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ADSL初心者向け解説

 
     
    ファイル4の速度アップ対策は、私自身のPCの環境における対策であって、他の人はまた別の問題を抱えていることがあります。
 ADSLが開通して、どうも思ったほどスピードが出ないようであれば、まず速度を測定し、やはり回線距離の割に遅いということであれば、原因を探り、対応策を検討する必要があります。その手順について初心者、中級者向けにまとめてみました。

 また、ファイル5、ファイル6のリンク速度関係の分析内容は、少し難しいというご意見がありましたので、初心者の方でも解り易いように解説しました。

 なお、このファイルはYahoo!BB8Mの説明ですが、他の回線キャリアや12Mサービスでも基本的なことは同じで参考になると思います。

  (1)回線距離、速度の測定方法

 
  • 回線距離の測定方法

    自宅からNTT交換局までの電話回線の距離である線路長は、ADSL回線業者又はプロバイダーを通して、NTTに回線調査を申し込めば正確な情報が得られます。

     回線調査を申込むと、線路長の他に、次のADSL接続に影響のある回線品質等の状況について回答がありますが、詳しく回答がある場合と、アバウトな回答の場合とがあるようです。

    <電話回線の品質等の状況>

    @ 線径(数値で回答がある場合と、単に普通、細いと回答がある場合
       とあるようです。)
    A 絶縁種類(紙絶縁の有無、割合)
    B 直流抵抗値(数値の場合と、単に距離に比して高い、低いと回答が
       ある場合とがある。)
    C 伝送損失(dB)
    D ブリッジタップの数(箇所数)
    E 手ひねり接続箇所(数値の場合と、単に多い、10個所未満と回答
      がある場合とがある。)
    F ISDN回線数(同一カット内、隣接カット内、一つとびカット内の収容
      回線数)

     確かに、数値で示されてもよくわからない事項もあると思います。そのためNTTからの回答を受けた回線業者が、誤解を招かないように表現をアバウトにし、その変わりに少し説明をつけて回答していることがあるようです。善意に解釈できなくもないですが、隠そうとしているようにも受け止められかねないのです。

     本来は、数値情報が把握されてない場合を除いて、数値も説明も両方回答すべきだと思います。線路長と@ADEFの6つの変数ぐらいがリンク速度に与える要因であれば、数多くのデータが蓄積されれば少しは解析できるように思います。

     もちろん、線路長が長いからといって経路を変えてみても線路長に大差なく、結局電話交換局の近くに引越しするよりないでしょう。同様に、線径、絶縁種類、てひねり接続は、例え悪い状況であったとしても、直ちに改善できないでしょうが、Dブリッジタップ、FISDN回線の問題は、回線の収容替えやブリッジタップ外しでかなり効果がある実例もあります。

     また逆に、単にブリッジタップがある、ISDN回線が隣接カット又は一つとびカットにあるからといって、ブリッジタップ外しや収容替えに踏み切っても大した効果がないこともあるようで、もう少し容易に目安がたてれないかと思います。効果がない場合は工事料金が無料であるとしても、相変わらず回線業者の対応が遅いようで、私のように回線調査さえ進まないことが多いのではと思います。

     ADSL関係のホームページや掲示板をみてみると、むしろ線路長が2.5km以上あることの方が多いのではと思われるほどで、ひどい例ではリンクが確立しない、接続が切れる、ISDNよりも遅いなどのトラブルで困ってられるかたが多いので、なおさら情報開示を進めてほしいと思います。

     NTTでは3月中旬から、線路情報開示システムを公開し、わずか2項目ですが、線路距離長と伝送損失がすぐにわかるようになりました。下記URLにアクセスすればわかりますので、すぐ調べてみてください。

      NTT西日本
       
    http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_index.html

      NTT東日本
       
    http://www.ntt-east.co.jp/line-info/consent.html

     それまでは、電話交換局の位置を調べ、地図上で自宅までの直線距離や道路に沿った距離を調べて目安としてましたが、簡単にはわかるようになりました。

     しかし、この線路距離長はNTTの説明にありますように、あくまで机上計算値で、実際の回線の長さとは異なります。私の場合、道路に沿った距離より500mぐらい長いのですが、回線調査の結果が出るまでは、目安として使うのによいと思います。

