PCアップグレード Socket478 Pentium4

2003年8月までの2年間は、メインマシンにAthlonXP1200を使ってきましたが、既にCPUクロックが倍以上のものが手頃な価格で購入できるようになってきたこと、Windows98からWindowsXP ProfessionalとWindows98のデュアルOSにしたいということから、マザーボードを換装しPentium4 2.8Cにアップグレードしました。

 結果的に、Windows98はマザーボードもビデオカードも対応OSではなく、完全動作できなかったのですが、何とかWindows98でしか動かないソフト用に起動できるようにして残すこととしました。

 このファイルは、「My Free-style PC」の「PC自作コーナー」のファイルであり、2003年8月当初執筆と少し古いファイルです。この後メインマシンは、2004年7月にDVD編集・TV録画パーツを増設し、2005年始にSocket939版Athlon64で組み直し、2005年末に電源・ビデオカードを換装しています。その内容は「DVD編集・TV録画パーツの増設」、「Socket939 Athlon64 パソコン自作」、「電源交換・ビデオカード換装」をご覧ください。


 目 次

1 交換パーツのリストアップ

2 パーツの交換作業

3 Windows98・XPのインストール

4 動作検証・ベンチマーク結果

追記 ハードディスクの増設

1 交換パーツのリストアップ

1-1 CPU Pentium4 2.8C

IntelのPentium4かAMDのAthlonXPか性能面では拮抗しており、どちらを選択すべきか迷うという状況が続いています。

 Pentium4では、FSB800MHz対応のプロセッサが本命で、最近3.2GHzがリリースされましたが7万円以上と飛び抜けて高価で、3.0GHzもまだ割高であり、2.8C、2.6c、2.4Cが候補です。(型番末尾にCが付くものがFSB800MHz対応で区別しています)

 AthlonXPでは、FSB400MHz対応の3200+と3000+、FSB333MHz対応のBartonコア2次キャッシュ512MBの3000+、2800+、2500+のプロセッサがあり、やはり最速CPUは割高となるため、価格的にFSB400MHz対応の3000+か、FSB333MHz対応のものが候補です。

 いずれもマザーボードを交換しなければならないため、新しいマザーボードの将来性ということも念頭におくとPentium4に歩があるようですが、どうせ交換するのでマザーボードの価格も合わせてコストパフォーマンスを考えると、FSB400MHz対応のAthlonXP3000+は、マザーボードと合わせて4万円台で購入でき魅力的です。

 Athlon用FSB400MHz対応マザーボードのチップセットは、NVIDIAのnforce2 Ultra400チップセットを搭載したものが各社から発売されてますが、デュアルチャネルDDR400はサポートしていても、極めてメモリーが限定されるようで、結局シングルチャネルDDR400で使うことになりそうです。

 このデュアルチャネルDDR400のサポートは、Intelのチップセットでも同様メモリーを選ぶのですが、動作検証済みのメモリーがリストアップされているだけIntelの方が無難です。

 また残念なことに、FSB400MHz対応のAthlonXP3000+は流通量が少なくショップでは見かけなく、少し待たないと入手できないのです。

 結局、Pentium4を選ぶこととし、オーバークロックするのなら2.4Cが狙い目でしょうが、規定クロックで使用するため、2.8Cを購入しました。


1-2 マザーボード ASUS P4P800

FSB800MHzのIntel製CPUをサポートするチップセットは、Intelのi875Pとi865PEチップセット、グラッフィック統合型のi865GEチップセットが主流で、マザーボードメーカー各社の製品が出揃っています。
 なおi865シリーズには、i865Pチップセットもありますが、FSB533MHzまでのCPU用です。

 また非IntelのSiSチップセットがリリースされており、低価格のマザーボードに使われてますが、残念ながらデュアルDDR400はサポートしてないのです。

 i875Pチップセットは、i865シリーズより前にリリースされており、メモリーアクセスを高速化するIntelのPATという技術が用いられている唯一のチップセットですが、i875Pチップセット搭載マザーボードはいずれも高価です。

 今回はメインマシンのアップグレードであり、ビデオカードは別途使用するため、マザーボードの候補としては、このi875Pとi865PEチップセットを搭載したものから選ぶこととしました。

 ASUSのP4C800、P4P800、GIGABYTEの8IK1100、8IP1000PRO、AOPENのAX4PE MAXをリストアップしましたが、いずれも最近リリースされたばかりの新製品であり、今後BIOSの新しいバージョンが提供され、書き換えが必要となることが想定されます。

 また現状DDR400メモリーのデュアル使用については、動作するメモリーが限られるため、動作検証済みのメモリーリストなどの情報が提供されていると安心です。このメモリー周りの設定、チューニングもBIOSのバージョンアップの要素となりそうであり、BIOSのアップデートが容易にできるような機能が付いているマザーボードは選び易いのです。

 つまりASUSのCrashfreeBIOS2、GIGABYTEのDualBIOS、AOPENのDyhardBIOSを採用したマザーボードが本命です。

 メーカーとしては主力売筋商品なので装備満載の豪華なマザーボードを用意してますが、個人的には主要機能としてはサウンドとLANが装備されていれば、当面IEEE1394、RAIDは使わないので不要です。

 i875Pチップセット搭載マザーボードとi865PEチップセット搭載マザーボードとは、メモリーアクセスが数%高速であるとしても、その価格差は3000円以上開いており、その費用分をCPUやビデオカードの予算に回した方が良さそうです。

 ASUSのP4P800は、ASUS独自のHyperPathというメモリーの高速化機能を備えており、i875Pと比べてi865PEが劣るメモリーアクセスを少しは補うのではと思い購入することとしました。

 なおi865PEチップセットの方が後からリリースされたため、P4P800の方がP4C800よりデュアルチャネルDDR400の相性問題も少し改善されているのではと期待したのですが、この点はあまり変わらないのかもしれません。


1-3 メモリー PC3200 DDR-SDRAM 512MBX2

PC3200メモリーは、安定動作するかどうか心配なため迷っており、少し遅れて購入しました。
 IntelやASUSのホームページで動作検証済みのメモリーがリストアップしてあるといっても、パーツショップでは、メモリーチップやメモリーモジュールの型番が確認できないことが多く、リストに載っているメモリーを中々見つけることができないからです。

 しかしパソコン雑誌の情報では、ASUSのP4P800では、どうやらIntelがリストアップしているものでなくても、メジャーなメモリーチップで品質の良いメモリーモジュールでは問題なく動作するものも多いようです。

