人気デジカメ機種の比較

このファイルは、「デジタルカメラの選び方」の後編で、2009年7月時点の人気デジカメの機種を比較しています。デジカメ固有の基本スペックや機能を比較するポイントについては、前編の「デジタルカメラの選び方」を、またデジカメの操作方法については「デジタルカメラの使い方」を参照してください。

 目 次

1 デジカメを使うメリット ・・・ 前編

2 デジカメの基本スペック比較のポイント ・・・ 前編

3 人気デジカメ機種の比較(2009年7月時点)
  2-1 標準コンパクトデジカメ (ccd 1/1.6〜1/1.8型)
  2-2 標準コンパクトデジカメ (ccd 1/2.3〜1/2.5型)
  2-3 薄型スリムタイプのデジカメ
  2-4 高倍率ズームのコンパクトデジカメ

<関連参考ファイル> デジタルカメラの使い方

3 人気デジカメ機種の比較(2009年7月時点)

コンパクトデジカメは、幅広く一般ユーザーに人気があり随分普及が進みましたが、現在でも各社から毎シーズン新しいモデルが発売されています。

 数多いデジカメの中で比較して選ぶときは迷うのでしょうが、2009年7月時点で人気のあるコンパクトデジカメを、標準タイプのccd 1/1.6〜1/1.8型のデジカメ、 標準タイプのccd 1/2.3〜1/2.5型のデジカメ 、薄型スリムタイプのデジカメ、高倍率ズームのデジカメとタイプ別に分けて比較しており、目的やライフスタイルに合わせて購入するための参考としてください。

 なお、デジカメもカメラですから写る仕組みやカメラ用語を理解している必要があり、デジカメ固有の基本スペックや機能の見方については、前編の「デジタルカメラの選び方」を参照してください。


3-1 標準コンパクトデジカメ (ccd 1/1.6〜1/1.8型)

  富士フイルム
FinePix
F200EXR
CANON
IXY DIGITAL
3000 IS
ニコン
COOLPIX
S710
SONY
サイバーショット
DSC-W300
撮像素子 1/1.6型 1/1.7型 1/1.72型 1/1.7型
有効画素数 1200万画素 1470万画素 1450万画素 1360万画素
光学ズーム 5倍 3.7倍 3.6倍 3倍
液晶モニタ 3.0型 2.5型 3.0型 2.7型
記録メディア 内蔵メモリー48MB
xDピクチャーカード
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
マルチメディアカード
MMC plusカード
HC MMC plusカード
内蔵メモリー42MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
メモリースティック
デュオ
PRO デュオ
PRO-HG デュオ
レンズ焦点距離 28〜140mm 36−133mm 28〜101mm 35〜105mm
開放F値(W〜T) F3.3(W)〜F5.1(T) F2.8(W)〜F5.8(T) F2.8〜F5.6 F2.8〜F5.5
撮影感度 ISO100〜12800 ISO80〜3200 ISO100〜12800 ISO80〜6400
オートフォーカス TTLコントラストAF
センター固定AF
オートエリアAF
AF補助光有
顔優先AiAF
9点AiAF
中央1点AF
AF補助光有
コントラスト検出方式
顔認識オート
オート(9点)
AF補助光有
マルチポイントAF
(9点自動測距)
中央重点AF
シャッタースピード 8秒〜1/1500秒 15秒〜1/1600秒 8秒〜1/4000秒 30秒〜1/2000秒
手ブレ軽減 ブレ防止機能有
CCDシフト式
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
その他の便利な機能 最適画質EXR AUTO
顔キレイナビ
スーパーiフラッシュ
マニュアル撮影モード
フェイスキャッチ
テクノロジー
自動暗部補正
マニュアル露出
おまかせシーンモード
笑顔撮影モード
モーション検知
マニュアル露出
おまかせシーン認識
顔検出機能「顔キメ」
マニュアル撮影モード
撮影可能枚数 230枚
バッテリーNP-50
280枚
バッテリーNB-5L
250枚
バッテリーEN-EL12
300枚
バッテリーNP-BG1
大きさ(mm) 97.7×58.9×23.4 96.7×62.2×27.9 92.5×57.5×24 94.3×59.0×26.8
重さ
( )は本体のみ
194g
(175g)
(160g) (155g) 187g
(156g)

標準的なサイズのコンパクトデジカメの中でも ccd 1/1.6〜1/1.8型を搭載するデジカメは、各社のパンフレットを飾るフラッグシップモデルとして用意されていることが多い高級機です。

