この数年のうちに、デジタルカメラの性能スペックが良くなり、最近では新たにカメラを購入するのであれば、デジカメを選ぶことが一般的になってきました。
デジカメのメーカーは、NIKON、CANON、FUJIFILM、OLYMPUS、KONICA-MINOLTA、PENTAXなど老舗のカメラメーカーだけでなく、SONY、Panasonic、CASIO、RICOH、SANYOなど家電メーカーも商品を揃えており、各社競争で新製品を次々とリリースしています。
そのためデジカメが便利でとても使い易いものとなってきており、写真マニアでない一般ユーザーがカメラを買うのであればデジカメがお勧めです。このファイルでは、デジカメを購入するために選ぶときに比較するポイントを説明しており、デジカメの操作方法については「デジタルカメラの使い方」を参照してください。
なお、このファイルは2005年12月時点で改定執筆していますが、その後新しい機種も発売されており、新製品情報はメーカーのサイトで確認してください。
デジカメは、「写真のフィルム代がかからない」、「すぐに自分でプリントできる」という大きなメリットがあります。
もちろん、プリンタは必要であり、そのプリンタにデジカメを直接接続して印刷できる、あるいはデジカメのメモリーから直接印刷できるダイレクトプリンタでなければ、パソコンも必要です。
しかし、一般的にはパソコンに画像を保存すると便利であり、プリンタはあまり古くなく最近のものであればダイレクトプリンタでなくても普通のプリンタで十分です。
デジカメで撮影した写真の画像は、パソコンに画像ファイルとして取り込み、整理して保存し、いつでも見ることができます。デジカメでたくさん撮って、パソコンの画面で確認して、気に入った写真のみ印刷するという使い方がとても便利です。
またデジカメではポケットに入るような特に軽量小型のデジカメがあり、手軽に持ち歩いてシャッターチャンスも増え、面白い写真が撮影できることから人気があります。最近は携帯電話にカメラ付いていることが多いのですが、写真をプリントするのであればデジカメの方が画質の良い写真を数多く撮れ優れています。
その他使ってみて、デジカメは接写が得意、撮影後に液晶画面ですぐに確認できるから便利、また最近は512MBや1GBの大容量メモリーが安価になり、電池寿命に左右されますが、多くの枚数が撮れることも便利と思うことでしょう。また画像をパソコンに取り込んだ後に、明るさや色など簡単な補整ができ使い勝っても良いのです。
FUJIFILM Z2 512万画素で撮影
デジカメでもコンパクトカメラと一眼レフカメラがあります。
一眼レフカメラは、本来レンズに写る被写体どおりにファインダーで見れること、レンズの交換やファインダーの取り付け、シャッター速度や露出など高度な調整が可能な高級カメラであり、この一眼レフのデジタルカメラは、レンズへのこだわりやカメラ任せのAUTOで撮影する気にならないマニア向けですから、一般ユーザーは普通のコンパクトデジカメの方が扱いやすいでしょう。
コンパクトデジカメでも、133万画素以上で撮影した写真は、普通のL版サイズのプリントでは見た目では区別がつかないことが多いのですが、最近の製品は500万画素以上の高解像度で撮影できるデジカメが多く、解像度は一眼レフカメラ並で、A4サイズでも十分きれいに印刷できます。
デジカメを購入するために比較するポイントは、基本的には次の表のスペックです。
| 比 較 の ポ イ ン ト | ||
| 画素数 (解像度) |
最近発売されるデジカメは高価なものでなくても500万画素以上が多い。 日常のスナップ写真では、200〜300万画素ぐらいでも十分。 |
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| 光学倍率 | 一眼レフでなければ、光学倍率が3倍を超えるものは珍しく、現在光学3倍 のものが最も多い。 通常デジタル倍率は重要ではない。 |
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| 記録メディア | SDメモリーカードは小さくて現在主流 メモリーを製品化しているメーカーが多 く、購入価格が比較的安い。 |
PANASONIC、CANON、 NIKON、PENTAX、RICHO、 CASIO、KONICA-MINOLTA SANYO |
| メモリーステイックはSONY用 | SONY | |
| xD-PictureCardはコンパクトフラッシュ に変わるメモリーとして期待されたが 採用するメーカーが少ない。 |