 地方のパーツショップでは、PC3200の512MBは在庫がないときもあり、あってもバルクメモリーは1種類で、たまにSAMSUNチップ使用と表示された少し割高なものがあっても、SAMSUNチップを使用したメモリーモジュールは種類も多く、メーカーとメモリーモジュールの型番がわからないと割高なためにかえって心配です。

 メモリーモジュールに載っているメモリーチップよりも基盤の良し悪しの方が問題のようで、ECC付きのメモリー用の基盤と同じものと思われる(左右4個づつメモリーチップが載っていて、真中にチップが載ってない部分がある)とか、レイアウトがすっきりしているとか、普通に見た目には、その程度しか推測材料はないようです。まずJEDEC準拠のものやメモリーチップメーカー純正のものは品質が良いのでしょう

 またメルコの関連会社のCFD販売(株)のバルクメモリーを多くの店で見かけましたが、このADATAのチップを載せたD2PC400CL2.5-512Mというラベルの張ってあるCFDmemoryは、1万円以下で買えお値打ちです。店で聞いたところPentium4用のマザーボードではデュアルチャネルでまず動作するとのことですが、保証の限りではないようです。

 最近メモリー価格は少し値上がり傾向にあり、1か月前にこのD2PC400CL2.5-512Mを見たときは、8000円を切った値札がついてましたが、今は1万円近くまで値上がりしてます。あちこちの店に置いてあるようになったのですが、新しく仕入れたものほど少し高いようで、店としてもメモリートラブルはできれば避けたいので、ほぼ動作可能なPentium4用の割安メモリーとして仕入れているのでしょう。もちろん保証されているわけではないのです。

 PC3200は256MBであれば何種類かある店もあり、メモリーモジュールを選べそうですが、512MBは少なく、取りあえず手持ちのPC2700の512MBを回して、PC3200の種類が増えたり値下がりするのを気長に待つつもりでした。

 しかし、GIGABYTEのサポートサイトの動作検証のデュアルチャネルメモリーのマザーボードのベンチマークをみて、やはり早く使いたくなり、探しはじめました。
 InfenionかHynixのメモリーチップを搭載したメモリーモジュールがみつからなければ、このCFDのD2PC400CL2.5-512Mを使おうと思ってましたが、運良く同じCFDのものですが、Hynixのメモリーチップを搭載したJEDEC準拠のDD4333K-512/Hを見つけました。

 デュアルチャネルDDR400として動作させるためには、同じ型番、容量のメモリー2枚をマザーボードの定められたスロットに差す必要があり、少し予算オーバーですがDD4333K-512/Hを2枚購入しました。

 結果は、下のベンチマーク結果のとおり、HDDBENCHのメモリースコアは、デュアルチャネルDDR400のため飛び抜けて優秀であり、3Dmark03など他のベンチマークソフトも問題なく完走しており、トラブルもなく良かったと思っています。

 通信販売でも、一部メモリーの動作確認の状況を載せていたり、FAITH などメモリーチップが表記されているものもありますが、一般的には動くかどうかの手がかりさえないものも多いのです。


1-4 ビデオカード CREATIVE Blaster5 RX9600

nVIDIAのGeForceFXシリーズかATIのRADEONシリーズのビデオチップが搭載されたビデオカードが現時点では本命です。

 あまり3Dゲームはしないので、高速なビデオチップでなくても構わないのですが、少し長くビデオカードを使うために、AGP8XとDirect X9をサポートするビデオチップを搭載するものであることが要件となります。

 Direct X9世代のビデオチップとして、GeForceFXは基本的には性能順にFX5900、FX5800、FX5600、FX5200とラインアップされており、一方RADEONは9000番台の中でも、9800、9600、9200が最新のビデオチップとなりますが、Direct X9に対応しているのはRADEON9800とRADEON9600です。

 FX5800やRADEON9800は、あまりにも高価で3Dゲームが主用途でないパソコンにはもったいなく、2万円ぐらいまでという予算では、FX5600、FX5200とRADEON9600が候補であり、使い慣れたnVIDIAのビデオチップにするか、画質に定評のあるRADEONにするか迷うところです。

 また、このFX5600とFX5200にはFX5600Ultra、FX5200Ultraが、RADEON9600にはRADEON9600PROという少し高性能なチップがあり、価格的にも少し高い程度で入手できます。

 今年初めに、スリムタワーケースを使用してセカンドマシンとしてコンパクトPCを自作しました。このマザーボードはintel845GEチップセットを搭載したGIGABYTEのマイクロATXのGA-8GEMT4であり、グラフィックオンボードですから今はビデオカードは無しで済ましています。

 このコンパクトPCも、将来いつかはアップグレードしなければならない時期がくるので、今回スリムタワーケースでも使えるLowprofileにも対応するブラケットが付属するビデオカードであれば、将来使い回すことも可能です。

 FXシリーズでもRADEONでも高スペックのビデオチップは高熱となるため、高性能ビデオカードにはファンを搭載することが普通となってきています。現時点ではRADEON9600PROもFX5600、FX5600Ultraもファンレス仕様の製品はなく、ファンを搭載すればカードサイズも小さくできなく、Lowprofile対応のカードとなると、FX5200かRADEON9600までのビデオチップを搭載した製品となります。

 FX5200を搭載したビデオカードは1万円台前半で入手できるのですが、RADEON9600が画質面で評判が良く、描画速度もスペック的に上回るはずであり、Lowprofile対応のビデオカードとしては最もスペックの高いRADEON9600搭載のCREATIVEの3D Blaster5 RX9600、GIGACUBEのGC-R96L-C3Aかどちらか入手できればと思い探し始めました。

 しかし、通常サイズでもLowprofileサイズでも、RADEON9600のファンレスのビデオカードは人気があり、パソコンショップの通信販売で取り扱っていても在庫切れで納期まで2週間ぐらいかかるという状況です。
 探し回ってCREATIVEの3D Blaster5 RX9600を見つけ購入しました。

 現時点では、FAITH の通信販売で取り扱っています。


1-5 静音電源・静音ファン

本体ケースのATX電源は、電源容量は300Wとパーツ構成から十分な容量が確保されているのですが、Pentium4用の12V補助電源プラグが付いてないため、交換せざるを得ないようです。