 しかし各社のフラッグシップモデルは、小型・軽量のデジカメが好まれる中で躯体が少し大きいこと、売れ筋価格帯より高価となることから、最近はモデルチェンジの間隔が長くなってきている機種もあり、むしろ各社の最新モデルは最高級機ではなく売れ筋価格帯のモデルということもあります。

 ゆえに機能的には、最新機能をサポートしていないこともありますが、画質を優先して選ぶのであれば、シャッタースピードや絞り値がマニュアルで設定できるなど本格的なカメラにより近い ccd 1/1.6〜1/1.8型クラスのデジカメが優れています。

 この4機種の中では、富士フイルムのFinePix F200EXRは、2009年2月発売と2009年春の新モデルであり、「高感度低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」を自動で切り替える「EXR AUTO」という最先端の機能を搭載しており、数あるコンパクトデジカメの中でもトップクラスの画質を誇る富士フィルムの主力モデルとなっています。

 CANONのIXY DIGITALシリーズは、2009年2月にこの春の新モデル4機種が発売されましたが、この最上位の830ISは、光学5倍(35mmフィルム換算焦点距離の望遠端185mm)で、新たにシーンキャッチテクノロジーが加わった「こだわりオート」 を搭載し、今時のデジカメへと進化していますが、CCDサイズは1/2.3型であり、ハイクオリティという面では2008年9月発売のIXY DIGITAL 3000ISが頂点です。

 ニコンのCOOLPIXシリーズも2009年春モデルが発売されていますが、執筆時点では2008年8月発売のCOOLPIX S710がフラッグシップモデルであり、このクラスとしてはコンパクトで手ブレ補正機能や「おまかせシーンモード」を搭載しています。

 ソニーのCyber-shotも、2009年春モデルではなく、2008年4月発売のWシリーズのDSC-W300が有効1360万画素1/1.7型CCD搭載とCyber-shotシリーズ中で最も高画質です。

 このccd 1/1.6〜1/1.8型クラスは、ニコン COOLPIX P6000、パナソニック LUMIX DMC-LX3、キヤノン PowerShot G10、リコーGX200と各社のマニア向けの人気高級モデルがありますが、コンパクトデジカメと呼ぶには大きく、カメラそのものという見かけも抵抗があるでしょう。


3-2 標準コンパクトデジカメ (ccd 1/2.3〜1/2.5型)

  ニコン
COOLPIX
S620
パナソニック
LUMIX
DMC-FX40
CANON
IXY DIGITAL
510 IS
ペンタックス
Optio W80
撮像素子 1/2.33型 1/2.33型 1/2.3型 1/2.3型
有効画素数 1220万画素 1210万画素 1210万画素 1210万画素
光学ズーム 4倍 5倍 4倍 5倍
液晶モニタ 2.7型 2.5型 2.8型 2.5型
記録メディア 内蔵メモリー45MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
内蔵メモリー40MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
マルチメディアカード
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
マルチメディアカード
MMC plusカード
HC MMC plusカード
内蔵メモリー33.7MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
レンズ焦点距離 28〜112mm 25〜125mm 28〜112mm 28〜140mm
開放F値(W〜T) F2.7〜F5.8 F2.8〜F5.9 F2.8〜F5.8 F3.5〜F5.5
撮影感度 ISO100〜6400 ISO80〜6400 ISO80〜3200 ISO64〜6400
オートフォーカス コントラスト検出方式
顔認識オート
オート(9点)
AF補助光有
顔認識/追尾AF
クイックAF
AF補助光有
顔優先AiAF
9点AiAF
中央1点AF
AF補助光有
9点マルチAF
自動追尾AF
シャッタースピード 8秒〜1/1500秒 8秒〜1/2000秒
(星空モード60秒)
15秒〜1/1600秒 4秒〜1/1500秒
手ブレ軽減 手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
手ブレ補正機能有
電子式手ぶれ補正
その他の便利な機能 おまかせシーンモード
笑顔撮影モード
ターゲット追尾
モーション検知
おまかせiAモード
個人認識機能
追っかけフォーカス
逆光・暗部自動補正
こだわりオート
自動暗部補正
モーションキャッチ
防水・防塵・耐衝撃
オートピクチャー
超高速顔認識
被写体自動追尾AF
撮影可能枚数 250枚
バッテリーEN-EL12
350枚
バッテリー
DMW-BCF10
200枚
バッテリーNB-4L
170枚
バッテリーD-LI78
大きさ(mm) 90×53×23 95.3×52.9×21.5 97.9×54.1×22.1 99.5×56×24.5
重さ
( )は本体のみ
(120g) 150g(128g) (145g) 150g(135g)