FUJIFILM、OLYMPUS | |
| バッテリ (電池) |
専用電池(リチウムイオンタイプの充電式バッテリー)が主流。 電池切れのときに困るので予備の電池を購入すると便利 スリムタイプデジカメでは、クレードルに置き充電する方式があり、携帯電 話のように置くだけで充電可能。 |
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| 単三電池タイプは、少し重くなる・・通常は充電タイプの電池を使用 電池の消耗が早いが、電池切れの時に便利 |
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| 重量・サイズ | ポケットに入る薄型スリムタイプの人気が高くなっている。 薄型スリムタイプは、夏にシャツのポケットに入るので持ち歩きやすい。 普通のコンパクトデジカメも軽量化し、重量200gまでのものが多い。 |
|
画素数が多くなればなるほど詳細な画像を写せるため、きれいな写真が撮れるかどうかは、画素数で評価されていて、メーカーも高画素であることを宣伝しています。
デジカメが広く使われるようになって何年も経っているわけでもなく、鮮明に撮れることでデジカメが急速に普及してきたことから、これまでは各メーカーは画素数を上げてアピールする必要があったのでしょう。
しかし、昔のカメラのフィルムが大判の方が有利なように、CCDサイズ(パンフレットの仕様では撮像素子、映像素子とも表記されている)が大きくならなければ、光を取り込める量が増えないため、CCDサイズが大きい方が良いということの本質は変わっていません。
むしろCCDサイズが変わらなくて高画素になれば、色の深み、再現性の面でマイナスとなり、画素数だけで比べても、きれいな写真が撮れるかどうかわからないという面があります。
またCCDサイズを大きくすればコンパクトにするためには不利なことと、コストが上がるため、画素数を多くするために画像処理技術の進歩でカバーしてきており、つまり新しい画像処理エンジンで小さなCCDで鮮明に撮れるように技術的に進歩しています。
最近の各社の新しい製品は、ほとんどの機種が500万画素以上であり、価格も2万円台で購入できるコストパフォーマンスの良い製品があります。さらにコンパクトデジカメでも700〜800万画素の製品も発売されていますが、これからは高画素だからといって、それだけで高価な価格設定は難しいでしょう。
500万画素あれば、A4サイズの用紙に印刷しても画質は十分でしょうが、大きな用紙にプリントすることは滅多に無いでしょうし、インクコストも大変です。さらにホームユースでは普通は、A4サイズより大きな用紙に印刷できるプリンタは使っていません。
またパソコンの画面でも元のサイズで見るのは不自由ですから、これからは画素数を上げるメリットが薄れ、画素数が良い写真を撮れる良いカメラであると判断する大きな評価要素とはならなくなってきています。
一枚の鮮明な写真を撮れることよりも、ブレが少なく失敗写真が少ない、暗い場所でもきれいに撮れる、誰でも簡単にAUTOできれいな写真が多く撮れるというように使い勝手が良いという方向にコンパクトデジカメが進化するのは当然のことでしょう。
光学倍率も、多くのデジカメが3倍と横並びの状況であり、コストを掛けてレンズを重くして倍率を上げても、気軽に持ち歩いて簡単に撮れるデジカメのメリットが相殺されてしまいます。
つまり、三脚で固定してシャッターチャンスを狙って思いどおりの美しい写真を撮りたいのであれば、一眼レフデジカメを使う範疇であり、コンパクトデジカメは三脚を使わないで、手で持って撮って美しい写真がいかにAUTOで数多く撮れるかという方向性の中で、画素数や光学倍率という基本スペックはもう実用的に十分です。
これからも高画素、光学倍率の高いデジカメも発売されるでしょうが、それは携帯性や使い易さをあまり犠牲にしない範囲でのことでしょう。
左側がミノルタDiMAGE
Xの200万画素の写真、右側がFUJIFILM Z2で同じ200万画素に下げて撮影した写真です。鮮明さは同じですが、Z2の方が色が濃くきれいに感じます。
どちらかというとDiMAGE Xの色の方が実物に近く、Z2の方はきれい過ぎると思います。色の好みもあるでしょうが、プリントしたときは多くの人がZ2の写真がきれいと感じるのではと思います。
暗い室内で、いずれもフラッシュを発光させ撮影した写真です。
左側がDiMAGE Xの200万画素(ISO200)、真ん中がZ2の同じ200万画素(ISO200)、右側がZ2の512万画素(ISO640)です。