 従来の電源では、ONにしても、ちょうどCPUの装着不良やビデオカードの故障の症状と同じで、マザーボードの通電ランプが点灯しCPUファンは回っても、CPUから信号が出てないので画面は真っ暗なままで何も表示されないという症状です。
 やはり12V補助電源無しではPentium4の2.8Cは無理です。

 最近は、パソコンの静音化が流行しており、パーツショップには静音電源が揃っています。
 電源の候補としては、Aopenの日本電産無音ファン使用の静音電源、東海理化のSei(静)シリーズ、SNEの「Silent RealPower」シリーズ、SeasonicのSSシリーズなどが特に静音であることを売りにしています。

 音が気になるかどうかは、音の高低や音質によっても違うでしょうし、スペックだけで比較は難しいのでしょうが、結局、Aopenの350W電源のFSP350-60BTを購入しました。箱に無音と表記されていることは誇張しすぎでしょうがスペックも良いようです。

 また、せっかく静音電源を使うのであり、ケース後面のファンの音も少し耳障りとなってきているため交換することとしました。

 最近のケースファンは、むしろ静音タイプのものが主流ですが、SANYOファンの超静音と表示されているSanAce 109R0812J404を購入しました。スペックを見ると1300回転で12dBと抑えられており、使った感じもかなり静かです。

 パソコン稼動時の騒音はトータルで抑えていく、つまりドライブ類やファンを全て換えていくにこしたことはないのですが、電源とケースファンの音が大幅に抑制され、随分静かになりました。

 メインのハードディスクのMAXTORの6Y080L0は、流体軸受け採用で回転音が抑えられてますが、もう1台の普段はアクセスしないバックアップ用のSlaveは、流体軸受けでなく両者を比べると音に少し差があること、またもう1台のケースファンも長時間稼動時には少し音が気になるのですが、ハードディスクは次回交換時まで、もう1台のケースファンも冬場になっても気になるようなら考えようかと思っています。

2 パーツの交換作業

2-1 CPU、メモリーの装着

Pentium4のマザーボードへの装着は、かつてはAthlonほど純正CPUファンの装着バネが堅くなくて簡単と言われてましたが、最近はAthlonも随分ファンが装着しやすくなり、いずれも取付けはそれ程難しくないと思います。むしろ取り外すときの方がマザーボードを傷めないように少し注意が必要です。

 まずCPUをソケットに差すのですが、ソケットのCPU取付け金具を上げて、CPUのピンの形状を確認し、Soket478のピンホールの形状に合わせれば、押し込まないでも滑り落ちるように入り、落とし込むという感じです。

 CPUファンも、樹脂製の押さえバネですから、ガイドに沿っていれば、それほど強い力で押さえなくてもカチッととまります。

 PC3200DDR-SDRAMを2枚使用して、デュアルチャネルDDR400として動作させるためには、同じメーカー、型番の同容量のメモリーを定められたメモリースロットに差さなければならないのです。

 ASUSのP4P800は、メモリースロットが4本あり、2本が青色、2本が黒色と対となるスロットが色分けされており、今回はPC3200の512MBを2枚使うので、2本の青色のスロットのみ使うことになります。青と黒と違う色に差してはデュアルチャネルでは動作しないのです。

 当然、CPU、マザーボード、メモリーなどに触れるときは静電気には要注意であり、また今回はマザーボードも交換しており電源の入った状態にはなりようがないのですが、マザーボードはそのままでCPUやメモリーのみ交換するときは、電源OFFの状態でマザーボードに通電されてないことをしっかり確認することが重要です。


2-2 マザーボードの取付

マザーボードを乗せ替えるときは、最初に組立てるときより、取り外す手間が余分ですが、後は今回は、マザーボードにCPUとメモリーを取り付けてから、ケースに取付ける手順で、新設のときと同じです。

 ASUSのP4P800には、IDEケーブル2本とフロッピーケーブルも付属しており、この新しいフラットケーブルを取付け、電源スイッチ、リセットスイッチ、LED類のコネクタにケーブルを配線し、ATX電源ケーブルを接続するという普通の手順です。

 電源供給ケーブルやIDEケーブルはコネクタの形状が逆差し不可となっており間違えようがないのですが、注意すべきことはお定まりのことですが、フロッピーケーブルは逆にも刺さるため向きに気をつけること、ATA66対応以上のHDDはIDEケーブルも対応したものを使うことです。
(フロッピーケーブルを逆差しすると、FDDのアクセスランプが常時点灯するので、差し直せば良いのです。)

 また、スイッチやLEDのケーブルは、色つきが+、白または黒が−(Ground)ということが一般的で、ランプが点灯しなければ確認して差し直す必要があります。

 マザーボード上には、この他SerialATAピンコネクタが2基、USB2.0ピンコネクタが2基(USB2.0は計8ポートをサポート)、音楽CDの入力コネクタなどがありますが、USB以外は当面使う当てもないのです。


2-3 ATX電源・ケースファンの交換

ATXケースの電源は、ケース上部の後面に4本のネジ止めと上部に2本のネジ止めで装着されているので、ネジを外して旧電源を取り外し、新しい電源を取付けネジ止めすれば完了と簡単です。ケースによっては、後面4本のネジ止めだけのものもあるようです。

 ただ単に取付けるだけのことで難しくはないのですが、内側からスライドさせ装着するため、5インチベイのCD−ROMドライブなどが邪魔であれば取り外して、先に電源をつけると良いでしょう。

 ケースファンをケースの前面だけに取付けるときは、外からケース内に空気を吸い込むように取り付ければ良いのですが、前面と後面の両方に取付けるときは、ケース内の空気の流れを考える必要があります。

 側面に吸気口や排出口があるケースもあり、側面にCPUファンへの吸気だけでなく排出口があれば前後から空気を吸い込むようにファンを設置すれば良いのでしょうが、一般的には、前面ファンから吸い込み、後面ファンで排出する向きに設置し、ケース内での空気の流れをつくりだすと効率的なのでしょう。ただケース内に排出する向きにファンを取付けても効率よく排出できない場合は、少し工夫が必要なのでしょう。

 P4P800には、BIOSのPC HEALTH STATUSでのCPU温度、ケース内温度の表示に加えて、Windows上でもASUS PC Probeというユーティリティーソフトで温度確認ができるので、温度が上昇しもっと効率的に換気する必要があれば見直せば良いのでしょう。