     なお、伝送損失も机上計算値ですが、160KHzにおける信号電力の劣化程度を示す損失量とのことであり、ちょうど8メガADSLの上り帯域と下り帯域の間ぐらいの周波数です。速度が特に問題となる下り帯域よりは低い帯域での計算値ですから、下りはもう少し損失が大きいのかなとも思いますが、他の人と比べて伝送損失が大きいので速度が遅いのではというように比較のために用いるのなら十分とも思います。

     YahooBBの場合、この伝送損失が20dB以内なら8メガフルリンクし、50dB以上あるとリンクできないことがあるというようにリンク速度の目安として用いられます。

 
  • 速度の測定方法(測定サイトの速度、リンク速度)

     速度といっても、速度測定サイトで計測する速度モデムのリンク速度とあります。
     測定サイトでの速度は、WEBサーバーにアクセスし、そのサーバーから自分のパソコンに1〜3MBぐらいのファイルをダウンロードし、要した時間を計測して算出した速度です。手軽に計測できますので、普段でも少し遅いかなと思ったら、次のURLにアクセスし計測してみてください。

     測定サイトによって、またネットの混雑のため計測する時間帯によっては多少の速度の差はあります。ADSLにとって100Kbpsぐらいまでの差は大したことではないのです。(ISDN並みのときは別ですが)

     SPEEDTEST(最も手軽で簡単です)
      http://member.nifty.ne.jp/oso/speedtest/

     BloadLand(複数のプロバイダーサイトで計測できます)
      http://www.broadland.jp/

     ブロードバンドスピードテスト(使う人が多くて比較しややすい)
      http://speed.on.arena.ne.jp/

     BNRスピードテスト(上りも計測できます)
      http://www.musen-lan.com/speed/

     さて、距離の割には速度が遅いと思われたとき、その原因が電話交換局から自宅までの屋外の回線に問題があるのか、屋内の問題なのか原因を切り分けるのが手っ取り早いのです。というのも、屋外の要因の場合は、ほとんど自力では解決できないのです。

     そのため、初心者の方が掲示板などで速度が遅いのでは?と質問されると、リンク速度は?もし測ってないのなら計測してくださいとレスがつくのです。

     モデムのリンク速度の測定は、測定サイトで測定するように簡単ではなく、また回線業者、モデムの種類によって違います。Yahoo!BBの場合は、下記URLのブロードバンド実験室のフリーソフトを使うのが一番簡単に計測できる方法と思います。

     ブロードバンド実験室  http://www.bblab.jp/

     その他の回線業者の場合は、回線業者やモデムメーカーのマニュアルに説明が書かれているものもあるようですが、もし説明がなければ、Googleなどの検索エンジンで「モデムのリンク速度」 「計測方法」で検索してみてください。

      現実の受信速度は、モデムのリンク速度の8〜9割ぐらいまでが限界です。逆に言うと、リンク速度はそこそこ出ているのに、測定サイトでの計測値がリンク速度の8割に達してないのであれば屋内に問題があります。

     屋内といっても、この場合は、主にネットワーク関連のPCの設定に次のような問題があるのではと思います。

     @ OSにWindows98を使っている場合は、MTU値とRWIN値が過
       少となっている。
    . A LANカードの設定が正しくない。(LANカードの相性も聞いたこと
       があります。)
     B 常駐ソフト、特にセキュリティーソフトが障害となっている。(ウィル
       スバスター、NortonInternetSecurityなどソフトメーカーのホーム
       ページで対策を確認)
     C ルータのスループット値がボトルネックとなっている。

     屋内の問題であっても、ガス検針器、ドアホン、ホームセキュリティー、スカパーなどの電話回線を使用するサービスの問題、モデム周りのノイズの問題は、モデムのリンク速度そのものが遅くなる要因であって、リンク速度に比し測定サイドでの計測値が遅すぎる要因とはならないのです。

     なお、ノイズは基本的にはモデム周りが問題ですが、パソコンやルータの置き場所によっては、家電製品からのインバータ系のノイズが後から入ることがあるかもしれない。しかし極めてまれなことと思います。

     また真偽はともかく、モジュラーローゼットにコンデンサーが付いていたからリンクしなかったという問題も影響があるとするとリンク速度の問題です。


  (2)超簡単速度アップ対策(市販ソフト、モデム電源のリセット) 