同じ200万画素、ISO200では、DiMAGE Xが明るく撮れ、フラッシュ性能は良いようでAUTOできれいに撮れています。右側のZ2の512万画素AUTOではISO640で撮れ、高感度でフラッシュ発光のため明るすぎるようにも思います。
Z2を購入し、DiMAGE Xはあまり使わなくなるかもと思ってましたが、屋外ではそんなに変わらないし、どうせフラッシュを発光させるのであれば、DiMAGE
Xの方が撮りやすいシーンもあるのでしょう。
記録メディアは、コンパクトフラッシュやスマートメディアが大きいことから使われなくなり、より小さなSDメモリーカード、メモリースティック、xD-PictureCardが使われています。デジカメ本体がコンパクトになる中で小さなボディーに納めるためには必然です。
中でも、多くのデジカメがSDメモリーカードを採用しており、メモリースティックはSONYが、xD-PictureCardはFUJIFILMが使っているから生き残っているという感じです。
将来的にデジカメを買い換えてもメモリーを使い回していきたいということであれば、主流であるSDメモリーカードを使える機種を選ぶのが有利であり、SONYやFUJIFILMのデジカメが欲しいけれどメモリーがマイナーだから手が出し難いと悩むユーザーも多いことでしょう。
私自身も、3年前の2002年夏に、ミノルタのDiMAGE
Xを購入したときは、SDメモリーカードを使える機種だから良いと思い、今度もできればSDメモリーカードが使える機種が欲しかったのです。
しかし、FUJIFILMの新製品、FINEPIX Z2が気に入って、xD-PictureCardなので迷ったのですが、どうせデジカメに挿しっぱなしにして3年以上使うのであれば、512MBのメモリー1枚をトータルコストして含めて考えれば良いかと思い、欲しかったFINEPIX
FZ2を買いました。
もちろん大容量のSDメモリーカードが何枚か欲しいとか、早い時期にデジカメを買い替えていきたいのであれば、SDメモリーカードが使える機種が良いでしょう。
バッテリーは、かつては旅行など電池切れのときに助かる単3電池タイプのデジカメも多かったのですが、やはり重いというハンディは大きく、最近はほとんどの機種がリチウムイオンタイプの充電式バッテリーとなっています。
専用電池ですから、まずその機種しか使えないし、予備のバッテリーが必要ですが、コンパクトなデジカメへと進化するにはこれも必然なのでしょう。
なお最近は、携帯電話と同じように置くだけで充電可能なクレードルで充電できるタイプのデジカメもあります。
右の画像は、FUJIFILM Z2のクレードルです。 クレードルでは、充電だけでなく、パソコンへの画像の取り込みのときにも乗せて使います。 そのためクレードルは、かえって不便という感想もありますが、決まったパソコン1台で使うのなら便利で扱いやすいでしょう。 |
2005年秋に、購入したデジカメを選ぶにあたって比較した各社のこの秋の主力機を以下の表にまとめてみました。普通のデジカメは、どんどん小さくなっています。特にスリムタイプの軽量デジカメは、夏にシャツのポケットに入る便利さから人気があります。
下の3つの表のうち、一番上の表の4機種は、コンパクトデジカメの中では、やや大きく重いのですが、二番目の表と三番目の表のデジカメは、各社の小ぶりのデジカメです。
| CANON IXY 700 |
FUJIFILM FinePix F11 |
OLYMPAS μDIGITAL 600 |
RICOH Capilio R3 |
|
| 撮像素子 | 1/1.8型 | 1/1.7型 | 1/2.5型 | 1/2.5型 |
| 有効画素数 | 710万画素 | 630万画素 | 600万画素 | 513万画素 |
| 光学ズーム | 3倍 | 3倍 | 3倍 | 7.1倍 |
| 液晶モニタ | 2.5型 ナイトビュー機能 LCDブースター機能 |
2.5型 明るさアップボタン有 |
2.5型 暗いシーンOKの透過型液晶 |
2.5型 |
| 記録メディア | SDメモリーカード | xDピクチャカード | xDピクチャカード 内臓8MB |
SDメモリーカード 内臓26MB |
| レンズ焦点距離 | 7.7-23.1mm | 8.0-24.0mm | 5.8-17.4mm | 4.6-33mm ステップズーム設定時、28、35、50、85、105、135、200mmの5段階に固定可能 |
| レンズ開放F値 | F2.8-4.9 | F2.8-5.0 | F3.1-5.2 | F3.3-4.8 |
