNGが新たに参入しましたが、現時点では日立、Seagate、Westerndigitalの製品から選ぶことが普通であり、各社とも新しいモデルは、コマンドを並び替えて効率的に実行することでパフォーマンスを向上させるネイティブ・コマンド・キューイング(NCQ)をサポートするSerialATAU対応HDDとなります。

 SerialATAのSATA規格は、2000年にシリアルATA1.0規格、2004年にNCQなどが付加されたシリアルATA2.0規格となり、その後、外部SATA接続など新たな仕様が策定され、将来は転送速度がさらに倍となってシリアルATA3.0規格となるロードマップがあります。

 現在は、各社ともチップセットとドライブ間の転送速度が3GbpsのSATAU対応HDDの時代ですが、ドライブ内部の転送速度の限界(最速のWesternDigital製VelociRaptorで120MB/秒で持続、つまり1Gbps未満)から、SATA(1.5Gbps)でもインターフェースがネックとならず、インターフェースの転送速度が速くても効果は現れないのです。

 しかし、そうは言っても、使い勝手が悪いIDEパラレルATA接続のHDDは、もう選ぶ時代ではなく、各社の大容量HDDは、いずれも3Gbps対応SATAUHDDとなります。

 なおSATA接続のHDDを購入しても、HDDにはSATA電源供給ケーブルやSATA信号ケーブルは付属していなく、普通は電源ユニットに付属しているSATA電源供給ケーブルやマザーボードに付属しているSATA信号ケーブルで接続しますが、もし不足するようであれば別に買い足す必要があります。

 HDDは大容量化が進み、2007年4月に日立から最大1TB(1000GB)の容量のHDDが発売され、続いて2007年9月と10月にSeagateとWesternDigitalも1TBのHDDをラインアップとして揃えています。

 この1TBという単位の大台に乗るHDDの登場で、これまで高価であった容量500GBクラスのHDDが大幅に値下がりしており、大容量化により既存のHDDも安くなって買いやすくなるという構図にあります。

 執筆時点で各社の売れ筋HDDは、日立のDeskstar 7K1000シリーズとP7K500シリーズ、SeagateのBarracuda7200.11シリーズ、WesternDigitalのWD Caviar GPシリーズとWD Caviar SE16シリーズがあります。

 これらのシリーズのうち、現時点では1GB当たりの単価が最も安いものが容量500GB〜640GBクラスのHDDであり、大容量ドライブを使うのであれば速度が速いに越したことはなく、1プラッタ容量の大きいものが良いでしょう。

 1プラッタ250GBでディスク枚数2枚の容量500GBのモデルとしては、日立のDeskstar P7K500シリーズの「HDP725050GLA360」、SeagateのBarracuda 7200.11シリーズの「ST3500320AS」があります。

 また1プラッタ320GBモデルは、WesternDigitalのWD Caviar SE16シリーズの容量500GBの「WD5000AAKS」と容量640GBの「WD6400AAKS」があり、現在はWesternDigital製HDDがお買い得で狙い目でしょう。

 売れ筋のHDDを購入するときの価格の目安は、1万円〜1万5千円が相場ですが、これまで値下げが続いて、500GBのHDDは1万円を切り、640GBの「WD6400AAKS」でも今では1万円程度で購入できる極めて安い時期となっています。

 そのため余裕があれば、容量750GBのHDD、音楽、ビデオなどマルチメディア系のデータを多く保存するのであれば、容量1TBのHDDを購入しても良いでしょう。

 なお、WesternDigitalの1TBのHDD「WD10EACS」は、省電力で静かというコンセプトのWD Caviar GPシリーズであり、TVやビデオを見るなどノイズレベルが気になる場合や、静音化にこだわるのであれば、WD Caviar SE16シリーズよりWD Caviar GPシリーズのHDDが向いています。

 もともとHDDは、長持ちはしても消耗品ですから、耐久性がどうか気になるところですが、新しい製品の耐久性は調べようがないことですし、もう1台余分にHDDを購入して重要なファイルはバックアップを取るなど、むしろ使い方でカバーした方が安心という面もあります。


 CPU、メモリー、HDDは、価格変動が大きく、地域のパソコンショップでは秋葉原価格より随分高い価格で販売されている製品もあり、価格が不満であれば、通販ショップでの購入を検討してみると良いでしょう。

<通販ショップ - HDD >
 FaithTSUKUMOTwoTopCleveryDospara


 自作パーツの選び方 目次

    1 パーツの選択の仕方

    2 パーツの種類別の選び方

       CPU  マザーボード  PCケース  メモリー

      ハードディスク  ビデオカード  その他のパーツ


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