 
  • インターネット高速化ソフト
     
     モデムを使ったダイアルアップ接続が主流であったときは、インターネット高速化ソフトが主なソフトメーカーから販売されてました。これらのソフトの高速化の手段は、MTU、RWIN値の最適化、空き物理メモリーの確保、キャッシュの有効活用、広告カット、ダウンロードの並行処理、先読みなどです。

     これら高速化の一つ一つの手段は、フリーソフトでも提供されているものが多く、ゆえにベテランユーザーからは、フリーソフトの寄せ集めと陰口をたたかれてますが、初心者や不精な人間にとっては、それなりに役に立っているのではと思います。

     かくいう私も、WebBoosterNinjaを使ってきて、1年半ぐらい前にこの2001のアップグレードバージョンも購入してますが、56Kモデムを使っていた時代では、インターネットが遅いことがあまりにもボトルネックだったからです。
     また、一つ一つのフリーソフトをインストールするのはめんどうですし、常駐ソフトの場合、ときにはソフトの競合の心配もあります。

     しかし、ADSL環境ではどうでしょうか。WebBoosterNinjaのADSLに最適化したというバージョン2002のダイレクトメールが届きましたが、今回はバージョンアップは見送り、少し待とうと思ってます。また立て続けにADSLNinnjaのダイレクトメールが届きましたが、このADSLNinnjaも特段の新たな機能は追加されてないので、当面は様子見です。(一応、このホームページのファイル12便利なソフトでは紹介してます。)

     余談ですが、市販ソフトのバージョンアップは毎年のようにされてますが、とても付き合いきれない。気に入ったソフトでも一回や2回パスしても支障ないと思います。

     さて、インターネット高速化ソフトのADSLなど高速通信への最適化という中身は、MTU、RWIN値の最適化が主なもののようです。
     ADSL関係の掲示板をみてみると、驚速ADSLについて良くない評判が多いようですが、驚速ADSLの高速化の実態は、PCの設定の最適化とDNSキャッシュ機能ぐらいで、商売とはいえベテランユーザーにとっては、あまりにも誇大広告と写るからです。

     PCの設定といっても、技術的にはMTU,RWIN値まわりの調整ぐらいしか実効のある方法がなく、すでにフリーソフトで調整し、MTU,RWIN値に問題のない人にとっては無用で、かえって驚速ADSLを入れたら遅くなったということはあり得ることです。

     また余談ですが、ハードメーカーがLANカードと一部のソフトをインストールしただけでブロードバンド対応パソコンと宣伝するのも、知らない人をだますようで腹立たしいものです。

     ではADSLの時代に、インターネット高速化ソフトはなくなってしまうのでしょうか。MTU、RWIN値はWindowsXPであれば調整をしなくても大きなネックとはならないでしょうし、その他の機能も、もともとADSLが速いために、あってもどれほどのものかなという面があります。どうしてもISDN並の速度でしかリンクしないのなら、せめてPC周りで少しでも速くしたいでしょうが、所詮PC側ではモデムのリンク速度を速くすることはできないのです。

     ただ、とにかくめんどうなことはしたくない方には、インターネット高速化ソフトをインストールすれば、PCの設定を概ね良好な状態(マニアの個々の環境でのベストの状態にはかなわない)に自動的にしてくれるので、あまりPC周りの心配をせずにすみます

     測定サイトでの速度がリンク速度の8割でてなく、Googleなどの検索エンジンで、「ADSL」「MTU調整」で調べて、とても自分で調整できそうにない場合は、手間もかからず便利だと思います。

     特に、最近フリーソフトの「窓の手」MTUとRWINの設定が変更できる機能が付加されました。昔から窓の手は使ってますが、とても扱いやすいソフトで、このホームページの雑記帳のファイル12 便利なソフトで紹介してます。(一旦ホームに戻って御覧ください。)


  • モデム電源のリセット

     
    モデムの電源を入れ直してはどうかと言うと、とても非科学的なことを言っているように聞こえます。
     しかし、Yahoo!BBのモデムの場合、古いバージョンのファームウェアを使っていると、速度が低下するので1か月ほどで電源を入れ直す必要があり、一年中、常時接続するためには、新しいバージョン3.2のファームウェアに更新するようにホームページに書かれています。

     では、この新しいファームウェアを入れたモデムや他の回線業者で使用するモデムでは、一年中入れっぱなしにしておくのが良いのかといえば、それで差し支えない−としても、接続が不安定だとか遅い場合は入れ直してみるのも一法だと思います。