| 撮影感度 | ISO 50-400 | ISO 80-1600 | ISO 64-400 固定800/1600可 |
ISO 64-800 |
| フラッシュ | オート/オート(赤目緩和)/常時発光/常時発光(赤目緩和)/発光禁止/スローシンクロ | オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ | オート発光(低輝度時/逆光時)/赤目軽減発光/強制発光/発光禁止 | オート/赤目軽減/強制発光/スローシンクロ/発光禁止 |
| 撮影シーンモード | オート、マニュアル、デジタルマクロ、マイカラーの他、9シーン | 5シーン | 24シーン | 8シーン 斜め補整モード有 |
| オートフォーカス | 9点測距AiAF 中央1点AF AF補助光有 |
センター固定AF オートエリアAF AF補助光有 |
コントラスト方式オート、スポット、iESP AF | オートフォーカス/マニュアルフォーカス/スナップ/∞ AF補助光有 |
| シャッタースピード | 15〜1/2000秒 | 15〜1/2000秒 | 1/2〜1/1000秒 夜景モード最長4秒 |
8〜1/2000秒 |
| 手ブレ軽減 | 手ブレ警告有 | ブレ軽減(高感度&高速シャッター)有 | ブレ軽減モード有 | 手ブレ補整機能有り CCDシフト方式 |
| 起動時間 | 0.9秒 | 起動約1.3秒 撮影間隔約1.1秒 シャッタータイムラグ 0.01秒 |
First
Release (AE AF固定):約0.64秒 Second Release 〜 露光まで:約0.06秒 一気押し切り:約0.7秒 |
1.1秒 一気押しからのレリーズタイムラグは約0.09秒、半押しからなら約0.007秒 |
| 撮影可能枚数 | 150枚 | 500枚 | 330枚 | 310枚 |
| 大きさ | 89.5X54.0X27.4 | 92.0x58.2x27.3 | 97x55.5x26.5 | 95x53x26 |
| 重さ ( )は本体のみ |
(170g) - |
(155g) 200g |
(128.5g) - |
(135g) 165g |
| 付属品 | リストストラップ、AVケーブル、バッテリーパックNB-3L、バッテリーチャージャー、インターフェースケーブル、CD-ROM、SDメモリーカード(32MB) | 充電式バッテリーNP-120、USBケーブル、専用A/Vケーブル、ACパワーアダプタ、マルチコネクターアダプタ、ストラップ、CD-ROM(画像ビュアーソフト等) | 電池LI-12B 充電器・ケーブル USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップ |
USBケーブル(専用)、AVケーブル、リチャージャブルバッテリー、バッテリーチャージャー、ハンドストラップ |
| 実勢価格 2005年11月時点 |
37、000円 〜40,000円 |
37,000円 〜40,000円 |
26,000円 〜29,000円 |
40,000円 〜43,000円 |
上の4機種は、シャツのポケットに入れて使おうとすると少し大きいのですが、それでも重量は200g未満と少し前のデジカメと比べればコンパクトになってきています。
最近の傾向としては、被写体ブレや手ブレを防ぐISO感度の高感度化、手ブレ補整機能により失敗写真を少なくすること、AUTOフォーカスを速くし、起動時間を速くしてシャッターチャンスを逃さないようにすることで、誰にでも使い易くなる方向に進化しています。
また、一回の充電での撮影可能枚数が多くなり、特にFUJIFILMのF11や下の表のCASIOのEX-Z500は、500枚も撮れ、海外旅行でも予備の電池が不要となることは大きなメリットです。
FUJIFILMのF11は画質面で最も評判が良く、特にISO感度400以上ではノイズが乗って使い物にならないというデジカメが多い中で、高感度できれいに撮影できるのは、F11しかないという定評です。
ISO感度を上げることで、暗いシーンでも撮影できることに加えて、ペットや車、スポーツシーンなど動く被写体を撮影する場合に、ISO感度を上げ高速シャッターを切ることで被写体ブレや手ブレが置きにくくなるというメリットがあります。
CANONのIXY700は、レンズ開放F値やシャッタースピードなど写すための基本スペックがFUJIFILMのF11と似ており、カメラメーカーらしい良い写真が撮れるとの評判であり、カメラの取り扱いに慣れている人には向いています。
しかし最近流行の高感度撮影や手ブレ補正の機能がなく、一回のバッテリーの充電での撮影可能枚数が150枚と少ないことが難点です。