3 Windows98・XPのインストール

3-1 インストールの準備

ハードディスクは、既存の2台のハードディスクをそのまま使うため、組立て前にOSをインストールするドライブのバックアップをしておく必要があります。

 メインのハードディスクMaxtorの6Y080L0は、4つにパ−テーションを切り分割しており、CドライブにWindows98が入っています。サブのハードディスクQantumのfireball LM15は、2つに分割しており、バックアップ用に使っています。

 最初は、6Y080L0の2つ目のドライブ(この時点ではE:ドライブ)にWindowsXP Proをインストールする予定で、 このE:ドライブと、LM15の基本DOS領域(この時点ではD:ドライブ)のデータを他のF:以下のドライブに移動させ、フォーマット(FAT32)しました。

 組立て後、起動するとやはりWindows98は起動しません。マザーボードを交換するとWindowsを再インストールしなければならないことが多いのですが、今回は、それ以前の問題として、マザーボードがWindows98をサポートしてないため当然です。(3-2で詳細説明)

 結局、予備のLM15の基本DOS領域にWindows98をクリーンインストールせざるを得なくなり、空くこととなるメインの6Y080L0の基本DOS領域に、WindowsXP Proをインストールするため、Windows98起動ディスクを使いフォーマット(FAT32)しました。

  通常は、デュアルOSとする場合は、NTFSファイルシステムのドライブはWindows98、Meでは見えなくなるため、全てのドライブをFAT32ファイルシステムでフォーマットするもので、XPのインストール中にもフォーマットできるのですが、その時にはクイックフォーマットで済まそうと思い、あらかじめフォーマットしました。

 しかし結局、どうせWindows98を限定的にしか使用しないために気が変わり、WindowsXP ProをインストールするドライブはNTFSにフォーマットし直してます。

 今回は、既存の2台のハードディスクのパーテーションをそのまま使用してますが、新しいハードディスクを使う場合やドライブの分割サイズを変えるのであれば、先にパーテーションを切ることが必要です。

 有料ソフトを使わなくても、無料のWindows98起動ディスク、Meの起動ディスクに含まれるFDISKを使えばパーテーションを切れますが、80GB以上のハードディスクの場合は、Windows98起動ディスクのFDISKではできないため、MicrosoftからFDISKの修正バージョンをダウンロードして起動ディスクのFDISKと置き換える必要があります。

 またMaxtor、Seagateのハードディスクなど、それぞれメーカーのサポートページからパーテーション分割のためのユーティリティーがダウンロードできます。

 ハードディスクの準備が済んだら、BIOSの設定画面でBoot Device(drive)の設定が必要です。Windows98をインストールするときはFDDを1st Boot Deviceに、WindowsXPはCD−ROMを1st Boot Deviceに指定して起動しないとインストールできません。
 なお今回は、Windows98インストール後に起動して、Windows上からXPをインストールしました。

 XPの新規インストールについては、「WindowsXPの導入」というファイルに解りやすく説明してますので参考にしてください。


3-2 Windows98の再インストール

組立て後、パソコンの電源を入れても、「デバイスNDISを初期化中:Windows保護エラーです。」と表示され、NDIS.VXDの読み込みエラーでWindows98は起動しません。

 NDIS.VXDはLANのドライバであり、インターネットにアクセスするときはWindowsXPを利用し、Windows98ではネットワークを使えなくても差し支えないので、何とかWindows98が立ち上がって欲しいのですが、そう簡単ではないのです。

 問題としては、CPUクロックが2.1GHz以上のプロセッサでは、NDIS.VXDの読み込みエラーが起きること、i865PEチップセットのチップセットドライバをインストールするIntel Chipset Software Instalation UtilityがWindows98では旧バージョンのものしか使えないこと、マザーボードのオンボードのLANやAudio(サウンド)機能を使うためのドライバがサポート外で、これらのドライバがマザーボード添付のサポートCD−ROMからインストールできないことです。

 加えてビデオカードのRADEON9600用のディスプレイドライバも、Windows98はサポートしてなく添付のCD−ROMのユーティリティーからはインストールできないのです。

 Windows98SEであれば、オンボード機能のドライバがインストールできるか、たとえNDIS.VXDなどトラブルがあっても対処できるのでしょうが、Windows98にServisPackを当てたときのCD−ROMをなくしてしまい、MicrosoftのWindows98のサポート終了でダウンロードによるアップデートができない状況です。なおServisPackを入れても、Windows98ではNDIS.VXDの読み込みエラーは回避できなかったという事例があるようです。

 こうしたことからWindows98は、どうしてもXPで動かないソフトを使うときだけに限って使うこととして、バックアップ用の予備の15GBのハードディスクにインストールし直しました。
 もちろんWindows98のインストール中でも、再起動の都度Windows保護エラーでハングアップするため、BIOSでCPUクロックを落としています。

 Windows98インストール後、Intel Chipset Software Instalation Utilityは旧バージョン(v3.20.1008)を使用し、またRADEON9600用のディスプレイドライバも、ユーティリテイーを使わず別途ドライバを直接インストールしましたが、LANとサウンドは使用不可という状況です。

 サウンドは、そのうち適当な動くドライバが見つかるかもしれませんし、サウンド無しの現状でもWindows98しか動かないソフト用には何とか使えるのではと思っています。Windows95を使っていたころ、サウンドカードのドライバが問題で動作が不安定になり、一時期サウンドを外していたことがありましたが、ちょうどその頃に戻ったようなものです。


3-3 WindowsXP Proインストール

最初はWindows98をCドライブに残したまま、EドライブにWindowsXPをインストールしてデュアルOSにして使うつもりでした。(Dドライブはバックアップ用ドライブ)

 しかし、Windows98SEであれば何とかそうできたのかもしれませんが、新しいハード構成では初期のWindows98ではアップデートしていても不具合が多すぎて、どうしてもXPで動かないソフトに極めて限定して使わざるをえない状況です。

 そこでWindows98は、予備のハードディスクに移し、メインのハードディスクの基本DOS領域にXPをインストールすることにしました。しかし予備のハードディスクはプライマリのマスターに接続して、メインのハードディスクはスレーブにすることで、CドライブはWindows98、DドライブはXPとなり、起動時にOSの選択画面でWindows98が選べるようにしています。

 WindowsXP Professionalのインストールは、Windows98をCドライブにインストールした後に、Windows98を起動し、XPのCD−ROMを入れて、表示される画面から新規インストールを選択し、ファイルのコピーの後、Dドライブを選択しNTFSファイルシステムでフォーマットして、後はほぼ自動的にXPがインストールされます。