     モデムは電源を入れた時に、電話交換局で接続されているDSLAM装置との間でトレーニングを行ない、接続を確立し、その時の通信回線の状態でリンク速度が定まるようです。
     一旦リンクが確立した後のリンク速度については、昨年秋頃のネット情報では、モデムの電源を入れリンクが確立したときがMAXでその値が上限となるという記事があり、そういうものかと思ってました。

     つまり、
     @ モデムの電源を入れた時にリンク速度が定まる。
     A 電源を入れた時のリンク速度が上限。

     と思い、今年の正月に電源を入れたときに、それまでにない速いリンク速度であったため、3月中旬まで電源をいれたまま使ってました。正月よりも回線状態が良い時期はないと思ってたからです。

     そして、3月中旬に急に測定サイトでの速度が800Kbps台前半と遅くなったため、電源を入れ直しました。 そのときは、何度電源をOFF−ONしてもかえって遅くなることが多く、その一週間はせいぜい780Kbpsでした。

     そして3月31日の日曜日、夕刻16:00に電源を入れ直したら、いきなり、1.08Mbpsを記録し、複数の測定サイト全てで、念願の1メガを超える速度を記録し驚きました。
     その後4月中旬までは、また速度が少しずつ速くなり、以降はまた少し戻りましたが、1メガを切るようなことはないようです。

     この間、モデムのリンク速度はルータを外さなければならないので頻繁に測ってませんが、4月7日測定の1280Kbpsがピークであったのではないかと思います。

     実は、2月から3月中旬までも、モデムの電源ONの状態のままで、少しづつ測定サイトで計測すると速くなってました。
     こうした推移から、上記「A電源を入れた時のリンク速度が上限。」 ということは誤りで、電源ONの状態のままでも、モデムがリンク速度を自動調整するようです。

     しかし、電源を入れ直せば、いわば手動でリンク速度が再設定され、現実に3月末は入れ直したことによって200Kbpsぐらいアップし、1メガを超えたように思います。

     では原因はと考えても、勝手にリンク速度が上がっただけで思い当たることもなく、同じケーブルに収容されていたISDN回線が廃止されたか、ADSL回線に切り替わったか、電話交換局内のDSLAMの設定が調整されたのか、回線経路中のノイズ源が減ったのか、こちらではわからないことで屋外回線の状態が改善されたようです。
     ADSLは、何もしないでも勝手に速くなったり遅くなったりするようです。

     ただ、事業所ならともかく、今さら家庭でISDNを引く人もなく、ISDNからADSLに切り替える人が多くなり、地域のISDN回線が減っていけば自然に速くなっていくのではと思ってましたが、確かに傾向としては少しづつ速くなってきており、少しは期待できそうです。

     モデムの電源を入れたままでも、リンク速度は回線状態により自動調整されるようですが、自動調整が最適ではないこともあるようで、少し遅くなってきたら電源の入れ直しをしてみてはどうかと思います。

     電源を入れ直すときは、電源を入れた時の回線状態によりリンク速度が変わってくるため、曜日、時間帯を変え何度か試みないと良い結果がでないと思います。私の場合は今のところ日曜日が良いように感じます。そして、比較的速い速度でリンクしたらそのまま電源をいれたままにしておくのが良いと思います。

     もともとADSLは個別の回線次第ということもあって、必ずしも効果があるとは限りませんし、電源の入れ直しによりかえって遅くなることも多いと思いますが、速度が落ちてきた場合、簡単な手っ取り早い試みです。

   
  (3)リンク速度の基礎知識

 
  • 速度の単位

     速度の単位は、通常、Kbpsと表記(bはビット)されますが、KB/sと表記(Bはバイト)されてる場合は、その8倍した数値がKbpsになります。

     また最速値(フルリンク値)の8Mbpsとは8192Kbps、1.5Mbpsは1536Kbpsのことですが、これは1Mbpsを1024Kbpsで換算した表記です。なお、8Mbpsの回線業者の最速値は、現実には8192Kbpsに届かず、64Kbpsから96Kbps下回っており、MAX8Mbpsというのはほんの少し誇大広告です。(このホームページでは、回線業者により最速値がほんの少しですが異なるため8Mbpsは8192Kbps出るものとして記述してます。)