OLYMPASのμDIGITAL 600は、600万画素と高画質で、大きな難点は無いのに価格が安いことがメリットです。
RICOH Capilio R3は、発売されたばかりの機種ですが、光学倍率が7倍と、唯一コンパクトデジカメとしては広角から望遠まで撮影範囲が広く、ISO感度も800まで、手ぶれ補整機能も付いています。
実は、きれいに撮れる画質重視で選ぶのであれば、スリムタイプに比べて無理の無いサイズであるFUJIFILMのF11、CANONのIXY700、RICOH
Capilio R3と下の表のPANASONIC LUMIX DMC-FX9が評判が良いようです。
| CANON IXY 60 |
PANASONIC LUMIX DMC-FX9 |
KONICA -MINOLTA DiMAGE X1 |
FUJIFILM FinePix Z2 |
|
| 撮像素子 | 1/1.8型 | 1/2.5型 | 1/1.8型 | 1/2.5型 |
| 有効画素数 | 500万画素 | 600万画素 | 800万画素 | 512万画素 |
| 光学ズーム | 3倍 | 3倍 EX光学4.1倍 |
3倍 | 3倍 |
| 液晶モニタ | 2.5型 ナイトビュー機能 LCDブースター機能 |
2.5型 明るさアップするパワーLCD機能 |
2.5型 |
2.5型 低温ポリシリコンTFTカラー液晶 明るさアップボタン有 |
| 記録メディア | SDメモリーカード | SDメモリーカード | SDメモリーカード | xDピクチャカード |
| レンズ焦点距離 | 7.7-23.1mm | 5.8-17.4mm | 7.7-23.1mm | 6.1-18.3mm |
| レンズ開放F値 | F2.8-4.9 | F2.8-5.0 | F3.5-3.8 | F3.5-4.2 |
| 撮影感度 | ISO 50-400 | ISO 80-400 | ISO 50-200 | ISO 64-1600 |
| フラッシュ | オート/オート(赤目緩和)/常時発光/常時発光(赤目緩和)/発光禁止/スローシンクロ | オート/赤目軽減オート/強制発光/赤目軽減スローシンクロ/発光禁止 | 自動発光/赤目軽減自動発光/強制発光/発光禁止/スローシンクロ | オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ |
| 撮影シーンモード | オート、マニュアル、デジタルマクロの他 10シーン |
14シーン | 7シーン | 5シーン |
| オートフォーカス | 9点測距AiAF 中央1点AF AF補助光有 |
高速1点、高速3点、5点、1点、スポットAFの切替 AF補助光有 |
5点マルチAF スポットAF |
センター固定AF、 オートエリアAF |
| シャッタースピード | 15〜1/1500秒 | 8〜1/2000秒 星空モード 60/30/15秒 |
1〜1/1250秒 | 4〜1/1000秒 |
| 手ブレ軽減 | 手ブレ警告有 | 手ブレ補整機能有り 光学式手ブレ補整 |
手ブレ補整機能有り 光学式手ブレ補整 |
ブレ軽減(高感度&高速シャッター)有 |
| 起動時間 | 1.3秒 | レリーズタイムラグ0.006秒 | 0.9秒 First Release (AE AF固定):約0.64秒 Second Release 〜 露光まで:約0.06秒 一気押し切り0.7秒 |
0.6秒 撮影間隔1.1秒 |
| 撮影可能枚数 | 150枚 | 270枚 | 150枚 | 170枚 |
| 大きさ | 86.0X53.5X21.6 | 94.1x50.5x24.2 | 95X68X19.5 | 90X55X18.6 |
| 重さ ( )は本体のみ |
(140g) - |
(127g) 155g |
(135g) |
(130g) |
| 付属品 | リストストラップ、AVケーブル、バッテリーパックNB-4L、バッテリーチャージャー、インターフェースケーブル、CD-ROM、SDメモリーカード(16MB) | SDメモリーカード(16MB)、バッテリーパック、バッテリーキャリングケース、バッテリーチャージャー、AVケーブル、USB接続ケーブル、ストラップ、CD-ROM | ハンドストラップ、充電式リチウムイオン電池NP-1、クレードルセット、USBケーブル、AVケーブル、SDメモリーカード(32MB)、デジタルカメラソフトウェアCD-ROM | ピクチャー・クレードル、充電式バッテリーNP-40、専用A/Vケーブル、USBケーブル、CD-ROM[画像ビュアーソフト等]、ACパワーアダプター、ストラップ |