 XPのインストールは、途中でキーボードの選択、インストールするドライブとフォーマット方法の選択、プロダクトキーの入力、コンピュータ使用者名の入力、国、地域の選択ぐらいで特に難しいところもなく簡単なものです。

 なおXPをインストールするドライブは、Windows98からアクセスする必要がないため、NTFSファイルシステムでフォーマットしています。

 ドライバのインストールは、インストール順に気を使うとトラブルが少ないようで、マザーボードP4P800に添付のCD−ROMから、まずチップセットドライバを入れますが、まだオンボードAUDIOやLANのドライバは後回しにし、次にビデオカードのドライバをインストールしました。

 ビデオカードのドライバは、一旦3D Blaster5 RX9600に添付のCD−ROMのものをインストールしましたが、ATIのホームページからダウンロードした最新のドライバより古いものであったため、削除して最新のドライバ(ATI CATALYST 3.6, -7-91-030625a)を入れ直しました。

 この後、AUDIO、LANのドライバをインストールし、プリンタドライバをインストールしてから、ASUSのユーティリティーをインストールしています。
 また、ウィルス対策ソフトはまだ入れない状態で、DVDやCD−RWのユーテリティーソフトを入れ、ルータや無線アクセスポイントのユーティリテイーのインストールと設定、Officeなど主要なソフトをインストールした後、最後にウィルスソフトをインストールしています。

 基本的には、必要度が高いデバイス(パーツ)順にドライバをインストールし、全てのソフトをインストールしてからウィルス対策ソフトをインストールすると良いと思います。

 しかし、かつてInternetExplorer5がインストールされている状態で特定のビデオカードのドライバを入れると古いバージョンのDLLで上書きしてしまうというトラブルがあったように、それでも組み合わせによっては問題がある可能性も無いとは限らないのです。
 まず大丈夫と思いますが、1週間ぐらい使って問題があれば、調べてインストールし直す必要があるのかもしれません。

<BIOSのアップデート>

 マザーボードP4P800のBIOSは、ASUSのホームページから最新版version1009.008(Release Date 07/21/2003)をダウンロードして書き換えました。

 CrashfreeBIOS2ですが、取扱説明書を見たら、BIOSファイルとユーティリティーをシステムフロッピーディスクに落として書き換えるという通常の方法が記載されており、他のマザーボードと同じ一般的な方法で行ないました。なおダウンロードしたBIOSファイル名P4P81009.AMIでは、そのままフロッピーディスクにコピーしても不可で、ファイル名をP4P800.ROMに変更しています。

 CrashfreeBIOS2なので、おそらくBIOSの書き換えに失敗しても、マザーボードに添付のCD−ROMを挿して電源を入れれば、デフォルトのBIOSを呼び戻せると思いますが、さすがにわざわざ失敗して試してないので、BIOSの書き換えは自己責任で行ってください。

4 動作検証・ベンチマーク結果

4-1 PC全体のスペックアップ

  <HDBENCH V330 1024x768 (16Bit color) >
   ALL   Integer  Float  MemoryRW DirectDraw Rectangle HDD Read  Write 
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
PC3200 512MBX2
 49,727 86,688 108,095 189,568 70  25,878 39,459 30,475
Celeron 2.2
GIGABYTE
GA-8GEMT4

intel845GE
PC2700 768MB
 32,584 50,929  85,190 71,958 59  15,963 34,853 26,631
Athlon1200
MSI K7Mastr
GeForce2MX
PC2100 256MB
 27,567 48,528  58,704 32,866 42  24,600 40,844 30,815
Athlon 750
AOpen AK72
Viper V550
PC100 224MB
 12,963 30,391  36,712 20,455 37  29,520 10,458  9,296

 表の青色の部分が、今回CPU、メモリー、ビデオカードをアップグレードしたことにより、ベンチマークが良くなった事項で、前の黄色の部分と比べると性能アップの程度の目安となります。

 CPUの整数演算能力(Integer)、浮動小数点演算能力(Float)は、ともに倍近い能力アップであり、この浮動小数点演算能力は3D描画性能のアップにもつながります。

 メモリー(MemoryRW)性能は、デュアルチャネルDDR400動作で、従前の6倍近く、セカンドマシンのPC2700シングルチャネルと比べても、3倍近くのスコアのアップとなっています。

 描画性能も、3D描画(DirectDraw)に関わる事項は、6割アップのスコアですが、4-3の3D描画専用ベンチマークソフトの結果の方が参考になります。

 HDDはそのままで大差なく、TOTALでは、1.8倍、つまり8割アップとなり概ね期待どうりで満足してます。


<Super π>
  26万桁 52万桁 104万桁 209万桁 419万桁
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
PC3200 512MBX2
9秒 22秒 50秒 1分56秒 4分13秒
Celeron 2.2
GIGABYTE
GA-8GEMT4

intel845GE
PC2700 768MB
21秒 1分0秒 2分10秒 5分23秒 12分29秒

 今回アップグレードしたPentium4 2.8CのメインマシンとCeleron 2.2のサブマシンと比べると、クロック差は3割と違わないのに、Superπの計算時間は、FSB800MHzと400MHz、L2キャッシュの差でPentium4の処理能力が圧倒的に速く、Celeron 2.2GHzの方が2.3倍〜3倍の時間がかかります。

 表では、Pentium4 2.8Cは、512MBのPC3200(DDR400)メモリー2枚をデュアルチャネルで動作させており、PC2700(DDR333)メモリー512MBをシングルチャネルで使ったときは、209万桁の計算に2分10秒かかっており、デュアルチャネルDDR400では1分56秒であり、1割強速くなっています。

 また試しに、Pentium4 2.8CをBIOSで1.4GHzにクロックダウン(外部クロック200MHzを100MHzに変更)して計測すると、209万桁の計算が3分37秒と、Celeron 2.2より速いのには驚きました。

 Superπの演算能力では、HDBENCHのCPUやメモリーのベンチマークの個々の差以上に、Pentium4が優秀でアドバンテージが大きいようです。

4-2 デュアルDDR400メモリーの効果

<HDBENCH V330 1024x768 (16Bit color) >
   ALL   Integer  Float  MemoryR MemoryW MemoryRW
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
PC3200 512MBX2
49,727 86,688 108,095  259,583 94,002 189,568
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
PC2700 512MB
38,285 86,683 107,732 147,199  53,183 106,053