各社の売れ筋モデルは、ユーザーのニーズに合わせて小型・軽量化が進んでおり、そのためにCCDサイズは1/2.3〜1/2.5型が一般的となり、そして小さなCCDで鮮明に撮れるように画像処理技術が進歩してきています。

 また主力モデルのトレンドとしては、35mmフィルム換算で、28mm〜撮影できる広角モデルが、室内で近い距離でも多くの人が撮影範囲に納まったり、屋外でも風景が広い範囲で撮影できるなどメリットが実感できるために人気となっており、機能的には手ブレ補正機能の搭載が普通となって、さらにシーン自動認識機能、顔認識機能などの便利な機能を採用するモデルが多くなっています。

 ニコンのCOOLPIXシリーズは、S620が売れ筋モデルであり、コンパクトなボディーで起動時間が速いこと、シャッタースピード約3段分と強力な手ブレ補正機能に加えて、モーション検知機能で被写体ブレにも強く、常時持ち歩いてシャッターチャンスを逃さないという使い方に適しています。

 パナソニックのLUMIXシリーズは、FX40が主力モデルであり、広角25mm〜とワイドな撮影が可能なこと、自動的に最適なシーンモードが選択される「おまかせiAモード」、動き認識を加えたトリプル・ブレ補正機能、顔認識プラス個人認識機能、赤ちゃん認識機能、逆光補正の自動化などカメラに詳しくない女性でも失敗写真とならないような機能が充実しています。

 CANON IXY DIGITAL 510ISは、「フェイスキャッチテクノロジー」「モーションキャッチテクノロジー」「ノイズリダクションテクノロジー」、「シーンキャッチテクノロジー」の4つの技術が連動して、背景の明暗や逆光、被写体が人物か人物以外の風景かマクロ被写体か、この背景と被写体の組み合わせの18のシーンを自動的に判断してベストショットが撮影できる「こだわりオート」に対応するIXY DIGITALシリーズの売れ筋モデルです。

 ペンタックス Optio W80は、防水機能があることでアウトドア派に評判がよいOptio Wシリーズの2009年夏モデルであり、防水性能、防塵性能、耐衝撃性能、耐寒性能に優れ、キャンプやスポーツなどハードな環境下で使用するのに適しています。機能的にも、8シーン自動認識、超高速顔認識・スマイルキャッチ&まばたき検出、動く被写体の自動追尾AFなどアウトドア向けというコンセプトに必要な機能が充実しています。

 防水機能があるデジカメは、2009年春〜夏モデルとして、富士フイルムのFinePix Z33WP、パナソニックのLUMIX DMC-FT1、キャノンのPowerShot D10と新製品が次々登場してきており、デジカメの基本機能は、どの機種も優秀となってきて、防水機能があるデジカメが次に差別化された1つのカテゴリーとなりつつあります。


3-3 薄型スリムタイプのデジカメ


  SONY
サイバーショット
DSC-T900
富士フイルム
FinePix
Z300
カシオ
EXILIM CARD
EX-S12
CANON
IXY DIGITAL
210 IS
撮像素子 1/2.3型 1/2.3型 1/2.3型 1/2.3型
有効画素数 1210万画素 1000万画素 1210万画素 1210万画素
光学ズーム 4倍 5倍 3倍 3倍
液晶モニタ 3.5型 3.0型 2.7型 2.5型
記録メディア メモリースティック
デュオ
PRO デュオ
PRO-HG デュオ
内蔵メモリー31MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
内蔵メモリ35.2MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
マルチメディアカード
MMC plusカード
HC MMC plusカード
レンズ焦点距離 35〜140mm 36〜180mm 36〜108mm 33〜100mm
開放F値(W〜T) F3.5〜F4.6 F3.9〜F4.7 F2.8〜F5.3 F3.2〜F5.8
撮影感度 ISO80〜3200 ISO100〜1600 ISO64〜3200 ISO80〜3200
オートフォーカス マルチポイントAF
(9点自動測距)
中央重点AF
AFイルミネーター
TTLコントラストAF
センター固定AF
オートエリアAF
コントラスト検出方式
マルチAF
トラッキングAF
AF補助光有
顔優先AiAF
9点AiAF
中央1点AF
AF補助光有
シャッタースピード 2秒〜1/1000秒 4秒〜1/1000秒 4秒〜1/2000秒 15秒〜1/1500秒
手ブレ軽減 手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
ブレ防止機能有
CCDシフト式
ブレ検出
オートシャッター
手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
その他の便利な機能 タッチパネル操作
おまかせシーン認識
スマイルシャッター
タッチショット
シーンぴったりナビ
顔キレイナビ
メイクアップモード
トラッキングAF
こだわりオート
自動暗部補正
サーボAF
撮影可能枚数 200枚
バッテリーNP-BD1
170枚
バッテリーNP-45
270枚
バッテリーNP-60
210枚
バッテリーNB-4L
大きさ(mm) 97.9×57.8×16.3 92.0×56.5×18.5 94.2×54.6×14.9 87.0×54.5×18.4
重さ
( )は本体のみ
147g
(124g)
150g
(130g)
(112g) (115g)