| 実勢価格 2005年11月時点 |
30,000円 〜32,000円 |
35,000円 〜38,000円 |
30,000円 〜32,000円 |
35,000円 〜38,000円 |
CANON IXY 60とPANASONIC DMC-FX9はスリムタイプではないのですが、とにかく小さいカメラが欲しくても何とか我慢できるサイズでしょう。
特に、PANASONIC DMC-FX9は、デジタルビデオカメラ譲りの評判の良い光学式手ブレ補整機能があり、誰にでも失敗しない美しい写真が撮れ女性に人気です。
CANON IXY 60は、画素数が500万画素でも、その他はIXY700に近いスペックであり、より小型なためにかえって人気がありそうです。
KONICA-MINOLTA DiMAGE X1とFUJIFILMのZ2はスリムタイプであり、DiMAGE X1は1/1.8型CCDで800万画素とコンパクトデジカメとしては最高クラスのスペックで、光学式手ブレ補整も付いています。難点はISO感度が200までと撮影可能枚数が150枚と少ないことです。
FUJIFILMのZ2は、F11と同じように高感度撮影が得意なことですが、F11とは異なる電池を使っており、撮影可能枚数が170枚と少ないことが難点です。
下の表の4機種は、いずれもスリムタイプのデジカメです。
特にSONYのDSC-T9は、発売されたばかりの最新製品で、ISO感度も640とまずまずで被写体ブレを防ぎ、PANASONICのFX9に匹敵する光学式手ブレ補整機能があり、高感度プラス手ブレ補整の最先端のデジカメとの評判です。
CASIOのEX-Z500は大型2.7型液晶搭載で撮影可能枚数が500枚と多く、PENTAX OPTIO
S6は最軽量で難点が少ないこと、NIKON COOLPIX S3は顔認識AUTOフオーカスで使い易いと、それぞれ利点があり、いずれもSDメモリーカードが使えます。
これらスリムタイプのデジカメは、少し性能面では不利ですが、手軽に持ち運ぶのに便利であるという大きなメリットがあります。購入して最初のうちは使うでしょうが、そのうち持っていくのが億劫で、使わなくなることが心配であれば、スリムタイプを選ぶと良いでしょう。
| CASIO EXILIM EX-Z500 |
NIKON COOLPIX S3 |
SONY DSC-T9 |
PENTAX OPTIO S6 |
|
| 撮像素子 | 1/2.5型 | 1/2.5型 | 1/2.5型 | 1/2.5型 |
| 有効画素数 | 500万画素 | 600万画素 | 600万画素 | 600万画素 |
| 光学ズーム | 3倍 | 3倍 | 3倍 | 3倍 |
| 液晶モニタ | 2.7型 | 2.5型 | 2.5型 | 2.5型 バックライト付 |
| 記録メディア | SDメモリーカード | SDメモリーカード | メモリースティック Pro デュオ メモリースティック デュオ内蔵メモリ |
SDメモリーカード 内臓23MB |
| レンズ焦点距離 | 6.2-18.6mm | 5.8-17.4mm | 6.33-19.0mm | 6.2-18.6mm |
| レンズ開放F値 | F2.7-5.2 | F3-5.4 | F3.5-4.3 | F2.7-5.2 |
| 撮影感度 | ISO 50-400 ブレ軽減 800 |
- | ISO 80-640 | ISO 64-800 |
| フラッシュ | 自動発光/強制発光/発光禁止/赤目軽減 | 自動発光/赤目軽減自動発光/発光禁止/強制発光/スローシンクロ | オート/強制発光 /スローシンクロ /発光禁止 |
自動発光/強制発光/発光禁止/ソフトフラッシュ/赤目軽減機能付(夜景モード時のみ低速シンクロ可能) |
| 撮影シーンモード | 31シーン |
17シーン 4シーンはアシスト機能付 |
10シーン 拡大鏡モードで1cm接写可 |
14シーン |
| オートフォーカス | コントラスト方式オート、パンフォーカス、 クイックシャッター、 9点マルチAF、マニュアル |
顔認識AF | 5点マルチポイントAF | 5点マルチ、スポット、自動追尾切替可 AF補助光有 |
| シャッタースピード | 1/4〜1/1000秒 夜景4〜1/2000秒 |
2〜1/350秒 | 1/4〜1/1000秒 | 4〜1/2000秒 |
| 手ブレ軽減 | ブレ軽減(高感度&高速シャッター)モード有 | 手ブレお知らせ機能 | 手ブレ補整機能有り 光学式手ブレ補整 |