 Pentium4 2.8Cでメモリーのみ変更したHDBENCHの比較です。
 メモリー関係のスコアは、PC3200 512MBX2のデュアルチャネルでも2倍にはなってませんが、相当な速度アップです。

 前述のSuperπの演算能力では、CPUが同じでメモリーのみデュアルチャネルDDR400に変更した場合は1割強の処理能力アップですが、このHDBENCHの結果では、確かにデュアルチャネルで動作していることが伺えるスコアの開きです。

 デュアルチャネルDDR400の帯域幅は6.4GB/sと、FSB800MHzのPentium4とノースブリッジ間の帯域幅と等しく、極めて高速なメモリーアクセスが可能と期待してましたが、このHDBENCHでの結果を見ると、やはり期待どおりの効果と思います。


4-3 グラフィイク性能のアップ

<HDBENCH V330 1024x768 (16Bit color) >
    ALL    Integer  Float  DirectDraw Rectangle  Text   Ellipse   BitBlt 
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
PC3200 512MBX2
RADEON9600
 49,727 86,688 108,095 70 25,878 14,800 8,240 1,227
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
PC2700 512MB
GeForce2MX
 38,097 86,672 107,601 74 23,944 12,388 8,313  403
Celeron 2.2
GIGABYTE
GA-8GEMT4

RADEON9600
 33,727 50,864  85,443 60 38,800 12,105 7,060  835
Celeron 2.2
GIGABYTE
GA-8GEMT4

intel845GE
 32,584 50,929  85,190 59 15,963  7,512 3,780  397

 Pentium4 2.8CでRADEON9600とGeForce2MXの差を、Celeron 2.2でRADEON9600とオンボードグラッフィックのintel845GEとの差を見ています。

 3D描画性能の比較はHDBENCHでは難しいので、3DMark 2001SE以下のベンチマーク結果を見ていただくとして、それでもCeleron 2.2のオンボードグラッフィクにRADEON9600を載せた結果はかなりのものです。


<3DMark 2001SE>
Pen4-2.8C RADEON9600 PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 10,221  10,312  6,678
 800 X 600 X 32bit 9,139 9,169 6,449
1024 X 768 X 16bit 8,019 7,984 6,049
1024 X 768 X 32bit 6,652 6,589 5,655
1280 X 1024 X 16bit 5,778 5,764 5,250
1280 X 1024 X 32bit 4,584 4,576 4,601
Pen4-2.8C GeForce2MX PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 選択不可 3,484 3,589
1024 X 768 X 32bit 選択不可 1,304 1,346
Celeron 2.2 RADEON9600 PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 7,531 7,357 3,305
1024 X 768 X 32bit 5,826 5,692 3,188
 Celeron 2.2 intel845GE  PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 選択不可 選択不可 1,433
1024 X 768 X 32bit 選択不可 選択不可 1,162

 RADEON9600を使ったスコアとしては、もう少し良いのではと期待していたのですが、もちろん3Dゲームでも快適に楽しめるスコアです。

 3DMark 2001SEを立ち上げると、解像度など変更しなければ、デフォルト(初期設定)では、表の青色の1024X768X32bit PureHardwareT&Lで測定が始まります。
 PureHardwareT&LとHardwareT&Lは、同じ解像度であればスコアの差がほとんどなく、表の黄色の部分1280X1024X32bitの高解像度では、やや重いこともあるかもというレベルです。

 またSoftwareT&Lでも、1280X1024の高解像度でのシーン11(金色モンスターのメリーゴーランド)以外は見た目にはコマトビでギクシャクすることもないようですが、RADEON9600を使っていれば、現実にはSoftwareT&Lで動かすことはないでしょう。

 Pentium4 2.8CでRADEON9600とGeForce2MXを乗せ替え比べると、HardwareT&Lでは800X600X16bitでおよそ3倍、1024X768X32bitでおよそ5倍のスコアの開きがあり、高解像度では大きな差がつくようです。GeForce2MXを乗せた場合は、HardwareT&LよりSoftwareT&Lの方が速く、レンダリングを高速なCPUに任せたほうがスコアが良いのでしょう。

 次に、オンボードグラッフィックにRADEON9600ビデオカードを追加したときの効果をみると、オンボードintel845GEでは、HardwareT&LをサポートしてなくSoftwareT&Lでしか表示できないのですが、RADEON9600ではHardware処理となるでしょうから、約5倍の描画性能アップとなります。
 もちろんPentium4 2.8C-RADEON9600には及ばないものの、描画という観点では高性能ビデオカードを追加すれば大きな効果があるのでしょう。


<Natsumi bench>
Pen4-2.8C RADEON9600 PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 12,054 12,009 7,001
 800 X 600 X 32bit 12,062 11,976 7,003
1024 X 768 X 16bit 12,019 12,017 7,009
1024 X 768 X 32bit 11,831 11,802 7,046
1280 X 1024 X 16bit  9,862  9877 7,004
1280 X 1024 X 32bit  7,639  7,639 7,017
Pen4-2.8C GeForce2MX PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 選択不可 選択不可 5,040
1024 X 768 X 32bit 選択不可 選択不可 2,006
Celeron 2.2 RADEON9600 PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 3,837 3,772 2,938
1024 X 768 X 32bit 3,788 3,737 2,299
Celeron 2.2 intel845GE PureHardwareT&L HardwareT&L SoftwareT&L
 800 X 600 X 16bit 表示不可 表示不可 表示不可

Natsumi benchも、1280X1024X32bitの高解像度が少しスコアが低いぐらいで他は十分な速さです。SoftwareT&Lでも、Pentium4 2.8C、デュアルチャネルDDR400のためか画像の動きが遅いとも思えないのですが、不思議なことに解像度にかかわらず同じようなスコアです。

 Celeron 2.2のサブマシンでは、モニタの設定が悪いのか、オンボードグラッフィックでは表示不可で、RADEON9600を積んでも、測定はできるもののスコアは思ったほど伸びてないのです。

 このNatsumi benchでは、他のベンチマークソフトと比べてCPUやメモリーの影響が大きいのか、Pentium4 2.8Cでは、GeForce2MXでもSoftwareT&Lで800X600X16bitの解像度では5,040と相当なスコアが出るようです。