     つまりリンク速度1024Kbpsは1Mbpsのことですが、速度測定サイトの中には、1000Kbpsを1Mbpsと換算しているところもあります。個人的にはパソコンは2進法の世界のままでよいと思います。

     リンク速度は32Kbps毎に変わるものです。つまり1024Kbpsに届かない直近の値は992Kbpsでその下は960Kbps、1024Kbpsを超えた最初の値は1056Kbpsで、その上は1088Kbpsです。途中の値はないのです。

     モデムの電源の入れ直しでリンク速度に変動があるとすると、少なくとも32Kbpsは速くなったり、遅くなったりするということで、やはりADSLでは、リンク速度で96Kbpsぐらい、速度測定サイトの計測値で100Kbpsぐらいまでの変動は大したことではないのです。


  • リンク速度情報、回線品質情報
    (2002.4.7に計測した私のYahoo!BB8Mモデムの測定情報の説明です。)

    ADSL Link速度情報
    Actual Bit Rate (NEAR END FAST CHANNEL): 1280 Kbps
                                  (下りリンク速度)
    Actual Bit Rate (FAR END FAST CHANNEL): 672 Kbps
                                 (上りリンク速度)
    Actual Bit Rate (NEAR END INTERLEAVED CHANNEL): 0 Kbps
    Actual Bit Rate (FAR END INTERLEAVED CHANNEL): 0 Kbps

    回線品質情報
    Operation Mode Seletected : ANSI  
    Downstream Capacity Occupation : 98 % 
    Downstream Noise Margin : 5 dB    (下りノイズマージン) 
    Downstream Attenuation : 44.5 dB   (下り伝送損失値)  
    Downstream Output Power : 17.5 dBm(下り信号出力値)
    Upstream Capacity Occupation : 102 %
    Upstream Noise Margin : 5 dB   (上りノイズマージン) 
    Upstream Attenuation : 31.5 dB  (上り伝送損失値)
    Upstream Output Power : 12 dBm(上り信号出力値)

    Binデータ
    Carrier Load (bits/tone)   ([キャリア番号]− 割り当てビット数)

        [ 0] -- 0 [ 1] -- 0 [ 2] -- 0 [ 3] -- 0
        [ 4] -- 0 [ 5] -- 0 [ 6] -- 0 [ 7] -- 0
    (上り)[ 8] -- 7 [ 9] -- 8 [ 10] -- 7 [ 11] -- 8
        [ 12] -- 11 [ 13] -- 10 [ 14] -- 11 [ 15] -- 10
        [ 16] -- 10 [ 17] -- 10 [ 18] -- 10 [ 19] -- 10
        [ 20] -- 9 [ 21] -- 8 [ 22] -- 9 [ 23] -- 8
        [ 24] -- 8 [ 25] -- 7 [ 26] -- 8 [ 27] -- 7
        [ 28] -- 6 [ 29] -- 5 [ 30] -- 6 [ 31] -- 5       
        [ 32] -- 0 [ 33] -- 0 [ 34] -- 0 [ 35] -- 0
        [ 36] -- 0 [ 37] -- 0 [ 38] -- 0 [ 39] -- 0
    (下り)[ 40] -- 4 [ 41] -- 4 [ 42] -- 4 [ 43] -- 4
        [ 44] -- 4 [ 45] -- 4 [ 46] -- 4 [ 47] -- 4
        [ 48] -- 4 [ 49] -- 3 [ 50] -- 4 [ 51] -- 3
        [ 52] -- 4 [ 53] -- 4 [ 54] -- 4 [ 55] -- 4
        [ 56] -- 4 [ 57] -- 4 [ 58] -- 4 [ 59] -- 4
        [ 60] -- 4 [ 61] -- 4 [ 62] -- 4 [ 63] -- 4
        [ 64] -- 0 [ 65] -- 5 [ 66] -- 0 [ 67] -- 5
        [ 68] -- 6 [ 69] -- 6 [ 70] -- 6 [ 71] -- 6
        [ 72] -- 7 [ 73] -- 8 [ 74] -- 7 [ 75] -- 8
        [ 76] -- 7 [ 77] -- 7 [ 78] -- 7 [ 79] -- 7
        [ 80] -- 7 [ 81] -- 7 [ 82] -- 7 [ 83] -- 7
        [ 84] -- 6 [ 85] -- 6 [ 86] -- 6 [ 87] -- 6
        [ 88] -- 5 [ 89] -- 5 [ 90] -- 5 [ 91] -- 5
        [ 92] -- 4 [ 93] -- 3 [ 94] -- 4 [ 95] -- 3
        [ 96] -- 2 [ 97] -- 2 [ 98] -- 2 [ 99] -- 2
        [100] -- 2 [101] -- 2 [102] -- 2 [103] -- 2
        [104] -- 2 [105] -- 2 [106] -- 2 [107] -- 2
        [108] -- 2 [109] -- 0 [110] -- 2 [111] -- 0
        [112] -- 0 [113] -- 0 [114] -- 0 [115] -- 0
        [116] -- 0 [117] -- 0 [118] -- 0 [119] -- 0
        [120] -- 0 [121] -- 0 [122] -- 0 [123] -- 0
        [124] -- 0 [125] -- 0 [126] -- 0 [127] -- 0
        [128] -- 2 [129] -- 2 [130] -- 2 [131] -- 2
        [132] -- 2 [133] -- 2 [134] -- 2 [135] -- 2
        [136] -- 3 [137] -- 3 [138] -- 3 [139] -- 3
        [140] -- 4 [141] -- 4 [142] -- 4 [143] -- 4
        [144] -- 4 [145] -- 4 [146] -- 4 [147] -- 4
        [148] -- 2 [149] -- 2 [150] -- 2 [151] -- 2
        [152] -- 0 [153] -- 2 [154] -- 0 [155] -- 2
        [156] -- 2 [157] -- 2 [158] -- 2 [159] -- 2
        [160] -- 0 [161] -- 0 [162] -- 0 [163] -- 0