- |
| 起動時間 | 0.9秒 レリーズタイムラグ0.006秒 |
1秒 | 1.3秒 撮影間隔1.2秒 |
- |
| 撮影可能枚数 | 500枚 | 190枚 | 150枚 | 130枚 |
| 大きさ | 88.5x57x20.5 | 89.9x57.5x19.7 | 89.7X54.9X16.8 | 85.5X53.5x19 |
| 重さ | (112g) |
(118g) |
(134g) |
(100g) 120g |
| 付属品 | リチウムイオン充電池、USBクレードル、専用ACアダプター、USBケーブル、AVケーブル、ストラップ、CD-ROM |
リチャージャブルバッテリーEN-EL8、USBケーブル、オーディオビデオケーブル、ACアダプター、ストラップ、PictureProject CD-ROM 他 | リチャージャブルバッテリーパックNP-FT1、バッテリーチャージャー、マルチ端子専用USBケーブル、CD-ROM(USBドライバーソフト、画像活用ソフト)、リストストラップ 他 | 専用充電式リチウムイオンバッテリー、バッテリー充電器、ACコード、USBケーブル、AVケーブル、ソフトウェア(CD-ROM)、ストラップ |
| 実勢価格 2005年11月時点 |
29,000円 〜32,000円 |
28,000円 〜30,000円 |
37,000円 〜40,000円 |
33,000円 〜36,000円 |
今度2005年秋に、FUJIFILMのZ2を購入しましたが、どれを買おうか検討し始めたときは、3年前に購入したDimageXが、スリムタイプのコンパクトデジカメであり、今度はスリムタイプでなくても良い、少し大きくても画質を優先して選びたいと思ってました。
いつもL版サイズで印刷するため、L版プリントでは、どのデジカメでも十分きれいでしょうが、DimageXよりきれいに撮れることを期待して、FUJIFILMのF11、CANONのIXY700、PANASONICのFX9と画質に定評のある機種を最初は候補としていました。
うちIXY700とFX9は、記録メディアがSDメモリーカードであり、IXY700は写真を撮り慣れている人向き、FX9は手ブレ補整機能があり誰でも簡単に撮れるので、本命はFX9です。
しかし店で撮影したサンプル写真を見ると、FUJIFILMのF11とRICOHのR3で撮った写真が特に美しいと感じました。サンプルを撮影した時の状況や色調の好みもあるのでしょうが、インターネットでの評判も画質面ではF11がベストのようです。
画質に関わるスペックとしては、上の表の水色の部分、撮像素子(CCDサイズ)と有効画素数、レンズ焦点距離〜手ブレ軽減までがチェックする事項であり、画像処理エンジンの優劣は解らないものの、スペック的には4機種とも優れています。
FUJIFILMのF11はxDピクチャーカードであり、SDメモリーカードではないのが残念との声が多いのですが、どうせ大容量メモリーを別途購入する必要があり、私の場合は、すぐにデジカメを買い換えることもないので、512MBのxDピクチャーカードをこのデジカメ用として3年も使えば十分元は取れることでしょう。
実は3年前にDimageXを購入したときも、FUJIFILMの機種が画質が良いと評判が高く迷ったメーカーです。それを思い出して、今度はFUJIFILMのF11にしようと手にとって買おうかと店の人に聞いたところ、最新製品のFUJIFILMのZ2が入荷し販売しているとのことです。
Z2の実機を見ると、F11がやはり大きいことが気になりだして、F11かZ2か迷うことになりました。F11は500枚撮れるので予備のバッテリーが無くてもすむけれども、Z2は予備のバッテリーが必要とすると、記録メディアとバッテリ込みの価格はほぼ同じです。
結局、無理のない大きさで性能面で妥協していないF11と、F11より少しスペックが悪くても手軽に持ち運べるスリムタイプのZ2とどちらを選ぶか迷った末、やはり迷えばスリムタイプを選んでしまうことは、私の好みの問題でしょう。
他のメーカーでもスリムタイプのカメラが多く発売されており、買う直前にSONYから最新製品のTX9が発売され、これは高感度で、手ブレ補整付きの注目製品ですが、今回は画質面で評価の高いFUJIFILMのデジカメを使いたいという気持ちが強かったという面があります。
左の画像の上が FUJIFILM Z2で、下がミノルタのDimageXです。 DimageXも、購入当時スリムタイプ軽量で、デザインも良く気に入ったのですが、Z2は、さらに小さくなっています。 いずれも夏のシャツのポケットに入りますが、Z2はタバコとほぼ同じサイズ、幅はタバコより細いので、より手軽に持ち運べます。 |