<ゆめりあベンチマーク>
Pen4-2.8C RADEON9600 画質 最高 画質 綺麗 画質 それなり
  640 X 480 5,741 9,606 11,132
  800 X 600 3,904 7,073  8,540
 1024 X 768 2,501 4,729  5,896
 1280 X 960 1,647 3,187  4,068
Pen4-2.8C GeForce2MX 画質 最高 画質 綺麗 画質 それなり
  800 X 600 選択不可 選択不可  950
 1024 X 768 選択不可 選択不可  538
Celeron 2.2 RADEON9600 画質 最高 画質 綺麗 画質 それなり
  800 X 600 3,899 6,907 8,239
 1024 X 768 2,498 4,664 5,797
Celeron 2.2 intel845GE 画質 最高 画質 綺麗 画質 それなり
  800 X 600 選択不可 選択不可 1,466
 1024 X 768 選択不可 選択不可  928

 ゆめりあベンチは、前のNatsumi benchとは逆に、解像度の差が大きく現われるようです。
 また、高性能なビデオカードを使わないとスコアが伸びないので、ビデオカードの差がよくわかるベンチマークソフトと思います。

 RADEON9600であれば、Pentium4 2.8CでもCeleron 2.2でもスコアの開きは4%未満とわずかで、CPUやメモリーはあまり関係ないようです。測定中の画像表示が見た目には大差ないと思われるのに、見た目以上にスコアに差が出るため、単純に高性能ビデオカードの描画性能を数値で比較するのでわかり易いのです。


<3DMark 03>
Pen4-2.8C  RADEON9600  Score 1,879
Pen4-2.8C  GeForce2MX  Score   73
Celeron 2.2 RADEON9600  Score 1,764
Celeron 2.2   intel845GE  Score   63

 3DMark 03は、DirectX9が必要とハードルの高いベンチマークソフトであり、Pen4-2.8C RADEON9600でも、Score(スコア) 1,879と期待していたほどではないのです。

 雑誌やネット情報を見て、RADEON9800、FX5800クラスでは、Score 4000〜6000ぐらい、RADEON9600、GeForceFX5600クラスでScore 2000〜4000ぐらいが普通と思ってましたが、同じRADEON9600チップ搭載でも9600PROと単なる9600とのスコアの差がそれなりに大きいのではと考えられます。

 また同じビデオチップでもカードメーカーによりやや差があり、CREATIVEの3D Blaster5 RX9600はファンレスLowprofile対応であり、そのために少しScoreが低いとしても止むを得ないのでしょう。しかし同じRADEON9600では、実用的にはそれ程大きな差ではないと思います。

 ドライバをATIの最新バージョン(ATI CATALYST 3.6, -7-91-030625a)に変えても、ほんのわずかにアップした程度ですが、GeForceFX5200ではScore 1000〜1500、RADEON9200ではScore 1000ぐらいでしょうから、期待していたほどではなくても、Score1,879は悪くはない相場なのかもしれません。

 なお、旧世代のGeForce2MXやオンボードのintel845GEでは、上の表にはScoreを載せてますが、ほんの一部のテスト項目しか測定できず、ベンチマークが取れてないのと同じことです。


<Finai Fantasy XI>
Pen4-2.8C  RADEON9600  Score 4,981 最速値 5,159
Pen4-2.8C  GeForce2MX  Score 1,483  
Celeron 2.2 RADEON9600  Score 2,820  
Celeron 2.2   intel845GE  起動不可   

 Finai Fantasy XIベンチでは、Score(スコア)4000以上が快適にゲームができるレベルとのことです。
 かつてGeForce4 Ti4200以上でないと満足にゲームできないと言われ、少し古いパソコンでは起動すらしないことが多く、Celeron 2.2でもオンボードグラッフィクでは動かないという結果です。

 Pen4-2.8C RADEON9600では、通常時でもScore 4,981と、もちろん快適にゲームできるレベルですが、RADEON9600をCeleron 2.2に載せても、まずまずのScore 3000にわずかに届かず、グラッフィク性能に加えてCPUやメモリー性能もハイスペックが求められるようです。
 ビデオカードが良くてもやはりCeleronでは荷が重いのかなと思いますが、見た目に表示が遅いということでもないのです。

 なおPen4-2.8C RADEON9600で、常駐ソフトインストール前 5,158、CPU20%オーバークロック時 5,159というScoreがでるため、何も無理してオーバークロックしなくても、まず余計な負荷をかけないことに気をつけた方が良いのでしょう。


<グラッフィック性能まとめ>

 個々のベンチマークソフトによって特徴があるように、実際の3Dゲームでも求められるスペックが異なります。しかし、Finai Fantasy XIほど負荷の大きなゲームは、今後もリリースされることはあまりないでしょうから、Pen4-2.8C RADEON9600では十分過ぎるのでしょう。

 全体としてグラッフィック性能のアップは、期待していたほどではなかったという感想で、欲を言えば、RADEON9600PROかFX5600Ultraのどちらかのビデオチップを採用したビデオカードにすれば良かったと思うのですが、今回はLowprofile対応のビデオカードに拘ったため、現時点でLowprofile対応でRADEON9600を搭載したCREATIVEの3D Blaster5 RX9600がベストの選択なのです。

 Celeron 2.2オンボードintel845GEは、使っていてそこそこゲームもDVD再生もこなすと思っていましたが、今回のベンチマーク結果を見ると3Dグラッフィック性能がやはり弱く、何とかしなければならない時期が必ずくるのです。試しにRADEON9600を乗せてみて、大幅に改善できることがわかり、1年か2年後にRADEON9600を使い回すメリットは大きいと思っています。

追記 ハードディスクの増設

11月中旬にハードディスクを増設しました。
 今購入するハードディスクは、できれば5年ぐらいは使いたいことから、SerialATAの容量160GBのものを候補として探しました。

 SerialATAについては、現時点では、まだドライブ内部の転送速度が限界となり、ATA100以上のハードディスクと速度的にはあまり変わらないのですが、IDEケーブルで接続しなくて良いため、IDE接続のCD-RWやDVDなど他のドライブ類を取り付けるために余裕ができます。

 ASUSのマザーボードのP4P800には、既にSerialATAのコネクタと通信ケーブルが付属しており、何年か先には、ハードディスクはSerialATA接続が主流となることでしょう。
 また、記録型DVDドライブもそのうち欲しくなるかもしれないのでIDEに余裕があったほうがよいため、先々長く使うためには今度購入するハードディスクはSerialATAが良いと決めてました。