コンパクトなデジカメが好まれる中で、やはり厚みが薄いスリムタイプのデジカメがポケットに入れて持ち歩きやすいなどメリットが多く、厚さ20mm以下の薄型のコンパクトデジカメが数多く発売されています。

 SONYは、サイバーショット Tシリーズがスリムタイプであり、DSC-T900が厚さ16.3mm、DSC90が厚さ15mmと薄く、両モデルの主な相違は液晶モニタのサイズとフラッシュ能力ぐらいであり、共通の仕様として、夜景や逆光など失敗しやすいシーンでもカメラまかせで撮影できる「おまかせシーン認識」に加えて、笑顔になると自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」、顔にピントや露出を合わせる「顔キメ」、「顔動き検出」など人物のスナップ写真向けの機能が揃っています。

 富士フイルムの2009年夏モデルFinePix Z300は、35mmフィルム換算焦点距離180mm(光学5倍)と薄型デジカメの中では望遠能力が高く、便利な機能としては液晶モニタ上の被写体にタッチすると自動的にピントが合ってシャッターが切れるタッチショットを搭載していること、また「シーンぴったりナビ」と「顔キレイナビ」を搭載しており、「シーンぴったりナビ」には逆光での人物撮影シーンも加わって使い易く進化しています。

 カシオ EXILIM CARD EX-S12は、薄型デジカメの多いカシオのモデルの中でも厚さ14.9mmと特に薄く、薄型デジカメとしては撮影可能枚数が約270枚と多いことが特徴であり、便利な機能としても、自動で人の顔を認識しピント・明るさの最適化に加えて、シミ・くすみ・小ジワをカバーする「メイクアップモード」や被写体の追尾機能である「トラッキングAF」を備えています。

 CANON IXY DIGITAL 210 ISは、18のシーンを自動的に判断してベストショットが撮影できる「こだわりオート」や被写体の動きに合わせて自動的にピントが追尾する「サーボAF」など薄型でもCANONの先進機能が搭載されているスリムタイプモデルです。


3-4 高倍率ズームのコンパクトデジカメ


  パナソニック
LUMIX
DMC-TZ7
オリンパス
μ-9000
カシオ
Hi-ZOOM
EX-H10
ニコン
COOLPIX
S630
撮像素子 1/2.33型 1/2.33型 1/2.3型 1/2.33型
有効画素数 1010万画素 1200万画素 1210万画素 1200万画素
光学ズーム 12倍 10倍 10倍 7倍
液晶モニタ 3.0型 2.7型 3.0型 2.7型
記録メディア 内蔵メモリー40MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
マルチメディアカード
内蔵メモリー45MB
xD-ピクチャーカード
microSDカード
microSDHCカード
内蔵メモリー35.7MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
内蔵メモリー44MB
SDメモリーカード
SDHCメモリーカード
レンズ焦点距離 25〜300mm 28〜280mm 24〜240mm 37〜260mm
開放F値(W〜T) F3.3〜F4.9 F3.2〜F5.9 F3.2〜F5.7 F3.5〜F5.3
撮影感度 ISO80〜6400 ISO64〜1600 ISO64〜3200 ISO64〜6400
オートフォーカス 顔認識/追尾AF
クイックAF
AF補助光有
コントラスト検出方式
顔検出AF
コントラスト検出方式
マルチAF
トラッキングAF
AF補助光有
コントラスト検出方式
顔認識オート
AF補助光有
シャッタースピード 8秒〜1/2000秒
(星空モード60秒)
4秒〜1/2000秒 4秒〜1/2000秒 4秒〜1/4000秒
手ブレ軽減 手ブレ補正機能有
レンズシフト方式
ブレ補正機能有
CCDシフト方式
ブレ補正機能有
CCDシフト方式
手ブレ補正機能有
CCDシフト方式
その他の便利な機能 おまかせiAモード
個人認識機能
逆光・暗部自動補正
追っかけフォーカス
おまかせ♪iAUTO
ビューティーモード
人物メイクアップ機能
風景メイクアップ機能
押すだけ夜景・逆光
おまかせシーンモード
モーション検知
顔認識AF
撮影可能枚数 300枚
バッテリー
DMW-BCF10
250枚
バッテリーLI-50B
1000枚
バッテリーNP-90
220枚
バッテリーEN-EL12
大きさ(mm) 103.3×59.6×32.8 96×60×31 102.5×62×24.3 96.5×57.5×25.5
重さ
( )は本体のみ
229g(206g) (185g) (164g) (140g)