コンパクトデジカメは、誰でも簡単にAUTOできれいな写真が数多く撮れるように進化してきています。特に手ブレの心配をしないでAUTOで気楽に撮りたいのであれば手ブレ補整機能のあるデジカメが最も扱いやすく、室内など少し暗いシーンを撮ることや動く被写体を撮ることが多いのであれば、高感度タイプのデジカメが適しています。
スリムタイプでは、より手ブレが発生しやすいと言われており、手ブレを防ぐ高感度タイプや手ブレ補整機能付きのモデルが使いやすいでしょう。
なお動画撮影は、メモリーを大量に消費するため撮影できる時間も短く、おまけ的なものであり、やはりデジカメは静止画を撮るスチルカメラとして選んだ方が良いでしょう。
画素数については、鮮明かどうかと比べることになりますが、最近のカメラはどのカメラでも200万画素以上で撮影でき、L版サイズでの画質はほとんど変わらないでしょう。
上の画像は、133万画素と200万画素でDiMAGE Xで撮影した写真を、L版サイズで表示して比べていますが、一見区別がつくのでしょうか。
右側が200万画素スーパーファインで撮影し、左側が133万画素ファインで撮影しています。実際の写真用紙への印刷とディスプレー画面上への表示とは異なりますが、プリントしたものでも、どちらが高画質で撮ったものか解らないことが多いのです。
また下の画像は、左がDiMAGE Xで撮影した200万画素、右がFUJIFILM
Z2で撮影した512万画素の写真ですが、鮮明さは区別が付かず、むしろDiMAGE
Xのフラッシュを使った映像はフラッシュによる明暗は少し強いものの明るくきれいに感じます。
FUJIFILM Z2は、ISO1600までの高感度に対応しており、屋内のかなり暗いところで試してみました。
下の画像のISO800までは、一見ほとんど変わりません。しかし良く見ると、暗い室内光による額の影が感度が上がるにつれてはっきり映っています。明るさとして好ましい写真はISO1600でフラッシュを焚いたときですから、シテュエーションとしては暗すぎて、ISO800まではフラッシュなしでは無理ですが、ISO1600ではフラッシュなしでもなんとか撮れてはいます。
ISO100 F3.5 1/60s ISO800 F3.5 1/60s |
ISO200 F3.5 1/60s ISO1600 F3.5 1/60s |
ISO400 F3.5 1/60s ISO1600 F3.5 1/45s フラッシュなし |
ISO400以上の高感度撮影では、ノイズが乗ってしまい実用的でないと言われてますが、使ってみてISO800までは、きれいに撮れていると感じます。
さすがにISO1600では撮れていてもノイズリダクションが強く働くせいかディテールが潰れているように感じますが、上の写真のように、画質はともかく、どうしても暗くても撮りたい時に使うことができるだけプラスということでしょう。
ISO100 F8.0 1/60s フラッシュON |
ISO800 F3.5 1/20s フラッシュOFF |
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上の画像は、Z2でフラッシュONとフラッシュOFFで撮った写真を比べています。
フラッシュOFFでは、テーブルクロスのレースの目が立体感があり、リボンの赤色も鮮やか、全体として立体感のある自然な画像となっています。
できればISO400で撮れるぐらいの明るさがあると良いのですが、やはり高感度撮影は、Z2の最も得意な分野でしょう。
暗い室内ばかりでは、Z2は、あまりきれいに撮れないと誤解されるといけないので屋外で撮影した写真も下に載せておきます。
屋外では、ほとんどのデジカメできれいに撮れると思いますが、光の向きが悪いときや、動く被写体、望遠など条件が悪いときに、新しいデジカメでは高感度や手ブレ補整機能を備えるなど失敗写真が少なくなるよう工夫されている機種が多くなっています。
結局、コンパクトデジカメでは、AUTOでシャッタースピードと絞りはカメラ任せ、ISO感度、フラッシュの発光も普段は自動ですから、AUTOで撮って少し条件が悪いシーンでも失敗が少ないかどうか、また光の強弱に関わりなく色合いが好みかどうか、お店のサンプル写真を比べ気に入ったデジカメを購入すると良いでしょう。
デジタルカメラでの写真の撮影、パソコンへの画像の保存、プリンタでの印刷方法について、説明している「デジタルカメラの使い方」でも、このZ2で撮った写真を載せていますので、是非ご覧ください。