        以下[255]まで0 省略

     ノイズマージンは、値が高いほどノイズに強く接続が安定します。
     伝送損失値は、損失値が小さいほど速い速度で接続できます。
     Carrier Loadは周波数帯域別の
    取得bit値を示したものです。平たく言うと、周波数別の受信状況で、周波数の帯域別に信号が伝わっているかどうか調べれます。

     
    キャリア番号のおよそ4.32倍が周波数(KHz)となり、キャリア番号の[ 8]から[ 31] まで(34〜134KHz)がADSLの上り帯域、[ 40]から[255]まで(172〜1104KHz)が下り帯域となります。周波数が高いほど距離による減衰が大きくbit値が取得しにくくなりま


    CarrierLoad分析
     ISDNやAMラジオで使用する周波数の帯域は、その干渉の影響を受けてbit値が取得しにくくなり値が小さくなります。グラフにするとISDNやAMラジオの干渉帯域がへこむことがわかります。



     この図1のキャリアナンバー#40の少し右と#110の少し右を頂点として、棒グラフがU字型にへこんでいます。これがISDNの干渉です。
     つまり、ISDNの干渉がなければ、緑色の帯域別分布直線まで棒グラフが延びているはずです。逆に言うと、この帯域別分布直線は、ISDNやAMラジオ波などの影響がない場合にbit値を取得することが期待できる(干渉ゼロ)直線式です。

     なお、私の場合距離が遠いため、キャリア#160以上(周波数690KHz以上)の帯域では全くbit値が取得できてない状況ですが、距離が近い場合は、もっと高い周波数帯域までbit値が取得でき、キャリア#190あたりを頂点としてもう一つISDN干渉の谷が現れます。つまりISDNの干渉は3つの帯域で影響があります。

     しかし、どんな回線でも大なり小なりISDNの干渉を受けており、このへこみ具合が大きいのか小さいのか、数値で相対比較しようという試みで作成したのが、ファイル5CarrierLoad分析表です。

      また、リンク速度1024Kbpsと1280Kbpsとの差は、キャリア#80から#110までの間でのbit値の取得の差が主因です。この要因の推定や帯域別分布直線の距離による変化は、ファイル11
    ADSL減衰要因の考察にまとめてます。

     なお、
    リンク速度とノイズマージン、伝送損失値、信号出力値という回線品質情報について、回線距離が長い短いによりどのように変化するのか、距離に着目して整理してみたのが、ファイル6ADSL回線リンク状況です。


  <おわりに>

 私が利用しているのはYahoo!BBですが、他のADSL回線業者の場合でも、ほぼ基本的なことは同じで参考となると思います。解りやすく平易な言葉で記述しようとしたため、一部正確な表現となってないこともあると思います。


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