 容量については、160GBのハードディスクは、購入時点ではこれまでハードディスクを購入する目安としてきた1万5千円を超えていて容量当たりの単価は、120GBのものと比べて少し割高となるのですが、現在メインのハードディスクが80GBであり、丁度倍になる160GBのものにすることとしました。

 SerialATAの容量160GBのハードディスクは、日立(IBM)のHDS722516VL SA80、Maxtorの6Y160M0、SeagateのST3160023ASの中から選ぶことになるのですが、いずれも回転数は7200RPM、8MBキャッシュの高速ドライブです。

 スペック的には、どれでもいいと思えばそうですし、迷うとしたら中々決めづらい面があります。
 現在使っている80GBのハードディスクは、Maxtorの6Y080L0で静かなことは気に入っているのですが、実は一度不良クラスタが増えていくというトラブルに見舞われ、Maxtorの診断ソフトで確認したところ修理が必要であり、保障期間中に交換したものです。

 購入店に持ち込み、代替品と交換するまでの期間もあまりかからず、故障の対応は良かったのですが、随分昔にメーカー製パソコンのハードディスクはクラッシュしたことがあっても、自作パソコンでは、この80GBのハードディスクより前の4台のハードディスクは、いずれもトラブルが無かっただけに、ハードディスクは壊れやすいということを実感することになったのです。

 何もMaxtorのハードディスクが壊れやすいということではなく、日立の前身のIBMも一時期故障が多いという噂を耳にしたことがありますが、この当たりは販売店には一年以内に壊れれば持ち込まれるので少しは情報を持っているのかもしれませんが、結局それほどメーカーによる差はないように思います。

 Seagateのハードディスクは、これまで購入したことがないのですが、最近知人が店で薦められて購入したものを取り付けOSをインストールするときに手伝った印象が良かったのです。

 音がどうかなと思ったのですが、小さくはないにしても心地よい音でした。車のエンジン音でも、数値上は静粛性に特段優れて無くても気持ちの良い回転音があるのと同じで、好みの問題でしょうが、シャッシャッというような音は耳新しく、Seagateは中々のものと感じました。

 細かく見ると、このSeagateと日立(IBM)のSerialATAは平均シークタイムが8.5msでMaxtorより少し速いということ、日立(IBM)とMaxtorは通常の電源ケーブルが使えるが、SeagateはSerialATA専用電源ケーブルとなることぐらいが気になるところでしょう。

 また、バルク品とリテールパッケージ(BOX品)という点では、日立(IBM)は主としてOEM供給メーカーであり、MaxtorとSeagateはハードディスク単体での小売に力を入れているのでパーツショップではBOX品を揃えている店もあります。日立は日本メーカーなので安心と思われるかもしれませんが、メーカーのサポートページでは、むしろMaxtorとSeagateの方が例えばパーテーションを切るソフトを提供しているなど充実しているのです。

 最終的には、日立(IBM)のSerialATAの160GBのハードディスクを購入しましたが、本音のところでは、どれも使ってみたいドライブであったのです。


<hdbenchの測定結果>

   ALL   Integer  Float  MemoryRW HDD Read   Write    copy 
日立(IBM)
HDS722516VL
SA80
 62,025 86,681 107,354 185,372 53,667 55,053 41,449
Maxtor
6Y080L0
 48,710 86,684 107,361 188,722 39,937 25,396  3,827
Qantum
fireball
LM15
 45,640 86,684 107,580 187,521 25,011 23,824  3,128

新旧3台のハードディスクのhdbenchの測定結果を見ると、やはり年代順のスコアとなっています。

 日立(IBM)は、一年前のIBM時代に開発された一代前のDeskstar 180GXPから高速化技術の採用に特に力を入れており、加えてこのSerialATAの160GBのハードディスクは8MBキャッシュであることから、SCSI接続のドライブを除けば現時点で内臓ハードディスクとして最速ではないかと思います。

 ベンチの結果も、COPYの結果が異常に高いのは別としてもRead、Writeともに期待していた以上のスコアであり、それほど遅いドライブではないMaxtorの6Y080L0と比べても明らかに速く上々で、速度については満足できる結果です。

   ALL   Integer  Float  MemoryRW DirectDraw Rectangle HDD Read  Write 
Pen4-2.8C
HT ON
 62,025 86,681 107,354 185,372 81 27,492 53,667 55,053
Pen4-2.8C
HT OFF
 59,302 64,183 106,879 219,354 40 39,800 53,696 53,250

 Pen4-2.8Cは、ハイパー・スレッディング・テクノロジHT)というマルチタスク(複数の作業)処理を高速化する技術をサポートしています。

 Pen4-2.8Cにアップグレードして、このファイルを執筆したときには、通常HTはONにして使っており、もちろんベンチもONにして取っており、ONとOFFのスコアの違いを載せてなかったので、改めてスコアを取ってみました。

 結果は、CPUの処理能力、特に整数演算能力の向上に効果があるようで、Intelが25%程度の能力アップと説明していることが、そんなものかもと納得できそうなスコアです。
 マルチタスクの処理能力アップといってもベンチを取るときは、もちろん他には重いソフトを使ってなく、常駐ソフトが走っている程度では結果が出るのかなと思ってましたがまずまずです。

 なお描画性能については、3Dと2Dで明暗が逆転してますが、もともとhdbenchが描画性能を比較することに向いてないので、そんなに変わらないのではと思います。
 もちろん結果を見るまでもなく、通常はHTをONにして使用すべきでしょう。


<発熱・騒音について>

 ハードディスクを1台追加し、取り付けて電源をONにしての最初の印象は、前よりうるさくなったと感じました。

 これまでメインマシンは、電源ONなのに間違えて電源を入れてしまうことがある程、静かで気に入っていただけに、今度の日立(IBM)のハードディスクはMaxtorと同じ流体軸受け採用なのに音が大きいのかと少しガッカリしたのですが、どうも調べてみると、そうとも言えないようです。

 ケースを開けて、一台ずつ止めてみてドライブの音を聞き分けようとしてもできないのです。
 ファイルの書き込み時の音は、Qantumは少し大きいものの、日立(IBM)とMaxtorはほとんど気にならないし、発熱も日立(IBM)の方が少し低いのかなという感じです。

 TOTALではハードディスクを1台追加したので少しうるさくなっても止むを得ないことでしょうし、やはりケースを開ければ、ファンの音の方が大きいので区別がつきにくいので、また暇な時にでも全体として騒音を抑える工夫を考えてみたいと思います。


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(2003年12月1日 修正更新)

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