望遠で遠くの景色や、ステージ上の人物、電車、鳥や蝶などの被写体を引き付けて撮影したいのであれば、レンズが大きく重くなりがちな高倍率ズームのデジカメを選ぶことになりますが、このジャンルでもパナソニックのLUMIX DMC-TZシリーズ、オリンパスのμシリーズ、カシオのHi-ZOOMシリーズなど一眼レフカメラのようなデザインではない光学倍率10倍クラスのコンパクトデジカメが選べるようになってきています。

 パナソニックのLUMIX DMC-TZ7は、光学倍率12倍で35mmフィルム換算焦点距離25〜300mmと、数あるコンパクトデジカメの中でも広角端から望遠端まで最も調整範囲が広く、望遠はもちろん広角にも強いデジカメです。また「おまかせiAモード」、「トリプル・ブレ補正」、「顔認識プラス個人認識機能」などパナソニックの先進機能に対応しています。

 オリンパスのμ-9000は、光学倍率10倍で35mmフィルム換算焦点距離28〜280mmとパナソニックDMC-TZ7に次いで調整範囲が広く、5つのシーンを自動認識する「おまかせ♪iAUTO」や、「顔検出パーフェクトショット」に加えてシミや小ジワの目立たない「ビューティーモード」により人物写真を綺麗に撮る機能を備えています。

 カシオのEXILIM Hi-ZOOMシリーズは、2009年夏モデルが Hi-ZOOM EX-H10であり、光学倍率10倍で35mmフィルム換算焦点距離24〜240mmというスペックで厚さ24.3mmと高倍率ズームのデジカメとしては薄型ボディとなっており、6つのシーンを自動認識する「オートベストショット」に加えて、「押すだけ夜景」、「押すだけ逆光」、「押すだけ追尾」と使い易い機能があり、人物と風景の「メイクアップ機能」も備えています。

 ニコンのCOOLPIX S630は、光学倍率は7倍ですが、35mmフィルム換算で望遠端260mmまでとカシオのHi-ZOOM EX-H10より望遠能力が高く、広角モデルにこだわらなければ軽量でコンパクトであり、6つのシーンを自動認識する「おまかせシーンモード」、被写体ブレを検知する「モーション検知」、「顔認識AF」などAUTOで撮影する便利な機能が揃っています。


 この他、これらの4機種と比べると光学倍率が低いものの、リコー CX1が光学倍率7.1倍、35mmフィルム換算焦点距離28mm〜200mmと高倍率ズームの画質の良いデジカメとして人気があります。

 リコーは、プロ向けセカンドカメラの名機GR DIGITALの後継のGR DIGITAL II、GX200はマニアックなファンが多いのですが、パーソナル向けのR10、CX1も美しい画質で定評があり、少し大きいことさえ気にならなければリコーの機種は満足度の高いモデルが揃っています。


おわりに

 ここでは2009年7月時点で発売されている比較的新しい機種を比べてみましたが、デジカメも成熟期に入って、必ずしも新しい機種の方が人気があるとも限らなくなってきています。そのためモデルチェンジ前の評判の良い機種が安く入手できるのであれば狙い目でもあり、値下がりするのを待って購入するのも良いでしょう。

 また店でサンプル写真を比べて、自分の目で綺麗と感じる写真が数多く撮れているモデルが好みに合っていることでしょう。

 このファイルでは、人気デジカメのスペックを表として比べていますが、デジカメもカメラですからカメラの写る仕組みや用語と、デジカメ固有のスペックの見方を理解している必要があり、もしデジカメの基本スペックの見方について詳しくなければ、前編の「デジタルカメラの選び方」を参照してください。

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(2009年 7月20日 全面改定)

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